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コンタクトレンズは目に悪い?目の健康を守るために知っておきたいこと

LaserWin株式会社丨メディア事業部

LaserWin株式会社は、眼科向けのレーザー手術機器を提供しています。 オウンドメディア「ミエルネ」では、視力矯正に役立つコラムを発信。 メディア編集長は薬機法・医療法のYMAA個人認証マーク資格を取得しており、信頼できる記事を読者にお届けします。

コンタクトレンズは、見た目も自然で日常生活に欠かせない存在。けれど、ふとした瞬間に「コンタクトって目に悪いのかな?」と心配になったことはありませんか?

毎日当たり前のように使っているからこそ、その影響や正しい使い方について、きちんと知る機会は意外と少ないものです。使い方を間違えればトラブルの原因になる一方で、ちょっとした工夫で目にかかる負担を減らすこともできます。

この記事では、「コンタクトレンズは本当に目に悪いのか?」という疑問に向き合いながら、目の健康を守るために知っておきたい情報や、無理なく続けられる習慣についてわかりやすく解説します。

コンタクトレンズって本当に目に悪いの?

コンタクトレンズは便利で、多くの人が毎日使っています。しかし一方で、「目に悪い」という声も根強く、使用に不安を感じている方も少なくありません。実際のところ、何が目に悪いとされているのでしょうか?

ここでは、そうした疑問にやさしく答えながら、コンタクトレンズと目の関係について丁寧にひも解いていきます。

「目に悪い」と言われるのはなぜ?

「コンタクトは目に悪い」と耳にしたことがある方は多いかもしれません。その背景には、誤った使い方や不適切な管理が原因で起こるトラブルの存在があります。

▼コンタクトが「目に悪い」と言われる主な理由

原因内容の概要
長時間装用酸素不足により角膜に負担がかかる
清潔に使わない雑菌が繁殖し、炎症や感染を引き起こす
自分に合わないレンズサイズや素材が合わず、目に違和感やダメージを与える
定期検診を受けない問題に気づかず悪化させてしまう

目に悪いと言われる理由の多くは、コンタクトレンズそのもののせいではなく、「使い方」にあることが分かります。つまり、適切なケアと正しい使用ができていれば、トラブルのリスクは大きく減らせるということです。

レンズが目に与える影響とは

コンタクトレンズは、直接目に装着するものだからこそ、体への影響も無視できません。以下に、目にどのような変化や負担を与えるのかを整理してみました。

▼コンタクト装用による目への主な影響

影響内容の概要
酸素供給の低下角膜は血管がないため、空気中の酸素が重要。レンズが酸素の通り道を妨げる可能性あり
涙の分布が変化レンズが涙の流れを乱し、ドライアイの原因になることも
摩擦による刺激装脱時や瞬きのたびに、角膜にわずかな刺激が加わる
異物感やアレルギー反応長期間の使用で、目がレンズに対して過敏になることがある

これらの影響はすべての人に起こるわけではありませんが、目に負担がかかっていることを意識せずに長年使い続けると、徐々にトラブルにつながることがあります。違和感を放置せず、小さな変化にも注意を払うことが大切です。

正しく使えば、リスクはぐっと減らせる

「目に悪い」と聞いて不安になる方もいるかもしれませんが、安心してください。実は、基本的なルールを守るだけで、多くのリスクは回避できます。

コンタクトは決して危険なものではなく、使い方次第で安全に使用できるツールなのです。

▼トラブルを防ぐために守りたい基本ルール

  • 毎日の装用時間を守る
  • 清潔な手で取り扱う
  • レンズの使用期限を守る
  • 定期的に眼科で検査を受ける
  • 違和感があるときは無理に使わない

これらは一見当たり前のように思えるかもしれませんが、日々の忙しさで忘れてしまいがちなことでもあります。正しい習慣を身につければ、コンタクトとの付き合い方はぐっと安心できるものになります。

知っておきたい目のトラブルとその原因

コンタクトレンズを使っていると、つい「見え方の快適さ」ばかりに意識が向きがちです。しかし、目はとても繊細な器官。長時間の装用やケア不足が積み重なると、気づかないうちに目の健康を損なってしまうことがあります。

ここでは、コンタクトレンズが原因で起こりやすい目のトラブルとその背景を、分かりやすく解説していきます。

炎症を起こす「角膜炎」「結膜炎」とは

目のトラブルの中でも特に注意が必要なのが「炎症」です。中でも角膜炎と結膜炎は、コンタクトユーザーによく見られる症状です。どちらも軽視すると視力に悪影響を及ぼす可能性があります。

▼角膜炎と結膜炎の違いと特徴

病名主な症状主な原因備考
角膜炎目の痛み・充血・視界のかすみレンズの汚れ・乾燥・細菌感染症状が進行すると視力低下のリスクあり
結膜炎かゆみ・異物感・目やにアレルギー反応・ウイルス感染ウイルス性結膜炎(はやり目)の場合、人にうつる場合もある

この2つの炎症は、レンズを正しく使っていない場合に起こりやすいです。特に、レンズの清潔を保てていない、もしくは使用期限を守らずに長く使い続けていると、目に細菌や汚れが入り込みやすくなります。

どちらも初期段階で気づき、適切な治療を受ければ回復する病気ですが、放置すると重症化する恐れがあります。目の赤みや違和感を感じたら、まずはレンズの使用を中止し、眼科を受診するようにしましょう。

長く使うことで起こる細胞へのダメージ

コンタクトレンズの使用を長年続けている方に知っておいてほしいのが、「角膜内皮細胞(かくまくないひさいぼう)」の減少です。これは見た目では分からず、症状が出にくいことから“静かな変化”とも言われています。

▼角膜内皮細胞とその働きについて

項目内容
角膜内皮細胞とは角膜の一番内側にある細胞で、角膜の水分量を調整し透明性を保つ役割がある
減少の原因酸素不足・長期使用・レンズの不適合など
減少による影響角膜がむくみ、かすみ・視力低下・手術が必要になるケースも
再生の有無一度減った細胞は基本的に再生しない

この細胞は、年齢とともに自然に減少していくのが普通ですが、酸素透過性の低いコンタクトを長時間使い続けることで、減少が加速することがあります。また、レンズのサイズや形状が目に合っていないと、角膜全体にムラなく酸素が届かず、細胞に負担がかかることも。

予防のためには、酸素をしっかり通すレンズを選び、装用時間を守ること。そして、定期的に眼科で角膜内皮細胞の検査を受けることが大切です。

ドライアイとの関係を見直してみよう

コンタクトレンズとドライアイは、切っても切れない関係です。ドライアイは現代人にとって身近な目の不調ですが、コンタクトの使い方次第で症状を悪化させてしまうこともあります。

▼ドライアイの主な原因とコンタクトの関係

  • レンズが涙を吸収してしまう
  • レンズが涙の層を分断してしまう
  • 長時間の装用で瞬きの回数が減る
  • パソコン・スマホ使用時に乾きやすくなる

特に、パソコンやスマートフォンを使う時間が長い人は要注意です。集中しているとまばたきの回数が減り、レンズの表面が乾きやすくなります。その結果、目の表面に傷がつきやすくなり、痛みや異物感を感じることも。

ドライアイの対策としては、高保湿タイプのレンズを選ぶ、人工涙液を併用する、目を休ませる時間を意識的に作るなどの工夫が有効です。違和感を感じたときは無理をせず、一度レンズを外す判断も大切です。

コンタクトと上手につき合うための習慣

コンタクトレンズを安全に使い続けるには、正しい習慣を身につけることがとても大切です。目に直接触れるものだからこそ、少しの油断がトラブルにつながることもあります。

ここでは、日々の生活の中で実践したい基本的な習慣を3つの視点からご紹介します。

1日の装用時間、どれくらいが目安?

コンタクトレンズは便利な一方で、「つけっぱなし」にすることで目に大きな負担がかかります。では、1日のうちでどのくらいの時間が適切なのでしょうか。

▼装用時間の目安と注意点

タイプ推奨装用時間補足情報
シリコーンハイドロゲル素材のソフト・ハードレンズ12〜16時間程度素材によって推奨装用時間が異なる。長時間装用には配慮を
従来素材のソフトコンタクトレンズ〜12時間程度酸素透過性が低いため長時間装用には注意
使い捨て(1DAY)10時間前後装用後は必ず廃棄する
長時間使用向け製品医師の指導下で使用自己判断は避けること

基本的には「仕事中だけ」「外出時だけ」など、必要な時間に限定して使うことが目にとってやさしい使い方。家に帰ったらすぐ外す、休日はメガネで過ごすなど、目を休ませる工夫も習慣にできると理想的です。

毎日のケア、正しくできていますか?

「なんとなく」「自己流」で行ってしまいがちなコンタクトレンズのケア。実は、多くのトラブルは日々のケア不足から始まっています。もう一度、基本を見直してみましょう。

▼正しいケアのポイント

  • レンズは毎回こすり洗いをする
  • 専用の保存液を使い、水道水は使わない
  • レンズケースは毎日洗って自然乾燥
  • ケースは1ヶ月に1度は交換
  • 使用期限を守り、使い回さない

「こすり洗い不要」と書かれたつけおき洗浄のケア剤であっても、実際にはこすり洗いを併用しないと洗浄効果が著しく落ちるといわれています。特に、ソフトコンタクトレンズの場合は、こすり洗いをすることで洗浄効果も消毒効果も発揮されるため、どの洗浄方法を行う場合にも、こすり洗いを併用することが推奨されています。

清潔な状態を保つことで、炎症や感染症のリスクを大幅に減らすことができます。慣れてしまった手順こそ、見直す価値があります。

定期検診が大切な理由とは

「見えているから大丈夫」と思って、眼科に行かなくなっていませんか?実は、目のトラブルの多くは自覚症状が出にくいため、定期的なチェックが非常に重要です。

▼定期検診で分かること

チェック内容意義
角膜の状態傷・炎症・乾燥などを早期発見
レンズの適合性視力・フィッティング・素材の見直し
涙の量や質ドライアイの兆候や対策の確認
角膜内皮細胞の数長期使用による影響を把握

一般的には3ヶ月に1回の定期検診が推奨されていますが、目に違和感がある場合はその限りではありません。見え方に問題がなくても、定期的にプロの目で確認してもらうことで、大きなトラブルを未然に防げます。

また、検診を通して、自分により合ったレンズへの切り替えが見つかることもあります。安心して使い続けるために、定期検診は欠かせない習慣のひとつです。

メガネとコンタクトの併用も検討しよう

コンタクトレンズは見た目も自然で便利な反面、目にかかる負担は少なくありません。だからこそ、ずっとコンタクトだけで過ごすのではなく、メガネとの併用を意識することが目の健康を守るうえでとても大切です。

ここでは、目を休ませることの大切さと、ライフスタイルに合わせた使い分けについてご紹介します。

目を休める時間、意識したことある?

毎日コンタクトを長時間使い続けていると、目にとってはかなりのストレスになります。特に、パソコン作業やスマートフォンの使用が多い方は、知らず知らずのうちに目を酷使しているかもしれません。

▼目を休ませるための意識的な習慣

  • 自宅ではコンタクトを外す
  • 休日はメガネで過ごす時間をつくる
  • 就寝前は早めにコンタクトを外す
  • 入浴時はメガネに切り替える
  • 目が疲れたら無理せず一時的に外す

コンタクトを外して裸眼やメガネで過ごす時間は、角膜が酸素をしっかり取り込むチャンスになります。角膜は血管がないため、酸素を空気から直接吸収していますが、コンタクトがそれを妨げてしまうことも。

「ずっとつけていないと落ち着かない」という方も多いかもしれませんが、数時間だけでも目をリラックスさせる時間を持つことが、トラブルの予防につながります。

シーンに応じた使い分けのメリット

コンタクトとメガネ、どちらが優れているということではなく、それぞれに適した場面があるという考え方が大切です。無理にどちらか一方に偏るのではなく、日々の行動や環境に合わせて使い分けることで、目への負担を上手に減らすことができます。

▼使い分けの例

シーンおすすめのスタイル理由・メリット
オフィス・外出時コンタクト視界が広く、身だしなみにも配慮できる
自宅でのリラックスタイムメガネ目を休ませながら快適に過ごせる
長時間のデスクワークメガネ(ブルーライトカット)眼精疲労の軽減が期待できる
アウトドア・スポーツコンタクト動きやすく安全性が高い
花粉が多い季節メガネ花粉やほこりの直接的な侵入を防げることも

このように、シーンごとに最適なスタイルを選ぶことで、生活の質と目の健康の両立がしやすくなります。一日の中でメガネとコンタクトを使い分ける習慣は、目にも心にもゆとりをもたらしてくれます。

たまにはメガネで、目をほっとひと休み

メガネをかけると、なんとなく「気が抜けた感じがする」「外に出づらい」と思ってしまう方もいるかもしれません。でも実は、メガネを選ぶことで得られる快適さや安心感もたくさんあるのです。

▼メガネで過ごすことの魅力

  • 装着の手間がなく、すぐに使える
  • 目の乾きや違和感が起きにくい
  • メイクを軽めにできて肌にもやさしい
  • 体調が悪い日でも無理せず過ごせる
  • 近年はおしゃれなデザインも豊富

メガネは視力を矯正する道具であるだけでなく、「目を守る」「自分をいたわる」時間を演出してくれる存在でもあります。特に疲れがたまっているときや、乾燥が気になる季節などは、意識的にメガネに切り替えて、目を労わる時間をとってあげてください。

無理せず、自然に取り入れられるメガネの時間を持つことで、コンタクトとの付き合い方にもバランスが生まれます。

まとめ

コンタクトレンズは、正しく使えば私たちの生活を快適にしてくれる便利な存在です。しかし、その一方で使い方を誤ると、目のトラブルや健康リスクを招くこともあるという事実は見逃せません。

目に異常を感じにくいからこそ、毎日のケアや装用時間に気を配ること、そして定期的に眼科で状態を確認することが大切です。また、コンタクトに頼りきるのではなく、シーンや体調に合わせてメガネを取り入れるなど、無理のない使い方を意識することで、目の負担を減らすことができます。

目は一生付き合っていく大切な器官です。快適さと安全性のバランスを大切にしながら、コンタクトと上手につき合っていきましょう。

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