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コンタクトレンズの外し方は?ソフト・ハード別の手順と外れないときの対処法をやさしく解説

「コンタクトレンズって、どうやって外すのが正解なんだろう?」初めて使った日、そんな不安を抱いた方も多いのではないでしょうか。特に目元に直接触れる行為は、ちょっとした力の入れ具合や指の動きで、うまく外せなかったり、目に負担がかかってしまうこともあります。

この記事では、初心者の方でも安心して実践できるように、コンタクトレンズの種類別に正しい外し方を詳しく解説。さらに、外れにくいときの対処法や、失敗を防ぐ日々の習慣まで丁寧にお伝えします。

目の健康を守りながら、快適なコンタクト生活を送るために、ぜひ参考にしてみてください。

ソフトコンタクトレンズの外し方|やさしく外す3つのステップ

ソフトコンタクトレンズは柔らかく目にフィットする反面、扱い方によっては取り外しが難しく感じることもあります。

ここでは「外す前の準備」「正しいつまみ方」「乾燥への対処法」という3つのステップに分けて、目にやさしい外し方をご紹介します。初めての方でも安心して実践できる内容ですので、ぜひ参考にしてください。

手洗い・鏡・姿勢の準備でトラブルを防ぐ

コンタクトレンズを外す前には、環境と自分自身の状態を整えることが非常に重要です。特に手の清潔さや姿勢の安定は、感染症やレンズの落下・破損といったトラブルを未然に防ぐ基本のポイントです。

▼準備の基本をチェック|手洗い・鏡・姿勢のポイント

項目ポイント
清潔な手で感染を予防・手を石けんで20秒以上しっかり洗う・指先や爪の間も念入りに洗う・タオルで清潔に乾かす
鏡・姿勢でレンズの位置を確認・明るい照明の下で鏡を用意する・少し顎を引いて上目遣い気味に・安定した姿勢で体がブレないようにする

表で紹介したポイントを毎回意識するだけで、レンズの装着や取り外しがずっとスムーズになります。

特に慌てて取り外そうとすると手元が狂いやすく、目を傷つけるリスクもあるため、落ち着いて行動することが何より大切です。

指でつまむ正しい方法と力加減のコツ

ソフトコンタクトレンズを外すとき、最も不安を感じやすいのが「うまくつまめない」「力を入れすぎてしまいそう」といった指先の操作です。しかし、正しい位置とやさしい力加減を覚えることで、初心者でもスムーズに外せるようになります。

指先が湿っているとレンズが滑りやすくなるため、事前にタオルなどでしっかり乾かしておくことが基本です。また、レンズは中央ではなく、端(ふち)に指を当てるのがポイント。つぶすのではなく、そっと「つまむ」イメージで動かします。

▼安全につまむためのポイントまとめ

項目ポイント
ふちを狙ってつまむ・レンズ中央ではなく端を狙う・形を崩さないようそっと接触する
指でやさしく包むように扱う・親指と人差し指を使う・軽く挟む感覚で力を入れすぎない
外す順番を決めておく・片目ずつ順番に行う・右目から、など一定のルールを決める

指先の動きは「慣れ」がものを言いますが、最初からうまくいく必要はありません。何度か練習するうちに、自然と自分に合ったやり方が身についてきます。

特に「つまむ位置」と「力の入れ方」は、焦らず確認しながら行うことで、失敗やトラブルを防ぐことができます。

乾燥して外しにくいときはどうする?

長時間の装用やエアコンの効いた室内では、目の乾燥によってレンズが張り付きやすくなります。そんなときは、無理に外そうとするのではなく、目をうるおす工夫が必要です。

▼乾燥して外れにくいときの対処法まとめ

項目ポイント
目薬でうるおいチャージ・人工涙液を数回点眼する・レンズと目の間に潤いが浸透するまで待つ
瞬きをゆっくり行う・瞬きを何度かしてレンズに潤いをなじませる・涙でレンズが浮きやすくなる状態を作る
数分待って再度チャレンジ・無理に続けず時間をおく・目やレンズが落ち着いてから取り外す

レンズが張り付いたまま無理に外そうとすると、角膜を傷つけるおそれがあります。目薬で潤いを与え、数分待ってから再チャレンジすることで、スムーズに外れるケースが多いです。

特に「うまく外れない」と感じたときほど、一度手を止めて目の状態を整えることが、結果として早く・安全に取り外す近道になります。

また、目薬がないときは洗面器に水をはって顔をつけ、ゆっくり何度かまばたきしましょう。こうすることでコンタクトレンズが動きやすくなるので、動くようになってから通常の手順で外すとよいです。

ハードコンタクトレンズの外し方|安全な取り外しテクニック

ハードコンタクトレンズは、ソフトタイプとは異なり小さく硬い素材でできているため、外すときのアプローチがまったく異なります。特に「まばたきで外す方法」や「レンズリムーバーの使用」など、独自のコツがあります。

ここでは、目に負担をかけず、確実に外すためのステップを丁寧にご紹介します。

外す前に確認すべき目の状態とは?

ハードレンズを外す前には、目やレンズの状態をしっかり観察することが大切です。とくに乾燥や異物感があると、思わぬトラブルの原因になるため、事前のチェックを忘れずに行いましょう。

▼安全な取り外し準備|目とレンズの状態確認ポイント

項目ポイント
目の乾燥をチェック・乾いていないかまばたきで確認する・必要に応じて人工涙液を使用
レンズのズレや違和感の確認・黒目の中心にしっかり乗っているか確認する・異物感があれば無理に外さない
まばたきしやすい環境づくり・目の疲れや充血がないか確認・明るい場所で鏡を使って確認する

レンズが目の中心からずれていたり、目が乾いている状態で外そうとすると、思うようにレンズが取れず、ストレスや目の傷につながるおそれがあります。外す前のチェックは、実は最も大切なステップの一つです。

まぶたで外す「瞬き法」のポイント

ハードコンタクトレンズの代表的な外し方は「瞬き法(ブリンク法)」です。これは指を使わず、まぶたの動きでレンズをポロッと外す方法で、正しく行えば目に負担をかけずに取り外すことができます。

▼ブリンク法で外すときのチェックポイント

項目ポイント
①指で目の端を引っ張る外す目と同じ側の人差し指を目尻より少し内側にあて、目を大きく開ける
②瞬きでレンズを押し出す指を耳側やや上方に引き、まぶたでレンズを軽く押し出すイメージで瞬きをする
③タオルやティッシュでキャッチレンズが飛び出すので落下防止用にタオルやティッシュを用意する

初めてブリンク法を試す方は、「本当にこれで外れるの?」と不安に感じるかもしれませんが、コツをつかめば簡単に外せるようになります。鏡を見ながら練習し、慣れるまでゆっくり試すことが成功の秘訣です。

レンズリムーバーを使う際の注意点

ブリンク法でうまく外れない場合や、慣れていない方は「レンズリムーバー(吸盤型器具)」を使う方法もあります。正しく使えば非常に便利ですが、扱い方を誤るとレンズや目に負担がかかることもあるため注意が必要です。

スポイトは、ハードコンタクトレンズがずれたときや外しにくいときに、吸盤でくっつけて目から外す道具です。親指と人さし指を使ってスポイトの「緑色の部分」を持ち、コンタクトレンズの中央部にスポイトの先端を軽く押し当て、下の方へスポイトを少し引くようにしてコンタクトレンズを外します。

▼レンズリムーバー使用時の注意点まとめ

項目ポイント
リムーバーは乾いた状態で使う水分がついていると吸着力が弱くなる
レンズの中央に垂直に当てる斜めに当てるとレンズが割れたり外れにくくなる可能性がある
優しく引き離すように外す無理に引っ張らず、そっと目から離すイメージで外す

リムーバーは目の奥深くに入り込まないように注意が必要です。使い方に不安がある場合は、購入時に眼科や販売員から正しい使い方の指導を受けることをおすすめします。

外れないときどうする?焦らず試したい3つの対処法

「レンズが目に張り付いて外れない」「無理に取ろうとして痛みを感じる」——コンタクトレンズを外す際に、そんな困った経験をしたことはありませんか?

焦って無理に外そうとすると、レンズの破損や目の傷につながるリスクがあります。こうしたトラブル時には、落ち着いて一つずつ対処していくことが大切です。

ここでは、安全にレンズを外すために知っておきたい3つの対処法を、わかりやすく紹介します。

まずは潤いを補って目を落ち着かせる

レンズが外れない原因として最も多いのが、「目の乾燥」です。とくに長時間装用した後や、空調の効いた場所で過ごしたときは、目の水分が不足しがちになります。乾いた状態ではレンズが張り付きやすくなり、無理に外そうとすると角膜を傷つけてしまうおそれがあります。

このようなときには、市販の人工涙液タイプの目薬を使って目をうるおしてから、再度外すようにしましょう。

▼潤いを補って外しやすくするためのポイント

項目ポイント
目薬の選び方防腐剤の入っていない人工涙液がおすすめ
点眼後の待ち時間すぐに外そうとせず、数十秒〜1分ほど待ってから試す
まばたきの活用点眼後にゆっくりまばたきをして、レンズ全体に潤いが行き渡るようにする

焦って外す前に「まず潤す」ことが、結果的に目にもレンズにもやさしい対処法です。目薬は毎日のケアとしても役立つので、常備しておくとよいでしょう。

レンズの位置をよく観察して判断

レンズが外れないと感じるとき、実は目の中心からずれているだけだったというケースも少なくありません。ソフトレンズは透明度が高く、特に白目に移動してしまった場合は見えづらくなります。

そのため、焦って無理に探ろうとする前に、鏡を使って丁寧に観察しましょう。

▼レンズ位置を見つけるためのコツ

  • 目を上下左右に動かして黒目全体を確認する
  • まぶたを軽く持ち上げたり下げたりして、白目側をチェックする
  • レンズが見当たらないときは、すでに落ちている可能性も考える

白目のところにずれてしまった場合、レンズがずれている方向と反対の方向に目を動かしてコンタクトレンズをまず確認します。そしてずれている側のまぶたに指を当てながら目を元に戻せば、ずれを直せるでしょう。

とくにコンタクトを初めて使用する方は、「つけていないのに外そうとしていた」というケースも。目の状態を落ち着いて観察することが、安全な対処につながります。

無理をせず眼科に相談するタイミング

目が乾燥していない、レンズの位置も確認した、それでも取れない…そんなときは、無理をせず早めに眼科を受診する判断が重要です。自分でなんとかしようとするほど、目を傷つけるリスクは高まります。

特に以下のような症状がある場合は、速やかに専門医へ相談しましょう。

▼受診を検討すべきサイン

  • 目が赤く充血してきた
  • 異物感や痛みが強くなってきた
  • レンズが破れて一部が残っている感じがする
  • 何度も外そうとして目がヒリヒリする

医師であれば、専用の器具や洗浄液を使って、目を傷つけずに安全にレンズを取り除くことができます。無理をせず、「困ったらすぐ眼科へ」という意識を持つことが、目の健康を守る第一歩です。

失敗を防ぐ!コンタクトレンズの外し方の習慣と工夫

「いつも外すときに手間取ってしまう」「うっかり落としてしまった」など、コンタクトレンズの取り外しには小さな失敗がつきものです。しかし、毎日のちょっとした習慣や工夫で、こうした失敗を防ぐことができます。

ここでは、よくある失敗例と、その予防につながる具体的な対策をご紹介します。

爪や力加減でレンズを傷つけないために

コンタクトレンズを外す際、最も多い失敗が「レンズを傷つけてしまうこと」です。これは主に、爪が長すぎたり、指の力加減が強すぎたりすることが原因です。

▼レンズを傷つけないためのチェックポイント

危険要因予防の工夫
長い爪でレンズをつかむレンズに爪が当たらないよう、事前に短く整えておく
指に力が入りすぎるレンズを押しつぶさず、やさしくつまむ意識を持つ
焦って操作する余裕のある時間帯に取り外すことで落ち着いて操作できるようにする

爪が長い場合は、顔に対して水平に指の側面を当て、レンズを外しましょう。指の腹や第二関節を使って外す方法もあります。親指と人差し指の腹や側面からコンタクトレンズをあてて、爪が眼球に当たらないようにしながら指の腹をうまく使って外しましょう。

とくにソフトレンズは柔らかくデリケートなため、ほんの少しの爪先や摩擦でもキズがついたり破れたりすることがあります。丁寧に扱うことが何よりの予防策です。

慌てて外そうとすると失敗する理由

レンズがすぐに外れないと、つい焦って力を入れたり、何度もまばたきを繰り返したりしてしまいます。しかし、そうした行動はかえって失敗やトラブルを招きます。

▼慌てて外すと起こりやすいこと

  • レンズを落として失くしてしまう
  • 目をこすって充血してしまう
  • レンズの破損に気づかず装着を続けてしまう

これらのトラブルは、「すぐに外さなければ」という気持ちが引き起こすものです。レンズの外し方は技術ではなく習慣によって上達します。焦らない環境と心構えを整えておくことで、自然とスムーズに外せるようになります。

日々の習慣で外しやすさをキープしよう

コンタクトレンズは、装着時間や目の状態によって、外しやすさが大きく変わります。日々の習慣によってレンズの外しやすさを保つことができれば、トラブルは自然と減っていきます。

▼外しやすさを保つ習慣の例

  • 毎日同じ時間に外すようにする
  • 使用時間を守り、長時間装用を避ける
  • 装着中も定期的に目薬で潤いを保つ
  • 疲れているときは鏡の前で丁寧に作業する

特に「いつもと同じ時間に外す」というルーティンは、目と脳が習慣化することで、スムーズに作業を進めやすくなります。ちょっとした積み重ねが、レンズケア全体の質を高めてくれるのです。

まとめ

コンタクトレンズを安全に外すためには、自分が使用しているレンズの種類に合わせた正しい方法を知り、毎日の習慣として丁寧なケアを続けることが大切です。ソフトレンズの場合は指でのやさしいつまみ方、ハードレンズの場合は瞬き法やリムーバーの使い方など、それぞれに合ったアプローチが必要です。

レンズが外れにくいと感じたときは、目を潤す、位置を確認する、無理せず眼科に相談するという冷静な対処が何よりのポイントになります。加えて、焦らず落ち着いて行動することが、トラブルを未然に防ぐカギになります。

日々のちょっとした習慣や心がけで、レンズの扱い方は大きく変わります。目を守るためにも、適切な手順と工夫を積み重ね、安心して快適なコンタクト生活を続けていきましょう。

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