「朝、バタバタしていてコンタクトのお手入れまで手が回らない」「夕方になると目がゴロゴロしてつらい」——そんな悩みを抱える方に注目されているのが、1日使い切りタイプのワンデーコンタクトレンズです。
この記事では、ワンデーコンタクトがどんな人に向いているのか、どんなメリット・デメリットがあるのかをわかりやすく解説。さらに、2025年最新のおすすめモデル5選を紹介します。
自分にぴったりの1枚が見つかるよう、選び方のポイントも丁寧にお伝えしますので、初めての方も買い替えを検討中の方も、ぜひ参考にしてください。
そもそもワンデーコンタクトって?特徴とメリット・デメリット
ワンデー(1day)コンタクトレンズは「1日使い切りタイプ」のコンタクトで、毎回清潔なレンズを使える手軽さや目の健康への配慮が支持されている理由です。
ここでは、ワンデーの基本的な仕組みから、メリット・デメリットまでをわかりやすく解説します。
毎日取り替えるってどういうこと?ワンデーの特徴を知ろう
ワンデーコンタクトは、朝に装用し、夜に使い捨てる1日限定のレンズです。再使用はできず、毎日新しいものを使うことが大前提。これにより、レンズの汚れや細菌の繁殖を抑えることができ、目の健康リスクを大幅に減らせます。
また、通常の2週間タイプや1ヶ月タイプのような洗浄・保存が一切不要なのも特徴。洗浄液や保存ケースを使う必要がなく、旅行や出張の際も荷物がコンパクトになります。さらに、1箱30枚入り(片眼1ヶ月分)として管理しやすい点も、忙しい人にとって大きな利点です。
衛生的で管理がしやすく、時間に余裕がない人や、初心者でも扱いやすいのがワンデータイプの魅力。特に、日常的にコンタクトを使う人だけでなく、スポーツやイベント時の「たまに使いたい」ニーズにも柔軟に対応できます。
忙しい人にぴったり!ワンデーのメリット3つ
ワンデーコンタクトの最大の魅力は、忙しい日々を支えてくれる「手軽さ」と「安心感」にあります。毎日の生活を快適にする、主なメリットを以下にまとめました。
▼ワンデーコンタクトの3大メリット
メリット | 内容 |
洗浄・保存が不要 | 毎日使い捨てなので、面倒なケアが一切不要 |
清潔で衛生的 | 細菌や汚れが蓄積せず、目のトラブルを防ぎやすい |
持ち運びに便利 | 小型パッケージで旅行・外出先でも使いやすい |
たとえば、朝の出勤前や通学前にサッと取り出して装着でき、帰宅後はそのまま処分するだけ。時短効果はもちろん、うっかり保存液を忘れたときの不安もありません。
また、急な外泊や出張でも対応できる機動性は、多忙な社会人や子育て世代にとって大きな魅力です。コンタクトを手軽に、快適に使いたいと考える方にはまさに理想的な選択肢といえます。
注意点もある!コストや乾きやすさに注意しよう
便利で清潔なワンデーにも、注意したいポイントがあります。特に気になるのが、コスト面と乾燥のしやすさです。
▼ワンデー使用時の注意点
- 毎日使うので費用がかかりやすい
- 長時間使用で目が乾きやすくなる
- レンズの種類によって快適さに差がある
ワンデーは1日ごとに新しいレンズが必要なため、2週間タイプに比べて月々の費用が高めになります。特に毎日装用する方にとっては、年間コストが気になるところです。
たとえば、1箱30枚入り(片眼用)が約2,000〜3,000円程度とすると、両眼で1ヶ月約5,000〜7,000円。年間ではおよそ48,000〜72,000円ほどのコストがかかります。2週間タイプと比べると割高になりますが、ケア用品の費用や手間を省ける点を加味して検討すると良いでしょう。
また、乾燥が気になる方には「高保湿成分配合」や「シリコーンハイドロゲル素材」などを採用した製品がおすすめです。こうした機能性に注目することで、快適性を向上させることができます。
ワンデーコンタクトはこんな人におすすめ!
ワンデーコンタクトは「毎日使い捨て」の手軽さで人気ですが、すべての人に最適とは限りません。
ここでは、ワンデータイプが特におすすめな3つのタイプの方をご紹介します。どれか1つでも当てはまる方は、ぜひ検討してみてください。
初めてコンタクトを使う人
初めてコンタクトを使う人にとって、洗浄や保存の必要がないワンデーは圧倒的に扱いやすいです。使い方はシンプルで、レンズを装用したら1日使い、その日のうちに捨てるだけ。失敗が少なく、目のトラブルも防ぎやすいのが特徴です。
▼初心者にワンデーが向いている理由
- ケア用品が不要なので準備が簡単
- トラブルが起きたらすぐに交換できる
- 扱い方がシンプルで覚えやすい
コンタクトに不慣れなうちは、装着の失敗やケア不足による目の炎症などが起きやすいものです。ワンデーならその都度リセットできるため、慣れるまでの不安を最小限に抑えられます。
アレルギーや花粉症の人
アレルギー体質の方や、季節によって花粉症に悩む方にとっては、目に異物が入るだけでもつらいもの。ワンデーはその日のうちにレンズを捨てられるので、アレルゲンや汚れの蓄積を防げます。
▼ワンデーがアレルギー対策に向いている理由
特徴 | 理由 |
毎日使い捨て | レンズに花粉・汚れがたまらず目の刺激が少ない |
長期使用不要 | アレルギーの症状が強い時期だけ使用するスタイルにも向いている |
清潔な状態を保ちやすい | 汚れによる目のかゆみや炎症を軽減できる |
レンズに付着した花粉やハウスダストが翌日まで残ることがないので、目のかゆみや充血が起きにくくなります。特に「普段は眼鏡派だけど春だけコンタクトを使いたい」という方に、ワンデーは非常に便利です。
とにかく毎日忙しい人
忙しい毎日の中で、コンタクトのケアに時間を割くのは大変です。ワンデータイプなら洗浄や保存の手間が一切なく、出先でもサッと交換できます。
▼ワンデーが忙しい人に合っている理由
- 帰宅後の洗浄・保存が不要
- 出張・旅行でも荷物が少なくて済む
- 朝の準備や夜の片付けが時短になる
コンタクトの手入れは、思っている以上に時間や手間がかかります。ワンデーにすることで、その時間を他のことに充てられ、朝晩のストレスも減らせます。また、職場やジムでの付け替え用としてカバンに常備しておくなど、柔軟な使い方ができるのもメリットです。
後悔しないためのワンデーコンタクトの選び方
ワンデーコンタクトレンズは種類が豊富で、どれを選んでよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。後悔のない選択をするためには、レンズの素材・機能性・自分の目に合っているかどうかといった基本的なポイントを押さえることが大切です。
ここでは、選ぶ際に注目すべき3つのポイントをご紹介します。
どの素材が合っている?レンズの違いを理解しよう
ワンデーコンタクトには主に「ハイドロゲル」と「シリコーンハイドロゲル」という2種類の素材があります。それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルや目の状態に合ったものを選ぶことが大切です。
▼主なレンズ素材の比較
素材 | 特徴 |
ハイドロゲル | 柔らかく、乾きにくいため初心者向き。酸素透過性はやや低め |
シリコーンハイドロゲル | 酸素を通しやすく長時間装用に向いているが、少し硬めで乾きを感じることも |
たとえば、長時間つけることが多い方は酸素透過性の高い「シリコーンハイドロゲル」が向いています。一方で、柔らかさや装用感のやさしさを重視したい方には「ハイドロゲル」がおすすめです。
レンズ素材によって快適さが大きく変わるため、自分の目に合った素材を選ぶようにしましょう。
長時間装用なら酸素透過性や潤いに注目
一日中コンタクトをつけている方は、目の乾きや負担を感じやすくなります。そんな方にとって重要なのが「酸素透過性」と「保湿性」です。レンズの性能によっては、装用中の快適さに大きな差が出ます。
▼機能性で選ぶときの注目ポイント
- 酸素透過性が高いと目が呼吸しやすい
- 保湿成分入りなら乾燥しにくく快適
- UVカット機能付きで紫外線対策にも効果的
例えば、オフィスでのパソコン作業が多い方や、空調のきいた室内で過ごす時間が長い方は、保湿性の高いモデルを選ぶと目の乾燥を防げます。また、アウトドアが多い方はUVカット機能付きも要チェックです。
快適なつけ心地を求めるなら、酸素と潤い、そして紫外線対策の機能性にも注目しましょう。
処方とフィッティングは眼科でしっかり確認!
どんなに性能が良いコンタクトでも、自分の目に合っていなければ意味がありません。実際、サイズやカーブが合わないまま装用を続けると、異物感や充血、最悪の場合は角膜を傷つけてしまうこともあります。
▼眼科で確認すべきポイント
- ベースカーブ(目のカーブに合うか)
- レンズ直径(大きすぎても小さすぎてもNG)
- 正確な視力と乱視の有無
市販のレンズを自己判断で選ぶのではなく、まずは眼科での検査を受けて、自分の目に合った処方を知ることが大前提。眼科医のアドバイスをもとに製品を選べば、安心して快適な使用ができます。
【2025年版】ワンデーコンタクトレンズおすすめ5選
忙しい日常でも快適に使える、ワンデータイプの中から特に人気の5モデルを厳選しました。ワンデーを検討している方は、レンズ選びの参考にしてみてください。
ワンデーアキュビュー オアシス|摩擦ゼロ&高保湿で乾きにくい
ワンデーアキュビュー オアシスは「涙に似た保湿成分」を閉じ込め、まるで涙のような潤い感が一日中続く設計です。また、シリコーンハイドロゲル素材により、高い酸素透過率(Dk/t=121)を実現し、裸眼時と比べて約98%の酸素が目に届きます。加えてUV-A約96%、UV-B約99%カットと紫外線対策もバッチリのレンズです。
▼ワンデーアキュビュー オアシスの主な特徴
- 涙に似た保湿成分で潤いキープ
- 酸素透過性が高く目にやさしい
- UVA・UVBをしっかりカット
実際の口コミでも「乾きにくく夕方まで快適」「ストレスなく使える」と高評価を得ています。高い潤い力と酸素透過性、UVカット機能まで備える万能型ワンデーですので、目の乾きや紫外線対策が気になる方には最適と言えるでしょう。
デイリーズ トータル ワン|“生感覚”のつけ心地と高保湿
デイリーズ トータル ワンは、独自の“ウォーターグラデーション構造”により、中心部の含水率33%、表面はほぼ100%という異なる保水層を持つことで、一日中潤いをキープします。
酸素透過率(Dk/t=156)は非常に高い数値で、目の負担を軽減。シリコーンハイドロゲル素材を採用しながらも、装用感はまるで「つけていないかのような軽さ」が特徴です。
▼デイリーズ トータル ワンの主な特徴
- 表面含水率ほぼ100%で潤い持続
- 酸素透過率が非常に高く長時間装用に◎
- “裸眼のような快適感”を実現する装用感
「何もつけていないような快適さ」「長時間つけても疲れにくい」といった口コミも多く、装用感を重視する方に高く評価されています。目が乾きやすい方や、長時間つける方にぴったりのワンデーコンタクトです。
クーパービジョン マイデイ|高酸素透過&UVカットで目にやさしい
マイデイは、クーパービジョン独自の「スマートシリコーン素材」を採用し、高い酸素透過性(Dk/t=100)とやわらかな装用感を両立しています。
含水率は54%で、一日中潤いをキープしながら、紫外線もUVA約85%、UVB約96%カットしてくれる安心設計。レンズ素材がなめらかで、目に負担がかかりにくいのも特徴です。
▼クーパービジョン マイデイの主な特徴
- スマートシリコーン素材で酸素透過性抜群
- 含水率54%でうるおいが長続き
- UVA・UVBの紫外線をしっかりカット
「長時間つけていても乾かない」「やわらかくてつけ心地がいい」など、装用感に関する満足度の高い口コミが多く見られます。日中の活動時間が長い方や、目へのやさしさを重視する方におすすめのワンデーレンズです。
シード ワンデーファインUV plus|超薄型&天然うるおい成分配合
ワンデーファインUV plusは、中心厚0.05mmの超薄型設計で、自然な装用感が特徴の国産レンズです。非イオン性素材により汚れが付きにくく、さらに天然保湿成分「アルギン酸」を配合。涙を引き寄せてレンズ表面にうるおいを保ちます。
また、UVカット機能も搭載しており、紫外線から目をしっかり守ってくれます。
▼シード ワンデーファインUV plusの主な特徴
- 中心厚0.05mmの超薄型設計で装用感が自然
- 天然うるおい成分アルギン酸を配合
- 非イオン性素材で汚れがつきにくい&UVカット機能付き
「薄くて違和感が少ない」「つけているのを忘れるほど自然」といった口コミも多く、装用感の軽さと清潔さを両立したい方にぴったりのワンデーです。
ボシュロム アクアロックス ワンデー UV シン|高保湿&UVカット機能搭載
アクアロックス ワンデー UV シンは、独自のモイスチャーシール®テクノロジーにより、使用16時間後でもレンズ水分の96%を保持する高保湿力を誇るレンズです。
素材はシリコーンハイドロゲルで酸素透過率も高く(Dk/t=134)、UV-B約95%、UV-A約50%の紫外線もカット。1日中装用しても乾きにくく、快適なつけ心地が続きます。
▼アクアロックス ワンデー UV シンの主な特徴
- モイスチャーシール®で高い保湿力をキープ
- 酸素透過率134で目にやさしい
- UV-B95%、UV-A50%をカットして紫外線対策も◎
「長時間装用でも乾きにくい」「しっとりしているから目が疲れにくい」と好評で、特にドライアイ気味の方や目を酷使しがちな環境で過ごす方におすすめのワンデーです。
まとめ
ワンデーコンタクトレンズは、清潔さと手軽さを兼ね備えた、現代のライフスタイルに非常にマッチしたアイテムです。特に、初めてコンタクトを使う方や、忙しくてケアの時間が取れない方、アレルギー対策として使いたい方には最適な選択肢と言えるでしょう。
レンズの選び方では、素材や酸素透過性、保湿性、紫外線カットなど、日々の使用環境や目の状態に合ったものを選ぶことが大切です。さらに、眼科での処方とフィッティングを必ず受けることで、快適で安全なコンタクトライフを実現できます。
本記事でご紹介したおすすめ5製品は、いずれも高機能かつ信頼性の高いワンデーレンズです。特徴を比較し、自分に合った1枚を見つけて、毎日をもっと快適に過ごしてみてくださいね。