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コンタクトレンズはサウナで使える?リスクと対策をわかりやすく解説

LaserWin株式会社丨メディア事業部

LaserWin株式会社は、眼科向けのレーザー手術機器を提供しています。 オウンドメディア「ミエルネ」では、視力矯正に役立つコラムを発信。 メディア編集長は薬機法・医療法のYMAA個人認証マーク資格を取得しており、信頼できる記事を読者にお届けします。

「サウナにコンタクトをつけたまま入っても大丈夫なのかな?」そんなふとした不安を感じたことはありませんか。視力矯正が欠かせない方にとって、サウナでのコンタクト使用は思った以上に気になるポイントです。

目が乾く、視界がぼやける、なんとなく違和感がある……けれど、わざわざ外すのも面倒。悩ましいですよね。

この記事では、サウナとコンタクトレンズの相性やリスク、快適に過ごすための対策、そしてコンタクトを使わない選択肢まで、目の健康を守るための情報をわかりやすく解説しています。大切な目をいたわりながら、安心してサウナを楽しむヒントを見つけてみてください。

サウナでコンタクトレンズを使っても大丈夫?

サウナにコンタクトをつけたまま入っていいのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、サウナの環境が目やコンタクトにどんな影響を与えるのかを3つの観点から見ていきます。

高温と乾燥が目に与える影響とは

サウナは高温で乾燥している空間です。この環境下では、目を守っている「涙」が蒸発しやすくなります。涙が減ることで、目の表面が乾きやすくなり、さまざまな違和感が出ることも。

▼高温・乾燥による主な目への影響

  • 涙が蒸発して目が乾く
  • 目がゴロゴロしたりかすんだりする
  • 目の表面が傷つきやすくなる

とくに長時間の滞在は、目の負担を大きくする原因になります。目にやさしい時間の過ごし方を意識することが、快適なサウナ体験にもつながります。

サウナで起こりうるレンズの変化

サウナでは、コンタクトレンズ自体も変化する可能性があります。レンズは水分を含んでいるため、高温や乾燥で状態が変わりやすいのです。

▼レンズに起きやすい変化と症状

  • レンズが乾いて変形・貼り付きが起こりやすくなる
  • 目に貼りついたように感じる
  • 視界が一時的にぼやける

こうした症状はすべての人に起きるわけではありませんが、レンズの素材や目の状態によっては影響が出やすくなります。

とは言え、一般的なサウナの温度(80〜100℃程度)では、コンタクトレンズが熱によって変形したり溶けたりする心配はほとんどありません。製造工程ではソフトレンズは約120℃、ハードレンズは約60℃で処理されているため、普通のサウナ室の温度ではレンズ素材自体が著しく変質することはないのです。

サウナでは、レンズがいつも通りの快適さを保てない可能性があるということを知っておくとよいでしょう。

ハード・ソフトレンズ別の特徴と注意点

コンタクトには「ハード」と「ソフト」の2種類がありますが、サウナではそれぞれに異なる注意点があります。

▼ハードとソフト、それぞれの特徴と注意点

種類サウナでの特徴注意点
ソフト柔らかく水分を含む乾燥で貼りつきやすい
ハード固いレンズ素材比較的安定しているが、長時間の乾燥には注意が必要

サウナの乾燥環境では、特にソフトコンタクトレンズの方が目の水分を失いやすく、貼りつきや違和感、外れやすさが生じやすくなります。

ハードレンズは安定しているものの、目が乾燥しすぎると違和感を感じることもありますので、それぞれの特性に応じた注意が必要です。

サウナでコンタクトをつけるリスクと不快感

サウナにコンタクトをつけたまま入ると、いつもとは違う感覚や不快感を覚えることがあります。それは決して気のせいではなく、環境によって起こるさまざまなリスクが関係しているのです。

ここでは、特に多い3つのケースに絞って紹介していきます。

レンズが貼りつくリスクとその理由

サウナ内では、目の表面が乾燥しやすくなります。涙が蒸発すると、コンタクトレンズの潤滑性が失われ、まるで目に吸いつくような感覚が生まれます。

▼レンズが貼りつく主な原因

  • 涙の量が減って目が乾く
  • レンズが乾いて柔軟性がなくなる
  • 瞬きの回数が減って潤いが届きにくい

貼りついたレンズを無理に外そうとすると、角膜を傷つけるおそれもあります。少しの乾燥と思っていても、目の健康には大きく影響することがあるため、放置せずにすぐに対処することが大切です。

視界が曇る・見えにくくなる原因

サウナに入ったとき、「なんだか視界が白っぽくなる」と感じたことはありませんか?これは、コンタクトレンズの表面が乾燥することで、透明度が下がることが一因です。

▼視界がぼやけるときに考えられる原因

  • レンズの表面に涙が均一に広がらない
  • 湿気や汗がレンズに影響を与える
  • 一時的にレンズの位置がずれる

こうした見えにくさは一時的なものが多いですが、サウナ内で繰り返すと目が疲れやすくなったり、ストレスを感じたりすることもあります。リラックスのためのサウナで、視界の不快感を感じてしまうのはもったいないですよね。

レンズの劣化や目のトラブルを防ぐには

サウナの環境は、コンタクトレンズそのものにも負担をかけることがあります。高温や乾燥で素材が変質しやすくなり、劣化を早めてしまうことも。

▼サウナによるレンズや目のトラブル例

トラブルの種類原因対策
レンズの乾燥高温・低湿度サウナ時間を短くする
レンズの変形熱による素材変化乾燥や違和感を感じた場合にはすぐに使用を中止する
目の充血・痛み乾燥や異物感目薬や洗眼でケア

普段通りに装用しているつもりでも、サウナではレンズにも目にも余計な負荷がかかっています。大きなトラブルになる前に、使用時間やケア方法を見直しておくと安心です。

サウナ利用時のコンタクトレンズ対策

サウナを楽しみながら、コンタクトレンズによるトラブルを防ぐためには、事前の準備やサウナ中の行動、そして終了後のケアがとても重要です。

ここでは、快適なサウナ体験のために押さえておきたい基本的な対策を3つの場面に分けてご紹介します。

サウナ前にやっておきたい準備とは

コンタクトを装着したままサウナに入る場合、少しの工夫でトラブルを予防しやすくなります。目の乾燥やレンズの不調を防ぐには、事前の準備がカギです。

▼サウナ前にやっておきたいこと

  • 目薬で目をしっかり潤しておく
  • 装着時間が長い日はメガネに切り替える
  • 使い捨てレンズを選ぶと安心感がある

準備といっても特別なことは不要です。いつものケアに少しだけ気をつけるだけで、目のコンディションを守りながらリラックスした時間を過ごすことができます。

サウナ中の快適な過ごし方のポイント

サウナでは思った以上に目が乾きやすく、コンタクトが不快に感じることがあります。そうした不快感を減らすためには、サウナ内での過ごし方にも気を配ることが大切です。

▼サウナ中に気をつけたいこと

  • 長時間入りすぎないようにする
  • 目をこすらず、できるだけ触らない
  • タオルで目元を覆って乾燥を防ぐ

ほんの少しの意識が、目の負担を大きく減らしてくれます。サウナの温度や湿度に合わせて、自分のペースで過ごすのが快適さのポイントです。

サウナ後に目を守るケアの方法

サウナから出た後の目は、思っている以上に乾燥していたり、疲れていたりするものです。少しのケアをプラスするだけで、目のコンディションを早く整えることができます。

▼サウナ後におすすめの目のケア方法

  • 人工涙液などの保湿系目薬を使う
  • 洗顔時に目元をやさしく洗い流す
  • 違和感があるときはレンズを外す

リフレッシュ目的のサウナだからこそ、最後まで目をいたわることが大切です。少しでも違和感を感じたときは、無理に装着を続けず、すぐに目を休めてあげましょう。

コンタクトを使わずサウナを楽しむ方法は?

コンタクトをつけたままサウナに入ることに不安があるなら、無理せず「使わない」選択もひとつの方法です。ただ、裸眼やメガネで過ごす場合には、それぞれに気をつけたいポイントがあります。

ここでは、コンタクトを使わない、安全で快適なサウナの楽しみ方をご紹介します。

裸眼で過ごすときに気をつけたいこと

視力がある程度ある方であれば、サウナではあえて裸眼で過ごす選択も可能です。ただし、普段コンタクトやメガネを使っている人にとっては、見えにくい状況が少し不安に感じるかもしれません。

▼裸眼でサウナに入るときの注意点

  • サウナ内の段差や足元に注意する
  • サウナマットの場所を事前に確認しておく
  • ロッカーや出入口の位置を覚えておく

サウナは基本的に暗く、湯気で視界もぼやけがちです。視力が完全でなくても、安全に動けるように少しの「予習」をしておくと安心です。見えづらさが不安な方は、あらかじめスタッフに相談してみるのもおすすめです。

メガネの取り扱いに関する注意点

メガネを使えば、サウナ内でもある程度視界を保てますが、サウナの高温環境はメガネにも負担をかけます。金属部分が熱くなったり、フレームが変形する可能性もあるため、注意が必要です。

▼サウナでメガネを使うときの注意点

  • 金属フレームは高温で熱くなることがある
  • プラスチックフレームは変形リスクがある
  • レンズが曇りやすく視界が悪くなる

どうしてもメガネを使いたい場合は、サウナ用として安価なものを用意する、タオルで一時的に外して保管するなど、使い方を工夫すると安心です。また、サウナによっては「メガネ禁止」のルールがある場合もあるため、事前確認を忘れずに。

見えにくいと感じるときの過ごし方

裸眼やメガネなしでサウナに入ると、「いつもより見えにくい」と感じる場面もあるかもしれません。そんなときは、無理をせず見えにくさを前提とした過ごし方を取り入れるのが安心です。

▼視力に自信がないときの過ごし方のヒント

  • 混雑しない時間帯を選んで入る
  • サウナ室や動線を事前にチェックしておく
  • 友人や家族と一緒に行動する

ほんの少しの工夫で、不安を大きく減らすことができます。見えにくさを気にしすぎず、無理のないスタイルでサウナを楽しむことが一番のポイントです。

まとめ

サウナでコンタクトレンズを使うこと自体は不可能ではありませんが、高温や乾燥といった環境によって、目やレンズに負担がかかることは確かです。特に、乾燥による貼りつきや視界の曇り、不快感などは思わぬトラブルにつながる可能性があります。

事前に目を潤しておく、サウナの時間を短めにする、使用後は目をやさしくケアするなど、少しの意識がトラブルの予防になります。また、不安があるときは無理に装用せず、裸眼やメガネなど自分に合った方法を選ぶことも大切です。

無理をせず、自分の目の状態に合わせて選択することで、サウナの時間をより安心して楽しめるはずです。

※なお、サウナの本場フィンランドの産業衛生研究所によると、サウナ中でもコンタクトレンズの装用は特に問題ないとされています。現地でも大きなトラブルは報告されていません20259現在

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