「丸メガネに興味はあるけど、自分に似合うか不安」「種類が多くて、どれを選べばいいかわからない」——そんなふうに悩んでいませんか?
丸メガネは、おしゃれで個性を引き立ててくれる素敵なアイテム。でも、形や素材、カラーによって印象が大きく変わるため、選び方を間違えると「なんだか似合わない」と感じてしまうこともあります。
この記事では、丸メガネの代表的な種類とそれぞれの特徴、顔型との相性、選ぶときのポイントなどを、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。自分にぴったりの1本を見つけるヒントがきっと見つかるはずです。
自分に合うのはどれ?丸メガネを代表する3つの型を比べてみよう
丸メガネにはいくつかの代表的な型があり、それぞれの形状によって顔の印象やファッションとの相性が変わります。まずは「ラウンド型」「ボストン型」「オーバル型」の3タイプを取り上げ、その特徴や印象の違いを見ていきましょう。
ラウンド型|クラシックな印象が魅力
ラウンド型は、真円に近いフレームデザインが特徴の丸メガネです。そのシンプルで均整のとれた形は、クラシックで知的な雰囲気を演出します。ジョン・レノンなど、個性的な著名人が愛用していたことでも知られており、今でもファッション性の高いアイテムとして人気を集めています。
▼ラウンド型が向いている人の傾向
タイプ | 傾向 |
ファッション | クラシック・トラッド・ヴィンテージ |
顔立ち | シャープな顔立ち、輪郭が直線的な人 |
印象重視 | 知的・個性的・アーティスティック |
丸さが際立つため、柔らかく優しい印象を与える一方で、個性が強く出やすいデザインでもあります。そのため、自分らしいスタイルを表現したい人や、トラッド系・ヴィンテージ系のファッションと相性の良いメガネを探している人におすすめです。
また、ラウンド型はメタルフレームとの相性が良く、細身で軽やかな印象を引き立てます。フレームの太さや色を変えることで印象が大きく変わるため、こだわりを持って選ぶ楽しみもあります。
よって、ラウンド型は個性を引き立てたい人にとって、ファッションの主役になれる丸メガネと言えるでしょう。
ボストン型|柔らかくて親しみやすい形
ボストン型は、上部が丸く、下部にかけてやや平らになる逆三角形に近いシルエットの丸メガネです。丸みがありながらも真円ではないため、やわらかさと程よいカジュアルさが共存した、非常にバランスの良いデザインといえます。
▼ボストン型が向いている人の傾向
タイプ | 傾向 |
ファッション | ナチュラル・カジュアル・ビジネス |
顔立ち | 丸顔・卵型・面長など幅広いタイプ |
印象重視 | やさしい・柔和・落ち着いた雰囲気 |
この形は顔の輪郭を優しく包み込み、全体的に親しみやすく穏やかな印象を与えます。とくに日本人の顔立ちには馴染みやすく、どんな顔型の方でも合わせやすいという点が魅力です。ファッションでもきれいめからカジュアルまで幅広く対応できるため、初めて丸メガネに挑戦する方にもおすすめです。
また、セルフレームと組み合わせることで可愛らしさが増し、メタルフレームにすると落ち着いた印象になります。男女問わず取り入れやすく、TPOにも対応しやすい万能型のフレームです。
迷ったときはこれ!といえる、定番で使いやすい丸メガネがボストン型です。
オーバル型|控えめで洗練された雰囲気
オーバル型は、縦幅が狭めで横長の楕円形が特徴の丸メガネです。ラウンド型やボストン型よりも「丸み」が控えめで、スッキリと洗練された印象を与えるデザインが魅力。装飾性が少なく自然に顔になじむため、かけていて主張しすぎないのもポイントです。
▼オーバル型が向いている人の傾向
タイプ | 傾向 |
ファッション | シンプル・ベーシック・上品系 |
顔立ち | 面長・シャープ・大人っぽい雰囲気 |
印象重視 | 控えめ・知的・穏やかな印象にしたい人 |
この形は、目元を優しく包みながらも主張が少ないため、仕事や日常生活などで“きちんと感”を演出したい方に適しています。 どちらかといえばフレームが小さめのものが多く、軽やかで繊細な印象になるため、女性人気が高い傾向もあります。
また、縦幅が狭い分、視野にフレームが入りにくく実用性も兼ね備えているので、度付きメガネとしても使いやすいです。
さりげなく印象を整えたい方には、オーバル型がぴったりの選択肢と言えるでしょう。
顔型とのバランスが大事!自分に似合う丸メガネの見つけ方
丸メガネを選ぶときに大切なのが、顔型との相性です。どれだけデザインが気に入っていても、自分の顔に合っていなければ違和感が生まれてしまいます。
ここではまず、自分の顔型を確認し、そのうえで相性の良い丸メガネのタイプを紹介していきます。「似合わないかも…」と感じたときの工夫も紹介するので、購入前の参考にしてください。
まずは自分の顔型タイプを知ろう
自分に似合うメガネを選ぶためには、まず「自分の顔型」を正しく把握することが欠かせません。
顔型は大きく分けて、丸顔・面長・四角顔・三角顔(逆三角形)の4タイプが一般的です。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
▼代表的な顔型の特徴一覧
顔型 | 特徴 |
丸顔 | 頬がふっくらしていて輪郭に丸みがある。顔の縦と横の長さがほぼ同じ。 |
面長 | 顔の縦の長さが横より長く、顎が細め。頬の幅が狭くシャープな印象がある。 |
四角顔 | エラが張っており、輪郭が直線的。額から顎まで幅が近く、骨格がしっかりしている。 |
三角顔 | 額が広く、顎に向かって細くなる輪郭。フェイスラインがシャープで繊細な印象。 |
顔型は鏡で正面から自分の顔を見て、輪郭とパーツの配置をチェックすることで判断できます。迷った場合は美容室や眼鏡店で相談するのもひとつの手です。
どの顔型なのかを知ることは、より自分にしっくりくる丸メガネ選びのコツとも言えます。
顔型別・相性の良い丸メガネの選び方
顔型に合った丸メガネを選ぶことで、バランスの良い見た目になり、第一印象がぐっと洗練されます。ここでは、それぞれの顔型と相性の良い丸メガネの型・ポイントを紹介します。
▼顔型別:おすすめの丸メガネと選び方のポイント
顔型 | おすすめの型 | 選び方のポイント |
丸顔 | ボストン型・オーバル型 | フレームにやや角を持たせて輪郭を引き締める。細身のメタル系が◎ |
面長 | ラウンド型・ボストン型 | 縦幅のあるデザインで顔の長さを緩和。太めのセルフレームで存在感を出す |
四角顔 | ラウンド型・オーバル型 | 柔らかな丸みを活かして骨格の直線を中和。小ぶりなフレームが自然 |
三角顔 | ボストン型・オーバル型 | 下にボリュームのある形で顎の細さをカバー。自然な丸みで柔らかさを演出 |
顔型とフレームの相性を意識することで、より自然で自分らしい印象を引き出すことができます。フレームの素材や色も加味すると、さらに洗練された選び方が可能です。
「なんか似合わないかも…」と感じたときの対処法
試着してみたとき、「似合っている気がしない」「なんだか違和感がある」——そんなときでも、ちょっとした工夫で印象は大きく変わります。
大切なのは、顔のパーツや全体のバランスに合わせて微調整を加えることです。
▼違和感を感じたときに見直すポイント
項目 | 対処のヒント |
フレームサイズ | 顔幅より広すぎる・狭すぎると不自然に見える。顔幅にフィットするサイズを選ぶ |
ブリッジの位置 | 鼻の付け根に合っていないとズレやすい。フィット感を重視して調整 |
カラー | 肌の色や髪の色との相性が大切。重すぎず明るすぎない中間色が馴染みやすい |
髪型・メイク | 前髪の分け方や眉の見せ方で印象が変わる。目元を引き立てるメイクも効果的。 |
似合うかどうかは、必ずしもフレームの形だけで決まるものではありません。トータルバランスを見直すことで、「しっくりこない」から「意外と似合うかも!」への変化が期待できます。
印象が変わる!フレームの素材とカラーの選び方
丸メガネは形だけでなく、「素材」と「色」によっても印象が大きく変わります。同じラウンド型でも、メタルとセルフレームでは全く違う雰囲気になりますし、フレームカラーによって顔なじみやおしゃれ度も変化します。
ここでは、丸メガネ選びの重要なポイントである「素材」と「カラー」の違いと選び方をご紹介します。
メタルとセルフレーム、それぞれの特徴とは
丸メガネのフレーム素材は、大きく分けて「メタル」と「セル(プラスチック)」の2種類があります。それぞれに見た目や掛け心地、与える印象が異なりますので、目的やファッションに合わせて選ぶことが大切です。
▼フレーム素材ごとの特徴と印象の違い
素材 | 特徴 | 与える印象 |
メタル | 軽量で細身。華奢で繊細なライン。 | 知的・上品・シンプルで大人っぽい印象 |
セル(プラ) | 太めで存在感あり。カラーバリエーションが豊富。 | ポップ・カジュアル・おしゃれな印象 |
メタルフレームはビジネスシーンでも使いやすく、スッキリとした顔立ちを演出してくれます。一方、セルフレームはファッション性が高く、カジュアルな服装との相性が抜群です。どちらを選ぶかで、コーディネート全体の印象が大きく変わります。
メタル×ラウンドならクラシックな知性派、セル×ボストンなら親しみやすいおしゃれ感、というように、素材選びは「なりたい自分」を形にする大切な要素です。
フレームカラーで見た目の印象をコントロール
フレームの色は、顔まわりの印象に直接影響を与える大切なポイントです。選ぶ色によって、「やさしく見せたい」「引き締まった印象にしたい」といった目的に応じた演出が可能になります。
▼フレームカラーと与える印象の違い
カラー例 | 印象の特徴 | 向いている人 |
ブラック | シャープで知的、フォーマルな印象 | キリッと見せたい人、ビジネス使用に◎ |
ゴールド | 上品でやわらかく華やか | 肌が明るい人、女性らしさを出したい人 |
べっ甲柄 | クラシックで落ち着きがあり親しみやすい | ナチュラル派・アンティーク好き |
ブラウン系 | 顔なじみが良く、柔らかく優しい印象 | ナチュラルメイク派、初めての方にも◎ |
カラーフレーム | 個性的でポップな印象。ファッション性が高い | トレンド重視、遊び心を出したい人 |
肌のトーンや髪色、服装のテイストに合わせて選ぶことで、より自分らしく見せることができます。特に、普段メイクや髪型にこだわる方は、トータルバランスを意識してカラーを選ぶのがおすすめです。
機能性もチェック!長時間使うなら素材に注目
デザインだけでなく、日常使いを意識するなら「掛け心地」や「耐久性」も重要です。とくに長時間かけることが多い方は、フレームの素材特性を確認しておくことで、疲れにくく快適に使えます。
▼素材ごとの使用感・機能性の比較
素材 | 軽さ | 柔軟性・フィット感 | 耐久性 | メンテナンス性 |
メタル | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
セル(プラ) | ◯ | △ | ◎ | ◎ |
チタン系 | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
たとえば、チタン製のメガネは非常に軽く、フィット感も抜群なため、仕事や勉強などで1日中かける人に人気です。一方、セルフレームは少し重さがあるものの、丈夫で扱いやすく、初心者にも安心して使えます。
フレームの素材やカラーは、ただの見た目の違いではなく、自分をどう見せたいか、どんな場面で使いたいかに直結します。選ぶ楽しさと実用性を両立できるポイントでもあるので、ぜひ丁寧に選んでみてください。
丸メガネをおしゃれに取り入れるちょっとした工夫
丸メガネはシンプルながら、かけ方次第で印象が大きく変わるアイテムです。選び方だけでなく、「どう取り入れるか」もおしゃれに見せるための重要なポイント。
TPOに応じた使い分けやファッションとの合わせ方、さらにメイクや髪型とのバランスまで、トータルで考えることで丸メガネの魅力を最大限に引き出せます。
場面に合わせて選ぶ丸メガネのスタイル
日常生活の中では、仕事や休日、フォーマルな場など、さまざまなシーンがあります。丸メガネをおしゃれに使いこなすためには、それぞれの場面に適したスタイルを選ぶことが大切です。
▼シーン別:おすすめの丸メガネスタイル
シーン | フレーム選びのポイント |
ビジネス | 細身のメタルフレームで知的に。カラーはブラックやシルバーで控えめに。 |
プライベート | セルフレームやカラーで遊び心をプラス。カジュアル服とも好相性。 |
お呼ばれ・フォーマル | ゴールドやべっ甲など上品カラーで大人っぽさを演出。 |
リモート会議 | 顔映りが良い明るめカラー、目元を引き立てるデザインを選ぶと好印象。 |
上の表を参考にTPOを意識することで、場の空気に合いつつもセンスの光る丸メガネスタイルを作ることができます。
ファッションとの組み合わせを楽しむ
丸メガネをより魅力的に見せるには、服とのバランスも欠かせません。フレームの形・太さ・色がコーデ全体に与える影響を知ることで、より洗練された印象に仕上がります。
▼ファッションテイスト別:おすすめの組み合わせ
ファッションスタイル | 合う丸メガネの特徴 |
カジュアル | セルフレームやべっ甲柄でこなれ感をプラス |
ナチュラル | ブラウンやゴールドなど、柔らかいトーンでなじませる |
モード | 太めのブラックフレームでアクセントに |
キレイめ | 細身メタル+ラウンド型で上品かつスマートな印象に |
たとえば、カジュアルな服に細いメタルフレームを合わせると「抜け感」が出てバランスが良くなります。逆に、モードな服に丸くて太いセルフレームを合わせると、アイキャッチとしての効果が生まれます。
印象をアップするメイク&ヘアのポイント
丸メガネをかけたとき、メイクや髪型の見せ方によって印象はぐっと変わります。特に目元や輪郭まわりはメガネと重なる部分なので、少しの工夫で垢抜けた雰囲気を作れます。
▼丸メガネと相性の良いメイク・髪型のコツ
ポイント | コツ・工夫例 |
眉の見せ方 | フレームと重なりにくいよう、眉山をやや高めに整えるとキリッと見える |
アイメイク | メガネで目が小さく見えがちなので、まつ毛やアイラインで引き締める |
チークの位置 | 頬骨より少し上めに入れると、フレームの下から明るさが出る |
髪型 | 顔まわりをスッキリ見せるヘアスタイルが◎。前髪あり・なしで印象が変わる |
たとえば、前髪を少し流すだけでも、丸メガネの丸みと顔の輪郭が自然に馴染みます。さらに、目元に軽く明るいシャドウをのせると、フレームの中で目が沈まず華やかさが出ます。
失敗したくない!丸メガネ購入前に知っておきたいこと
丸メガネは形も豊富でおしゃれなアイテムですが、「買ってみたけど似合わなかった」「長時間かけると疲れる」といった失敗談も少なくありません。
後悔のない選び方をするためには、購入前にチェックすべきポイントやレンズの選び方、購入方法の違いについて知っておくことが大切です。
試着で見るべき3つのポイント
丸メガネを選ぶ際には、見た目の好みだけで決めるのではなく、「フィット感」「バランス」「実用性」を意識することが重要です。これらを確認することで、かけ心地と似合い方の両方を満たす一本に出会いやすくなります。
▼試着時にチェックしたいポイント
チェック項目 | 確認すべきポイント |
フレームサイズ | 顔幅に合っているか。広すぎると野暮ったく、狭すぎると窮屈に見える |
ブリッジの位置 | 鼻の高さや形に合っているか。ズレにくく、自然にフィットしていることが大切 |
レンズの高さ | 目の位置がレンズの中央に来るか。上すぎたり下すぎるとアンバランスに見える |
実店舗で試着できる場合は、鏡だけでなくスマホで写真を撮って客観的に確認するのもおすすめです。また、スタッフに見てもらうことで、自分では気づかないバランスの違いにも気づけます。
機能性レンズで快適に!目的別の選び方
フレーム選びと同じくらい大切なのが、レンズの種類です。デザイン重視で選びがちな丸メガネですが、レンズの性能によって使いやすさや目の疲れに大きく影響します。
とくにPC作業が多い方や紫外線が気になる方は、用途に合ったレンズを選びましょう。
▼用途別おすすめレンズ機能
目的 | おすすめの機能 | 特徴 |
長時間のPC作業 | ブルーライトカット | 目の疲れを軽減し、就寝前の使用にも配慮できる |
屋外での使用が多い | UVカット・調光レンズ | 紫外線から目を守り、屋内外でレンズ色が変化する |
強度近視の方 | 薄型レンズ(1.60〜1.74) | 厚みが目立ちにくく、軽量でスマートに見せられる |
おしゃれ重視 | カラーレンズ・ミラーコート | ファッション性を高め、個性を演出できる |
フレームに合わせてレンズの厚みや色味も考慮することで、全体のバランスが整い、より満足度の高い一本に仕上がります。
店舗とネット購入、それぞれの良さとは
丸メガネは店頭でもオンラインでも購入できますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分の優先事項に合った方法を選ぶことで、納得のいく買い物ができます。
▼購入方法の違いと特徴
購入方法 | メリット | 注意点 |
店舗購入 | 試着・相談ができ、即日受け取りも可能 | 選べる種類が限られる場合がある |
ネット購入 | 豊富なデザイン・価格帯から選べ、時間を問わず便利 | 試着できないためサイズ感や印象に不安が残る |
最近は「自宅で試着サービス」を行っているオンラインショップも増えており、実際にかけた印象を確認してから購入できる選択肢も広がっています。
初めて丸メガネに挑戦する場合は、まずは店舗で試着し、気に入った形がわかってからネットで探すのもおすすめです。
まとめ
丸メガネには、ラウンド・ボストン・オーバルといった代表的な形があり、それぞれ異なる印象を持っています。自分の顔型やなりたいイメージに合わせて選ぶことで、より自然に似合う一本が見つかるはずです。
選ぶ際は、フレームの素材やカラーにも注目しましょう。細身で繊細な印象を与えるメタルフレームや、存在感がありカジュアルなセルフレームなど、素材によって見え方は大きく変わります。また、カラーによっても印象は柔らかくなったり、引き締まったりします。
さらに、メイクや髪型との相性、TPOに合わせた使い方を意識すれば、丸メガネをより魅力的に取り入れることができます。購入前には試着やレンズの機能性も忘れずにチェックして、長く愛用できる1本を選びましょう。
あなたらしさを引き出す丸メガネが、見つかりますように。