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コンタクトレンズの見方とは?度数の読み方と選び方をやさしく解説

LaserWin株式会社丨メディア事業部

LaserWin株式会社は、眼科向けのレーザー手術機器を提供しています。 オウンドメディア「ミエルネ」では、視力矯正に役立つコラムを発信。 メディア編集長は薬機法・医療法のYMAA個人認証マーク資格を取得しており、信頼できる記事を読者にお届けします。

コンタクトレンズのパッケージに書かれている「-2.50」「BC 8.6」「DIA 14.2」などの数字やアルファベット。見慣れない記号がずらりと並んでいて、「これってどう見ればいいの?」と戸惑った経験はありませんか?

実はこれらの表記は、ただの数字ではなく、自分の目にぴったり合うコンタクトを選ぶための大切な情報なのです。そのため、度数の読み方を間違えると、目が疲れたり、見えづらくなったりすることも。

この記事では、「コンタクトレンズの度数の見方」を中心に、視力と度数の違い、サイズ表記の意味、レンズの種類や処方の受け方までをやさしく丁寧に解説します。初めての方はもちろん、「なんとなく自己判断で選んでいた…」という方も、ぜひ一度チェックしてみてください。

コンタクトレンズの度数表記の見方とは?まずは基本を知ろ

コンタクトレンズのパッケージや処方箋に並ぶ専門的な記号や数字は、初めての人にとってわかりづらいものです。しかし、それぞれの項目には重要な意味があり、自分の目に合ったレンズを選ぶうえで欠かせません。

ここでは、コンタクトレンズに記載されている基本的な度数やサイズの見方について、やさしく丁寧に解説していきます。

「度数(PWR)」と視力の違いを正しく理解しよう

コンタクトレンズを選ぶときに出てくる「-2.50」などの数字、実はこれ、視力のことではありません。「視力が0.3だから、度数も0.3でいいのかな?」と思っていた方は、ここで正しい違いを知っておきましょう。

▼視力と度数(PWR)の違い

用語説明
視力裸眼でどれくらい見えるかを示す数値(例:1.0)
PWR近視や遠視を補正するためのレンズの強さ(例:-2.50)

視力は「見え方の結果」、PWRは「補正に必要な度合い」。つまり、視力が悪いからといって、同じ数値の度数が合うとは限りません

「BC」「DIA」とは?サイズ表記の意味と見方

「度数は合ってるのに、なんだかゴロゴロする…」そんなときにチェックしたいのが、サイズ表記です。コンタクトレンズは目の形に合わせて作られているので、「BC」と「DIA」が自分に合っているかが大事なのです。

▼サイズ表記の意味と目安

表記説明一般的な範囲
BCベースカーブ(レンズのカーブの深さ)約8.3~9.0mm(日本人の平均は8.6~8.7mm)
DIAレンズ直径(端から端のサイズ)約13.0~15.0mm(一般的には14.0mm前後)

BCが目のカーブに合わないと、レンズがズレたり圧迫感が出ることも。DIAは黒目のサイズや好みによって選ばれます。

見た目だけでなく、つけ心地や安定感にも関わるポイントなので、数字の意味を理解しておくとレンズ選びがぐっとラクになりますよ。

「SPH」「CYL」「AX」など特殊な表記もチェック

パッケージに「CYL」や「AX」って書いてあるけど、これって何?と思ったことはありませんか?これらは、乱視用など特別なタイプのレンズに使われる表記です。

▼特殊な度数表記の意味

表記説明
SPH基本の度数(近視・遠視の強さ)
CYL乱視の強さを示す度数
AX乱視の角度(方向)

例えば「CYL -1.25 / AX 180」とあれば、「乱視が少しあって、角度は水平」という意味になります。通常の近視用コンタクトでは見かけませんが、乱視や老眼がある方にとってはとても重要な情報です。

メガネとコンタクトの度数の違いと選び方のポイント

「メガネの度数でそのままコンタクトも買って大丈夫?」と思っている方は意外と多いのではないでしょうか。実は、メガネとコンタクトでは“度数の考え方”が少し異なります。

ここでは、その違いと選び方の基本をわかりやすく解説します。

なぜコンタクトはメガネより度数が弱い?その理由を解説

メガネとコンタクト、どちらも視力を矯正する道具ですが、度数がまったく同じというわけではありません。多くの場合、コンタクトの方が「少し弱めの度数」になります。それはなぜなのでしょうか?

▼メガネとコンタクトの位置と度数の違い

項目メガネコンタクト
装着位置目から約12mmほど離れている角膜に直接のせる
必要な度数少し強め(距離の補正が必要)目に近いため、少し弱めで補正可能

メガネは目から少し離れた位置にあるため、その分「光を多く曲げる=度数を強くする」必要があります。一方、コンタクトは目に直接のせるので、レンズの位置が近く、少ない度数でもしっかり見えるのです。

つまり、コンタクトを作るときはメガネの度数をそのまま使うのではなく、装用距離の違いを考慮した“変換”が必要になります。これを知らずに選んでしまうと、目が疲れたり、見え方に違和感を感じたりすることもあるので注意しましょう。

度数が合っていないとどうなる?よくあるトラブル例

「最近なんだか目が疲れやすい」「ピントが合いづらい」──そんな不調、もしかすると度数が合っていないことが原因かもしれません。

コンタクトレンズは精密な医療器具。わずかな度数のズレでも、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。

▼度数が合っていないと起こりやすい症状

  • 目がすぐ疲れる
  • 遠くや近くがぼやける
  • 頭痛や肩こりが起こる
  • ピントの切り替えに時間がかかる
  • 乗り物酔いしやすくなる

特に、左右の度数バランスが合っていなかったり、視力の変化に気づかずそのまま使っていたりする場合、日常生活に支障が出るほどの不快感につながることもあります。

少しでも違和感を感じたら、「慣れるまで我慢」ではなく、度数が合っているかを見直すことが大切です。

自分に合った度数の調べ方と眼科での処方の流れ

自分にぴったり合ったコンタクトレンズを見つけるためには、正しい度数を測ってもらうことが最も確実です。特に初めての人や、久しぶりに度数を測る人は、眼科での検査を受けるのがおすすめです。

▼眼科でコンタクトの度数を決めるまでの流れ

ステップ内容補足説明
① 問診使用目的や生活スタイルの確認パソコン作業が多い・運転用など、使い方で提案が変わることも
② 視力検査近視・遠視・乱視の度合いを測定裸眼視力だけでなく、矯正後の見え方もしっかりチェック
③ カーブ測定角膜のカーブや大きさを測定BC(ベースカーブ)やDIA(直径)の決定に必要
④ 試し装用トライアルレンズで装着感を確認実際にレンズをつけて、違和感がないかチェックできる
⑤ 最終確認度数・フィット感に問題がないか確認OKであれば処方箋が発行され、購入へ進める

このように、眼科では視力だけでなく、角膜のカーブや目の乾きやすさ、装着感まで含めて総合的にチェックしてくれます。

また、処方箋をもらえば、通販などでも安心して購入できますし、何か不調があったときの相談もしやすくなります。度数の決定は、自己判断せず専門家に頼るのが安心です。

より快適に使うためのコンタクト選びのコツ

コンタクトレンズは、度数だけでなく種類や購入方法によって使い心地や安全性が大きく変わります。

ここでは、毎日安心して使うために知っておきたい「選び方のちょっとしたコツ」をご紹介します。

使い捨て・長期使用レンズの違いと度数の選び方

「ワンデー」「2ウィーク」「マンスリー」…コンタクトにはいくつかの使用期間のタイプがあります。実はこの違い、度数の感じ方や選び方にも関係するって知っていましたか?

▼主な装用タイプと特徴の比較

種類装用期間特徴
ワンデー1日使い捨て毎日清潔・ケア不要。材質によって保水性が異なり、商品により乾燥感に差がある
2ウィーク2週間交換コスパ◎。ケア必須で装用時間の管理も大切
マンスリー1か月交換長期使用向け。ケアの手間と装用感のバランスが必要
ハード数年使用可能視力補正力が高く、乱視にも対応。慣れるまで時間がかかる

例えば、ワンデーは素材が薄くて酸素透過性が高いぶん、同じ度数でも「少し見え方が柔らかい」と感じることがあります。一方で、ハードレンズはレンズがしっかりしているため、度数どおりでも「くっきり見える」印象になりやすいのが特徴です。

毎日快適に使うためには、自分のライフスタイルと装用感に合ったレンズタイプを選ぶことも大切。使用期間の違いは、度数の微妙な感覚差にも影響するということを、ぜひ覚えておいてください。

処方箋がある場合・ない場合の違いと注意点

コンタクトレンズって、ネットやドラッグストアで簡単に買えますよね。でも、「処方箋がある場合」と「なしで買う場合」では、安全性やリスクに大きな違いがあります。

▼処方箋の有無による違いとチェックポイント

項目処方箋ありの場合処方箋なしの場合
安全性眼科医の診断に基づいて選ばれる自己判断になるためリスクが高い
トラブル時相談・再処方などフォローが受けやすい問題があっても自己対応になりやすい
購入の手間一度診察が必要手軽に購入できる

特に注意したいのが、「昔の度数のまま、ずっと同じレンズを使い続けている」ケース。視力は少しずつ変化しますし、目の状態も年齢とともに変わるため、定期的に眼科でのチェックが必要です。

オンライン診療で度数を確認する方法とポイント

「忙しくて眼科に行く時間がない…」そんな方に便利なのが、オンライン診療サービスです。スマホやパソコンから医師の診察を受けられ、コンタクトレンズの処方に対応しているクリニックも増えています。

ただし、オンライン診療でのコンタクト処方は、過去に対面で診察を受けており、現在のレンズに問題がない“再診患者”が対象となるのが一般的です。視力の変化や違和感がある場合には、オンラインでは対応できないため注意が必要です。

▼オンライン診療を利用する際の流れと注意点

ステップ内容
① サービスを選ぶ提携クリニックがある、信頼できるサイトを選ぶ
② 問診フォーム記入使用中のレンズ情報や目の状態を入力
③ オンライン診療ビデオ通話などで医師による診察(再診が基本)
④ 処方箋発行・購入問題がなければ処方箋を発行し、購入手続きに進む

オンライン診療は条件を満たせばとても便利ですが、目の疲れや見えにくさ、違和感を感じている場合は、必ず対面で診察を受けることが大切です。状況に応じてうまく使い分け、安全にコンタクトを使用しましょう。

まとめ

コンタクトレンズの度数表記は、一見むずかしそうに見えますが、意味をひとつずつ理解すれば、自分に合ったレンズ選びにきっと役立ちます。視力と度数の違いを知り、サイズや装用感にも目を向けることで、より快適な使い心地が得られるはずです。また、度数の微妙なズレは目の疲れや不調につながることもあるため、定期的な見直しも忘れずに。処方箋の有無やオンライン診療の活用も視野に入れ、自分のライフスタイルに合った選び方をしていきましょう。

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