「メガネの種類って、こんなにあるの?」 そう感じたことはありませんか?
視力に悩みはじめたとき、最初に直面するのが「どんなメガネを選べばいいのか」という迷い。フレームの形、素材、デザイン、さらには使用シーンまで。選択肢が多すぎて、初めての方はもちろん、買い替えを検討している方でも戸惑うことが多いはずです。
とくに20〜40代は、仕事でもプライベートでもメガネを使う機会が多く、見た目の印象や機能性のバランスも重視したいところ。自分に似合って、なおかつ快適に使えるメガネを見つけるには、まず「種類」の違いを知ることが大切です。
この記事では、初心者の方でもわかりやすく、メガネの基本的な種類から、顔型やシーンに合わせた選び方、購入前に気をつけたいチェックポイントまでを丁寧に解説します。自分に似合う一本を見つけたい方は、最後までお読みください。
メガネの種類はこんなにある!基本のフレームタイプ解説
メガネ選びを始めるうえで、まず知っておきたいのが「フレームの種類」です。見た目や掛け心地、印象に大きく関わる要素であり、自分に合ったメガネを選ぶための基本的な知識となります。
ここでは、代表的な3つのフレームタイプを解説し、それぞれの特徴やメリットを詳しくご紹介します。
スッキリ見える「フルリムタイプ」ってどんなメガネ?
フルリムタイプは、レンズ全体をフレームが囲んでいるデザインのメガネです。昔ながらの定番スタイルでありながら、今ではカラーバリエーションや素材の進化により、幅広い世代に支持されています。視線を引き締める効果があり、顔の印象をはっきりと見せたい人におすすめです。
例えば、ブラックやネイビーなどの濃いカラーのフルリムは、ビジネスシーンでも知的で落ち着いた印象を与えるため、仕事用メガネとしても人気があります。また、太めのフレームは存在感があり、目元を強調したい方にもぴったりです。
▼フルリムタイプの特徴まとめ
特徴 | 内容 |
安定感 | レンズをしっかり囲んでいるため、破損しにくく丈夫 |
印象づけやすさ | フレームの存在感で、顔立ちをくっきり見せる |
デザイン豊富 | カラーや形の選択肢が多く、おしゃれの幅が広い |
フルリムタイプは、視覚的な安定感と存在感を求める方にぴったりな、頼れる定番スタイルです。
軽くて目立ちにくい「ハーフリムタイプ」とは
ハーフリムタイプは、レンズの上半分だけをフレームで囲み、下半分はナイロン糸や金属のワイヤーで支える構造のメガネです。フルリムに比べて軽量で、すっきりとした印象を与えるのが特徴です。顔の下半分をやわらかく見せたい人や、目元を自然に演出したい人に選ばれています。
このタイプは、特にビジネスパーソンや大人世代に好まれています。主張しすぎないため、どんな服装にも合わせやすく、場面を問わず使えるのも魅力の一つです。さらに、フレームの重さが少ないため、長時間の使用でも負担が少なく、軽い装着感が得られます。
▼ハーフリムタイプの特徴まとめ
特徴 | 内容 |
軽量感 | レンズの一部のみを囲むため、非常に軽く感じられる |
自然な印象 | 顔に馴染みやすく、控えめで落ち着いた雰囲気を演出 |
フォーマル向き | ビジネスシーンや面接など、落ち着いた場面にマッチしやすい |
ハーフリムタイプは、自然体でスマートな印象を求める方にぴったりの万能な選択肢です。
フレームがない!「リムレスタイプ」の特徴と魅力
リムレスタイプ(縁なしメガネ)は、フレームがレンズの外周を囲まず、レンズそのものに直接パーツが取り付けられている構造のメガネです。そのため、非常に軽く、かけていることを忘れるほどの快適な装着感を得られます。顔の印象も柔らかく、清潔感や知的さを与えるスタイルとして根強い人気があります。
レンズの形や大きさを自由にデザインできる点も、リムレスタイプの大きな魅力です。華奢なデザインは、控えめで上品な印象を与えるため、ビジネスや冠婚葬祭など、フォーマルな場面でも活躍します。また、フレームの主張がない分、メイクや髪型とのバランスを取りやすく、ファッションとの相性も抜群です。
▼リムレスタイプの特徴まとめ
特徴 | 内容 |
超軽量 | フレームがないため、長時間かけても疲れにくい |
上品な印象 | 清潔感や知的さを与え、ビジネスや式典にも適している |
自由なデザイン | レンズ形状を自由に選べるため、個性的な印象にもできる |
リムレスタイプは、軽さと上品さ、そして自由なデザイン性を求める方におすすめの一品です。
顔型に合わせた似合うメガネの形・サイズ選び
メガネ選びで見落としがちなのが「顔型との相性」です。どれだけおしゃれなメガネでも、自分の顔に合っていないと不自然な印象になってしまいます。
ここでは、顔型に合わせたフレームの選び方や、印象を整えるサイズ感についてわかりやすくご紹介します。
丸顔さんに似合うフレーム形状と選び方のコツ
丸顔さんは、頬のラインがふっくらしており、全体的にやわらかい印象を持っているのが特徴です。そのため、フレーム選びでは「顔の丸さを引き締めて見せる」デザインを選ぶのがポイントです。
角があるスクエア型や、横に広がりを持たせたウェリントン型など、直線的なフレームを選ぶことで顔の輪郭が引き締まり、バランスのとれた印象になります。逆に、ラウンド型など丸いフレームは顔の丸みを強調してしまうため、避けた方が無難です。
▼丸顔さんにおすすめのフレームタイプ
顔の特徴 | 選ぶべきフレームの形 | 避けたい形状 |
丸みのある輪郭 | スクエア型、ウェリントン型 | ラウンド型、オーバル型 |
ふっくらした頬 | 直線的で横に広がりがあるフレーム | 小さめで丸いフレーム |
フレームのカラーは、濃い色味やくっきりとしたデザインを選ぶことで目元にアクセントを加えられ、知的で落ち着いた印象になります。
面長・ベース型など、顔型別おすすめの形とは
顔型によって似合うメガネの形は異なります。面長タイプ、ベース型(エラ張り型)、逆三角形型など、それぞれの特徴を活かしたフレーム選びが大切です。ここでは主な顔型別におすすめの形状をご紹介します。
▼顔型別おすすめフレーム早見表
顔型 | 特徴 | 似合うフレーム | ポイント |
面長タイプ | 額からアゴまで縦に長い | ボストン型、オーバル型 | 縦幅のあるフレームでバランス調整 |
ベース型(エラ張り) | 顎まわりがしっかりしている | ラウンド型、オーバル型 | 柔らかい曲線で印象を和らげる |
逆三角形型 | 額が広く、アゴが細い | ウェリントン型、スクエア型 | 顔の下半分にボリュームを持たせる |
面長さんには縦幅があるフレームを、ベース型さんには柔らかい形状を、逆三角形さんにはバランスよく下部を強調できるフレームがおすすめです。
それぞれの顔型の特徴を活かしながら選ぶことで、メガネが自然に顔に馴染み、より魅力的な印象を与えられます。
印象を左右する「サイズ」や「フレーム幅」の選び方
メガネ選びにおいて、見落としがちなのがサイズ感です。どんなにデザインが良くても、サイズが合っていなければ不自然な印象や疲れを引き起こす原因になります。特に「フレーム幅」と「レンズサイズ」のバランスが重要です。
自分の顔の横幅と同じくらい、もしくはやや内側に収まるフレームが理想です。フレームが広すぎると顔が小さく見えすぎてしまい、逆に狭すぎると窮屈で不自然な印象になります。
また、レンズの上下幅が狭いとシャープな印象、広いと優しい印象を与えるなど、微妙な違いでも印象が変わるため、自分が演出したいイメージに合わせて選ぶと良いでしょう。
▼フレームサイズ選びのチェックポイント
- 顔幅とフレーム幅が大きくズレないものを選ぶ
- テンプル(つる)がこめかみに自然に沿っている
- 鼻あての位置がずれていないか確認する
- 笑ったときにフレームが頬に当たらない
サイズが合っているメガネは、見た目だけでなく快適さも格段にアップします。日常的に使うからこそ、細かい部分にも気を配って選びましょう。
デザインで選ぶ!今注目のメガネトレンド
機能性だけでなく、おしゃれアイテムとしても欠かせないのがメガネです。最近ではファッション性を意識したデザインが増え、顔立ちや服装に合わせてメガネを楽しむ人も増えています。
ここでは、今注目されているトレンドのメガネデザインを、特徴や選び方とともにご紹介します。
人気継続!「クラシック」デザインの魅力
クラシックデザインのメガネは、流行に左右されにくい定番のスタイルとして根強い人気があります。昔ながらの落ち着いたデザインが多く、年齢や性別を問わず幅広い層に支持されているのが特徴です。
代表的なのは、細めのメタルフレームやべっ甲柄、丸みを帯びたフレームなど。こうしたクラシックなデザインは、知的さや落ち着き、上品さを演出できるため、ビジネスシーンやフォーマルな場面でも活躍します。
また、近年はクラシックデザインに現代的な要素を加えた“ネオクラシック”とも呼ばれるスタイルも増えており、トレンドを押さえつつ長く使える一本として注目されています。
▼クラシックデザインのポイント
- 年代を問わず使える普遍的なデザイン
- 落ち着いた印象を与え知的に見える
- フォーマル・ビジネスでも違和感がない
- 細身やべっ甲など選べるデザインが豊富
- 男女問わず似合うユニセックスな魅力
このように、クラシックデザインは、流行を追わず自分らしさを大切にしたい方にぴったりな、普遍的な魅力を持つスタイルです。
おしゃれ上級者に人気の「ボストン型」「ウェリントン型」
近年注目を集めているのが、ボストン型とウェリントン型のフレームです。どちらもクラシックな要素を持ちながら、トレンド感と個性を両立できるデザインとして人気が高まっています。
ボストン型は、丸みを帯びた逆三角形のような形が特徴で、やさしい印象を与えつつ、知的さや落ち着きを表現できます。顔なじみがよく、男女ともにかけやすいデザインです。
一方、ウェリントン型は四角に近い台形型のフレームで、顔の輪郭を引き締め、ややシャープな印象に。丸顔や柔らかい顔立ちの方におすすめです。
▼人気デザイン比較表
デザイン | 特徴 | 向いている人のタイプ |
ボストン型 | 丸みのある柔らかな印象 | 面長・逆三角形・やさしい雰囲気を出したい人 |
ウェリントン型 | 力強く知的な印象を演出 | 丸顔・柔らかい顔立ちに引き締め効果 |
どちらもカジュアルにもフォーマルにも合わせやすく、普段使いから特別なシーンまで幅広く活躍するため、1本あると重宝するデザインです。
仕事にも休日にも◎ 洗練されたユニセックスデザイン
今やメガネは性別にとらわれない“ジェンダーレス”なアイテムとしての魅力も注目されています。特に人気なのが、シンプルで洗練されたユニセックスデザインのフレームです。
細めのメタルフレームや、柔らかい中にも直線的なラインを感じるスタイルは、男性にも女性にも似合う万能なデザインです。ブラックやシルバー、べっ甲など、落ち着いたカラーを選べば、ビジネスでも違和感なく使えます。
また、無駄を省いたミニマルなデザインは、ファッションを選ばず合わせやすいため、休日のカジュアルコーデにも自然に馴染みます。
▼ユニセックスデザインの魅力
- シンプルだから飽きずに長く使える
- 性別問わず、柔軟にスタイルに合わせられる
- オン・オフどちらでも使いやすい
ユニセックスなメガネは、1本で様々な場面に対応できる万能選手。初めての一本としても、買い替えの候補としてもおすすめです。
メガネの素材による違いと特徴まとめ
メガネを選ぶうえで意外と見落とされがちなのが「素材の違い」です。見た目の印象はもちろん、軽さや耐久性、掛け心地にも大きな影響を与えます。
ここでは、代表的なメガネフレームの素材ごとの特徴と、それぞれがどんな人に向いているのかをわかりやすくご紹介します。
軽量&丈夫!「チタン」「アルミ」フレームの特徴
チタンやアルミ素材は、近年のメガネフレームにおいて人気の高い金属系素材です。最大の魅力は、なんといってもその軽さと丈夫さ。特にチタンは医療器具にも使われるほど人体に優しく、アレルギーが起きにくいのも特徴です。
アルミは加工がしやすく、軽量かつスタイリッシュなデザインが多いため、若い世代を中心に支持されています。どちらも長時間の使用でも疲れにくく、ビジネス用や毎日使うメガネとして非常に実用的です。
▼チタン・アルミ素材のメリット
- とても軽く、長時間の使用も快適
- 耐久性が高く、曲がりや変形に強い
- チタンはアレルギーが起きにくい
- スタイリッシュなデザインが多い
- 落ち着いた印象でビジネスにも最適
軽くて丈夫、しかも見た目にもスマートなチタン・アルミフレームは、毎日快適に使える一本を探している方にぴったりです。
やさしい印象に見せる「プラスチック」素材のメリット
プラスチック製フレームは、カジュアルで親しみやすい印象を与える素材として、幅広い世代に人気です。色や形のバリエーションが豊富で、ファッション性が高く、自分らしさを表現しやすいのが特徴です。
また、金属製と比べて肌あたりが柔らかく、冷たさを感じにくいのも魅力のひとつ。軽量なモデルも多く、日常使いとして取り入れやすいのもポイントです。ただし、強い衝撃や高温にはやや弱いため、丁寧な取り扱いが必要です。
▼プラスチック素材のメリット
- カラーバリエーションが豊富で選ぶ楽しみがある
- 柔らかい印象で顔になじみやすい
- 軽量でかけ心地が良く疲れにくい
- 肌に冷たくなく、冬でも快適
- カジュアルファッションに合わせやすい
やわらかい印象とファッション性を兼ね備えたプラスチックフレームは、気軽におしゃれを楽しみたい方に最適です。
個性派必見!「セルロイド」「木製」などの素材別の魅力
セルロイドや木製などの天然・特殊素材は、他の人とは違った個性を演出したい人におすすめです。セルロイドは、プラスチックの一種でありながら独特の艶としなやかさを持ち、クラシックな雰囲気を楽しめます。ヴィンテージ風のデザインによく使用されており、ファッション性の高いアイテムです。
木製フレームはナチュラルな質感が魅力で、ぬくもりを感じるやさしい印象に。軽量ながら耐久性もあり、ひとつひとつ木目が異なるため、唯一無二の一本として人気があります。
▼セルロイド・木製などの特徴
- セルロイドは艶やかで高級感がある
- 木製は自然な風合いと温もりが魅力
- 他の素材と差をつけたい人に最適
- ファッションに個性を取り入れやすい
- ヴィンテージやナチュラル系スタイルに合う
デザインや素材にこだわりたい方には、セルロイドや木製などの個性派フレームがおすすめ。自分らしさを表現できる、こだわりの一本が見つかります。
シーン別に最適なメガネの選び方
メガネは視力矯正だけでなく、さまざまな目的や環境に応じて利用方法が異なります。たとえば、屋外では紫外線を防ぐためにサングラスの使用が推奨されるなど、目的に合わせて最適なメガネを選ぶことが大切です。
ここからは、仕事、趣味、運転など、日常生活のシーンごとにどのようなメガネを選べば良いか、その探し方や活用方法についてご紹介します。
デスクワークに最適な「ブルーライトカットメガネ」
長時間パソコンやスマートフォンを使う人にとって、ブルーライトの影響が気になるという声は少なくありません。目の疲れや頭痛、睡眠の質への影響などが報告されており、不快感を訴える人も増えています。そんなときに活躍するのが「ブルーライトカットメガネ」です。
このタイプのメガネは、画面から発せられるブルーライトを効果的にカットする特殊なレンズを使用しており、目への負担を軽減する効果が期待されています。
度付き・度なしの両方が選べるため、視力矯正の有無にかかわらず取り入れやすいのも特徴です。見た目も通常のメガネと大きく変わらないため、ビジネスシーンでも違和感なく使えます。
最近では、スタイリッシュなデザインや薄い色味のレンズも増え、ファッション性も高まっています。
▼ブルーライトカットメガネのおすすめポイント
- 目の疲労を軽減し、長時間作業を快適にする
- 睡眠の質が改善される可能性がある
- 度なしでも使えるので導入しやすい
- スタイリッシュなデザインも多数展開
- テレワークやオンライン会議でも便利
パソコン作業やスマホ使用が多い方には、ブルーライトカットメガネは頼れる存在。目を守りながらおしゃれも楽しめるアイテムです。
なお、ブルーライトカットメガネの効果については現在も研究が続けられており、専門家の間でも意見が分かれています。感じ方には個人差があるため、あくまで参考情報としてご覧ください。
運転・スポーツに向くメガネのポイントとは?
運転中やスポーツ時には、視界のクリアさと動きに対応できるフィット感が求められます。一般的なメガネとは異なり、「ズレにくさ」や「衝撃への強さ」といった要素が非常に重要です。
運転用のメガネには、昼夜で視界が安定するように設計された偏光レンズや、夜間に光のまぶしさを軽減するナイトドライブレンズなど、特化したレンズタイプがあります。また、スポーツ用メガネは顔にしっかりフィットするフレームや、ゴム製の滑り止め付きテンプルなど、安全性と動きやすさを重視した設計が特徴です。
▼運転・スポーツ用メガネの選び方ポイント
- フィット感が良く、激しい動きでもズレにくい
- 衝撃に強く、壊れにくい丈夫な素材が使われている
- まぶしさや反射光を軽減する偏光・ナイトレンズが便利
- ヘルメットやキャップにも干渉しにくい設計
- スタイリッシュで機能性に優れた専用モデルが多い
安全性とパフォーマンスを両立させるためには、運転やスポーツ専用に設計されたメガネの活用が非常に有効です。
伊達メガネと度付きメガネの違いと活用法
伊達メガネとは、視力矯正を目的としない、いわばファッションや印象操作を目的としたメガネのことです。一方、度付きメガネは、視力を矯正するために作られたレンズを使用しており、医療的役割を果たします。
伊達メガネは、仕事や面接、日常のコーディネートで「知的に見せたい」「雰囲気を変えたい」といったときに重宝されます。最近ではブルーライトカット機能付きの伊達メガネもあり、実用性を兼ね備えたアイテムとしても人気です。
度付きメガネとの大きな違いは、レンズに度が入っていない点ですが、見た目だけでなく、軽さや価格、メンテナンスのしやすさにも違いがあります。
▼伊達メガネと度付きメガネの違いと使い分け
比較項目 | 伊達メガネ | 度付きメガネ |
主な目的 | おしゃれ・印象アップ | 視力補正 |
レンズ | 度なし、ブルーライトカットなど可能 | 度あり、使用者の視力に合わせて調整 |
活用シーン | ファッション、オンライン会議など | 日常生活全般、仕事・運転・勉強など |
価格帯 | 比較的安価 | 機能やレンズにより価格差あり |
TPOに合わせて伊達メガネと度付きメガネを使い分けることで、視力の有無にかかわらず、自分らしいスタイルや機能性を実現できます。
なお、視力矯正が必要な方の中には、コンタクトレンズとメガネを使い分けている方も多くいます。たとえば外出時やスポーツ時にはコンタクトレンズを利用し、室内では目の疲れを軽減するためにメガネに切り替えるといった方法が一般的です。こうした併用スタイルは、視力補正の自由度を高め、ライフスタイルに応じた柔軟な使い方を可能にします。
また、コンタクトレンズを使用している方でも、ブルーライトカットや紫外線対策など、目を保護する目的で伊達メガネを利用するケースが増えています。視力を補うだけでなく、ファッション性や機能性を兼ね備えた選択肢として、コンタクトとメガネの併用は非常に有効な方法です。
メガネ選びで失敗しない!購入前のチェックリスト
メガネは毎日使うものだからこそ、購入後に「合わなかった」「疲れる」と感じるのは避けたいところです。特に初めて購入する方や買い替えを検討している方には、事前の準備と確認がとても重要になります。
ここでは、後悔しないメガネ選びのためにチェックしておきたいポイントを3つに絞ってご紹介します。
店舗での「フィッティング」の重要性とは
メガネは見た目のデザインだけでなく、顔にぴったり合っているかどうかが快適さを大きく左右します。そのため、購入前に店舗で行う「フィッティング」は非常に重要です。
フィッティングでは、鼻あての高さやテンプル(つる)の角度、耳へのあたり方などを細かく調整してもらえます。これにより、長時間の装着でも痛みやズレがなく、視界も安定します。また、顔に合った位置にレンズを固定できるため、正確な視力補正も可能になります。
▼フィッティングで確認すべきポイント
- 鼻あてがしっかりフィットしているか
- テンプルがこめかみや耳に自然に沿っているか
- メガネが前にずれ落ちてこないか
- レンズの中心が瞳の位置と合っているか
- 装着したときに違和感や圧迫感がないか
フィッティングは「最後の仕上げ」。プロの手で微調整してもらうことで、自分だけの快適なメガネが完成します。
レンズ選びは目的&予算に合わせて
メガネ選びで最も大切なのが「レンズ」です。どんなにフレームが気に入っていても、レンズが自分の用途や生活に合っていなければ、目の疲れや不便さを感じる原因になります。
たとえば、長時間パソコンを使う人にはブルーライトカット、外出が多い人にはUVカット付きレンズや調光レンズ、細かい作業を行う人には遠近両用レンズが適しています。用途に合った機能性を優先しつつ、価格とのバランスを考えるのがポイントです。
また、屈折率(レンズの薄さや重さを左右する指標)にも注意が必要です。度数が強い人ほど高屈折レンズを選ぶことで、レンズが厚くなりすぎず快適に使えます。
▼レンズ選びのポイントと比較表
比較項目 | 内容例 | 対応する生活スタイル |
ブルーライトカット | デジタル画面の目の疲れを軽減 | デスクワーク・長時間のPC作業 |
UVカット | 紫外線をカットし、目のダメージを防ぐ | 外出・屋外スポーツなど |
遠近両用 | 近くも遠くも1本で見える多機能レンズ | 読書・運転・日常全般 |
高屈折レンズ | レンズが薄く軽くなり、見た目もすっきり | 強い度数が必要な方 |
レンズ選びは「使い心地」と「目の健康」を左右する大事な要素。自分の生活に本当に合ったレンズかどうかをよく考えて選びましょう。
自宅試着・オンライン診断など便利サービス活用法
近年では、自宅にいながらメガネを選べる便利なサービスも増えています。中でも人気なのが「自宅試着サービス」や「オンライン診断」です。特に忙しい方や店舗が遠い方にとって、これらのサービスはメガネ選びの大きな助けとなります。
自宅試着では、気になるフレームを複数取り寄せて、家族や友人の意見を聞きながらゆっくり比較検討できます。一方、オンライン診断は、顔型や好みに基づいておすすめのメガネをAIが提案してくれるサービスで、事前に傾向を掴むのに便利です。
▼便利なオンラインサービスの使い方
- 自宅でフレームのサイズ感や印象をじっくり確認できる
- 比較しやすく、納得感のある選択ができる
- 顔写真を使ったバーチャル試着も可能
- おすすめ商品を自動提案してくれるオンライン診断あり
- 店舗へ行く前の「予習」としても活用できる
こうしたサービスを上手に活用することで、納得のいくメガネ選びがぐっと身近に。忙しい現代人にこそおすすめのスタイルです。
自分にぴったりのメガネを探すには、店舗での試着だけでなく、オンライン診断やバーチャル試着など、さまざまな方法を活用することが大切です。こうしたサービスを使うことで、自宅にいながら多くの選択肢から自分の顔型や好みに合ったフレームを探すことができ、納得感のある買い物が実現します。
また、最近ではスマートフォンを活用したAR機能による仮想試着も登場し、よりリアルなイメージでメガネを選ぶことが可能になっています。自分に似合う一本を探す工程そのものが楽しくなるような、新しい選び方も広がっているのです。
まとめ
メガネ選びは、ただ視力を補うだけの行為ではなく、日々の快適さや自分らしさを表現する大切な要素です。この記事では、メガネのフレームの形や顔型との相性、素材の違い、シーン別の最適な選び方、さらには購入前のチェックポイントまで、幅広くご紹介してきました。
メガネには、フルリム・ハーフリム・リムレスといった基本形状の違いがあり、それぞれにメリットと特徴があります。また、顔型に合った形を選ぶことで、より自然に、自分らしい印象を演出することができます。デザインや素材の選び方にもこだわれば、毎日のファッションにも彩りが加わるでしょう。
さらに、ブルーライトカットやスポーツ用など、用途に特化したメガネの選択肢も増え、TPOに応じた使い分けが可能です。そして、購入前には必ずフィッティングやレンズの機能性を確認し、自宅試着などの便利なサービスを活用することが、後悔しないメガネ選びのコツです。
メガネは“視力を補う道具”から“自分を演出するアイテム”へと進化しています。今回ご紹介した情報を参考に、自分にとって本当に心地よく、そして似合う一本をぜひ見つけてください。