日差しの強い日や屋外での活動中に「サングラスを使いたい」と思っても、メガネをかけているのでどうすればよいのかわからない…と迷ってしまうことはありませんか?メガネの上からかけられるのか、度付きのものを作るべきか、見た目や使い勝手はどうなのか……選択肢が多いからこそ、なかなか踏み出せない方も多いはずです。
この記事では、メガネをかけている方が快適にサングラスを使うための方法を、タイプ別にわかりやすくご紹介しています。オーバーグラス、度付きサングラス、クリップオンなど、それぞれの特徴や使い方、選び方のポイントを丁寧に解説。購入場所やお手入れのコツまで、実際の利用シーンに役立つ情報をぎゅっと詰め込みました。
メガネをかけたまま使えるサングラスってどんなもの?
視力が悪くてメガネが手放せないけど、サングラスを使いたい…そんなときに役立つのが、「メガネをかけたまま使えるサングラス」です。
ここでは、視力補正をキープしながら、まぶしさを軽減できる便利な3つのタイプをご紹介します。
メガネに重ねて使える「オーバーグラス」
オーバーグラスは、その名のとおりメガネの上から直接装着できるサングラスです。メガネを外さずに使用できるため、視力を矯正したまま日差し対策が可能で、特に屋外での活動時に便利なアイテムとして人気があります。
最近ではデザイン性にも工夫が凝らされ、従来の“いかにも重ねている感”が軽減されたタイプも多く登場しています。視界の広さを確保しつつ、紫外線カットや偏光レンズといった高機能も備えているモデルもあり、機能面でも十分満足できる製品が増えています。
また、度付きサングラスに比べて価格が抑えられているのも魅力のひとつです。自分の視力に合わせて作る必要がないため、手軽に手に入れやすく、予備用としても活躍します。
▼オーバーグラスの主な特徴とポイント
特徴 | 内容 |
装着方法 | メガネの上からそのままかけられる |
利用シーン | ドライブ・釣り・アウトドアなど屋外での活動に適している |
機能性 | 紫外線カット・偏光レンズ・防風設計など機能も充実 |
デザイン | 最近はシンプルでスマートな形状も増えている |
コストパフォーマンス | 度付きサングラスよりも価格が抑えられていて手軽に使える |
重ねて使えるタイプとは思えないほど自然な見た目と使い心地のよさが進化しており、「まずは試してみたい」という方にもぴったりの選択肢です。
視力補正ができる「度付きサングラス」
度付きサングラスは、視力を矯正しながら、紫外線やまぶしさをカットできるサングラスです。自分の視力に合わせてレンズを作るため、常にクリアな視界を保ったまま使用できるのが最大のメリットです。
またデザインの自由度も高く、ファッション性を重視したい方にも向いています。日常のお出かけからスポーツシーンまで、幅広い場面で自然に馴染むデザインが選べるのも魅力と言えるでしょう。
ただし、作成には視力測定や注文が必要なため、ある程度の時間と費用がかかる点には注意が必要です。レンズカラーや機能(偏光・ブルーライトカットなど)によって価格が変わるため、事前の確認が大切です。
▼度付きサングラスを選ぶ際のチェックポイント
項目 | 内容 |
視力矯正 | 自分の視力に合った度数のレンズを選択し、視界のブレがない快適な使用感が得られる |
用途 | 普段使い・ドライブ・スポーツなど幅広く対応可能 |
デザイン性 | メガネのようにおしゃれなデザインも豊富 |
カスタマイズ性 | レンズカラー・機能・フレームを自由に選べる |
注意点 | 作成までに数日かかることが多く、費用も比較的高め |
しっかりした視力補正と快適な使い心地を両立したい方には、度付きサングラスが心強い味方になります。
必要なときだけ使える「クリップオン・マグネット式」
クリップオンタイプやマグネット式のサングラスは、今使っているメガネに簡単に装着して使える便利なタイプです。通常は透明のレンズで過ごし、まぶしさを感じたときだけサングラスレンズを装着するという使い分けが可能です。
特にマグネット式はワンタッチで装着できるものもあり、利便性の高さが魅力です。取り外しが簡単なので、屋内外を行き来することが多い人にも向いています。
ただし、フレームの形状やサイズによっては装着が難しい場合もあるため、購入時には対応の可否を確認することが大切です。また、装着時にずれやすい製品もあるため、使用感の確認が重要です。
▼クリップオン・マグネット式の特徴
特徴 | 内容 |
取り付け方式 | メガネに挟む・またはマグネットでくっつけるタイプ |
着脱のしやすさ | 外出時・屋内移動時などでの切り替えがスムーズ |
対応メガネの条件 | メガネのフレームサイズや形状に合わせる必要がある |
見た目のスマートさ | デザインによっては自然な印象になるものも多い |
注意点 | フレームとの相性により装着しづらいケースがあるので要確認 |
「使いたいときだけ装着したい」「スマートに切り替えたい」そんな希望を持つ人には、手軽に使えるこのタイプがおすすめです。
どう選べばいい?サングラスの選び方とポイント
メガネをかけたまま使えるサングラスにはさまざまな種類がありますが、最適な1本を選ぶためには、用途や自分のスタイルに合った視点で選ぶことが大切です。
ここでは、使う場面、顔やメガネの形状、そしてレンズの機能性といった観点から、選び方のヒントをご紹介します。
シーンに合わせてレンズの色や機能を選ぶ
サングラス選びでまず意識したいのが、どんなシーンで使うかです。たとえば、日差しの強いドライブでは視界の明瞭さとまぶしさ対策が重要ですし、スポーツやアウトドアでは動きに対応できる軽さやズレにくさも求められます。
レンズカラーも、実はシーンによって適性があります。たとえば、グレーは色の変化が少なく自然な視界が得られますが、ブラウン系はコントラストがはっきりしていて運転に向いています。イエロー系は曇りの日に明るさを補い、ブルー系は反射を抑える効果が期待できます。
▼使用シーン別 レンズカラーの特徴
シーン | おすすめのレンズカラー | 特徴 |
ドライブ | ブラウン・グレー | コントラストがはっきり、疲れにくい |
スポーツ | グレー・イエロー | 視認性が高く、動きやすい視界が得られる |
アウトドア | グレー・グリーン | 自然の色をそのままに近く見られる |
曇りの日 | イエロー | 視界が明るくなる |
このように目的に合ったレンズを選ぶことで、快適さも安全性もぐっと向上します。
自分の顔やメガネに合ったサイズ感を大切にする
サングラスは“サイズ感”が快適さのカギを握っています。特にメガネの上に装着するタイプでは、フレーム同士が干渉してしまうと、ズレや締め付けの原因になります。
また、顔の幅や形に合ったサングラスを選ぶことで、見た目のバランスも良くなり、自然な印象になります。購入前には実際に試着してみるか、サイズ表を確認するのが安心です。
選ぶ際には、以下のようなポイントに注意しましょう。
▼サイズ感をチェックする際のポイント
- メガネのフレームに対してサングラスの幅が合っているか
- 鼻あての位置が自分の鼻にフィットするか
- 耳にかかる部分がきつすぎず、落ちないか
- 視界が狭くなっていないかどうか
「見た目」も「かけ心地」も妥協したくない人は、サイズ感をしっかりチェックして選びましょう。
”紫外線”や”まぶしさ”をきちんと防げるか確認する
サングラスを使う本来の目的のひとつは、「紫外線(UV)」から目を守ることです。UVカットの表示があるものを選ぶことは必須条件です。理想的には「UV400」と表示されているもの(波長400nmまでの紫外線をカット)が安心です。
また、反射光を抑える偏光レンズは、まぶしさによる目の疲れを軽減し、視界の快適さを高めてくれます。特に水辺やガラスの多い都市部では、偏光レンズの効果を実感しやすいでしょう。
▼チェックしたい機能ラベルの例
表記例 | 意味 |
UV400対応 | 紫外線を99%以上カット(UV-A、UV-B) |
偏光レンズ | 路面や水面の反射をカットし、視界がクリアに |
ブルーライトカット | デジタル機器の画面からの光も軽減し、目が疲れにくい |
せっかくなら、見た目だけでなく、機能面も信頼できるサングラスを選びたいですね。
ここで紹介した内容を参考に、「どんな使い方をするか」「自分に合うか」「目を守れるか」というポイントを意識すれば、より自分にフィットした1本に出会える可能性が高まります。
サングラスを快適に使うために知っておきたいこと
サングラスを選ぶだけでなく、実際に快適に使い続けるための工夫も大切です。メガネの上から使う場合や長時間の使用時は、ズレや曇り、扱い方によるトラブルが気になることもあります。
ここでは、毎日の使いやすさを高めるための基本ポイントをご紹介します。
ズレにくくてつけ心地のいいものを選ぶ
サングラスがずれたり圧迫感があったりすると、長時間の使用がストレスになります。特にオーバーグラスやクリップオンタイプは、メガネとの二重構造になるため、フィット感がより重要です。
ズレにくいサングラスを選ぶには、以下のような工夫がポイントになります。
▼フィット感を高めるための工夫
工夫のポイント | 内容 |
可動式の鼻パッド | 自分の鼻に合わせて調整でき、フィット感がアップ |
軽量設計 | フレームが軽いと、耳や鼻への負担が少なく快適 |
カーブ形状のフレーム | 顔のラインに沿ってしっかりフィットする |
滑りにくい素材の採用 | 耳にかかる部分にシリコン素材を使うなどでズレ防止 |
上記の表を参考に、自分の顔の形や普段使っているメガネに合う形状を選べば、使い心地のよさが変わってきます。
曇りにくいサングラスを選ぶ・ケアする
温度差や湿気によってレンズが曇ってしまうと、視界が悪くなり、安全面でも不安が出てきます。特にマスクを着用する場面やスポーツ中は、レンズの曇りが起こりやすいため、事前の対策が欠かせません。
曇りにくくするためには、サングラスの選び方と日常的なケアの両方が重要です。
▼曇り対策の基本
対策方法 | 内容 |
曇り止め加工レンズを選ぶ | レンズに防曇コーティングが施されているタイプを選ぶ |
曇り止めスプレーを使う | 外出前にスプレーして拭き取ると、一時的に曇りを防げる |
レンズに隙間をつくる | 通気性を高めることで、曇りを軽減できる |
汗や皮脂のふき取りを習慣に | 曇りの原因になる汚れをこまめに拭き取ることで清潔な視界を保てる |
使うたびのひと手間がクリアな視界をキープし、快適な生活へとつながります。
長く使うための取り扱いと保管の工夫
サングラスを長く大切に使うためには、使わないときの扱い方や日頃の保管環境も重要です。特にメガネの上から使うタイプは、重量や構造的な影響で傷がつきやすく、形が崩れやすい傾向があります。
以下のポイントを意識することで、サングラスの寿命を延ばすことができます。
▼サングラスの取り扱いと保管のポイント
- 使用後はやわらかいクロスでやさしく拭き取る
- ケースに入れて保管し、落下や圧迫から守る
- 直射日光が当たる場所や高温多湿の場所を避ける
- 鞄の中では他の物と接触しないよう注意する
「ちょっとした工夫」をするだけで、お気に入りのサングラスを長く美しく保てますよ。
どこで買えば安心?お店選びのポイント
サングラスを選ぶうえで、「どこで買うか」も失敗を避ける大切なポイントです。とくにメガネと併用するタイプはサイズ感や装着感が重要なため、購入場所によって満足度が大きく変わることもあります。
ここでは、実店舗とネットショップの特徴と、それぞれのメリット・注意点についてご紹介します。
試着しながら選びたい人には実店舗がおすすめ
サイズ感やフィット感が気になる方には、試着できる実店舗での購入が安心です。特に、メガネの上から使うオーバーグラスやクリップオンタイプは、実際に試してみないとフィットするか判断がつきにくいこともあります。
JINS・Zoff・眼鏡市場などの大手チェーンでは、スタッフが顔の形や使い方に合わせたアドバイスをしてくれるため、初めての人にも心強い環境です。即日受け取りができる場合もあり、すぐに使いたい人にも便利です。
▼実店舗で購入するメリットと注意点
メリット | 注意点 |
実際にかけて確認できる | 店舗により品ぞろえに偏りがある場合も |
スタッフに相談しながら選べる | 混雑時はじっくり選びづらいこともある |
即日持ち帰りが可能な場合あり | 地域によっては店舗が近くにないことも |
「実際に試して決めたい」という方には、店舗での購入が安心です。
ネットで購入するときに気をつけたいこと
時間がない方や近くにお店がない方には、ネット購入が便利です。豊富なラインナップや価格比較がしやすく、割引キャンペーンなどの特典も魅力です。
ただし、メガネとサングラスの相性やサイズ感は、商品ページだけでは分かりにくいことがあります。レビューやサイズ表記、商品画像を細かくチェックするのが大切です。
また、到着後にイメージと違った場合のために、返品・交換の対応があるかどうかも必ず確認しましょう。
▼ネットでの購入でチェックすべきポイント
- レンズサイズ・フレームサイズが記載されているか
- 返品・交換対応の有無や条件が明記されているか
- 購入者レビューが参考になるかどうか
- 公式通販や信頼性のあるショップを利用すること
ネット購入は、選び方さえ押さえればとても効率的。事前確認が満足度を左右します。
保証や修理などサポート体制も確認しよう
サングラスは、毎日使ううちにフレームが緩んだり、レンズが傷ついたりすることもあります。そんなときに役立つのが、購入後の保証やアフターサポートです。
大手の眼鏡店では、購入後の無料メンテナンスや期間内の交換保証などが用意されていることが多く、長く使いたい人には安心材料になります。ネットショップでも、保証がついている商品やメーカー直販サイトを選ぶと安心です。
▼主なサポート内容の例
サポート内容 | 詳細内容 |
フィッティング調整 | 店舗での再調整や微調整が無料で対応されることが多い |
初期不良の交換対応 | 商品到着後◯日以内なら無償で交換してくれるケースがある |
保証期間付き商品 | 1年保証・3か月保証など、保証内容は店舗やメーカーにより異なる |
使い始めてからの安心感も、購入先選びの大事なポイントのひとつです。
このように、「どこで買うか」は使いやすさや満足度に直結する大事な選択です。試着できる実店舗の安心感と、ネットの手軽さや価格メリットをうまく活用して、自分に合った購入スタイルを見つけてみてください。
まとめ
近年はさまざまな工夫が施されたサングラスが登場し、視力を矯正しながらもまぶしさを軽減できる選択肢が用意されるようになりました。オーバーグラスのようにメガネの上からそのまま使えるタイプや、視力に合わせてオーダーできる度付きサングラス、必要なときだけ着脱できるクリップオンタイプなど、それぞれに異なるメリットがあります。
また、実際に購入する際には、使用目的に合ったレンズカラーや紫外線カット機能、サイズ感やフィット感など、細かい部分に目を向けることで、使い心地や満足度が大きく変わってきます。実店舗で試着して選ぶ安心感もあれば、ネットショップの手軽さと豊富な選択肢を活かす方法もあります。さらに、長く快適に使うためには、日々の扱いや保管にも気を配ることが大切です。
サングラスは、ただのファッションアイテムではなく、目の健康を守るための実用品でもあります。ライフスタイルや使用シーンに応じて、自分に合ったスタイルを見つけ、快適なサングラス生活を楽しみましょう。