「メガネをかけると、横髪だけなんだか浮いてしまう…」そんなちょっとした違和感に、毎朝モヤモヤしていませんか?鏡を見るたびに気になったり、出先で髪が崩れてしまったりと、意外とストレスを感じている方は多いものです。
本記事では、横髪が浮いてしまう原因をわかりやすく解説しながら、忙しい朝でも簡単にできる対処法や、日常生活の中で取り入れられる工夫をご紹介します。
髪型とメガネ、どちらも自分らしく快適に楽しむためにも、最後までチェックしてみてください。
なぜ横髪が浮いてしまうの?メガネ使用時に起こる原因とは
メガネをかけると横髪がふわっと浮いてしまう……実はその背景には、フレームの形や髪質、日常のちょっとした習慣など、さまざまな原因が潜んでいます。
まずは、よくある3つの原因を確認し、自分の状況に当てはまるものを見つけてみましょう。
フレームが髪を押し上げているって本当?
メガネのテンプル部分が髪を押し上げてしまい、横髪が浮いて見えることがあります。特に太めのフレームや顔にしっかりフィットする形状は、髪に強く干渉しやすい傾向があります。
▼フレームの形状による髪への影響
フレームタイプ | 横髪の浮きやすさ | 特徴 |
細めのフレーム | 少ない | 髪に干渉しにくく、なじみやすい |
標準的なフレーム | 普通 | 髪質やスタイルによって影響が変わる |
太めのフレーム | 大きい | 髪を外に押し出しやすく、浮きが目立つ |
普段使用しているメガネが太めのフレームであれば、髪への干渉が強くなっている可能性があります。見た目の印象を左右する小さな違いも、実は原因のひとつかもしれません。
髪のボリューム・クセが影響するケースも
横髪の浮きやすさは、髪の質や量とも深く関係しています。ボリュームが多い髪や、うねりやすいクセ毛は、メガネとの接触部分で膨らみが出やすくなります。
▼浮きやすい髪の特徴
- 毛量が多くふくらみやすい
- クセが強く、髪が浮きやすい
- ショート〜ミディアムで軽さがある
- 耳に髪がかかるスタイル
このような髪質の人は、メガネのテンプルと接触することで、髪の流れが乱れやすくなります。クセや広がりがある場合は、髪型やセット方法を工夫することで自然に整いやすくなります。
外出中に横髪が崩れる意外な原因とは?
朝はキレイに整っていたのに、外に出たら横髪が浮いてしまう……その主な理由は、湿度・風・体温の上昇などの外的要因です。
特に雨の日や夏場は髪が水分を含みやすく、クセが出やすくなります。
▼横髪が崩れやすくなる日常動作
- マスクの着脱で髪が乱れる
- イヤホンの出し入れで髪にクセがつく
- 帽子やフードの圧迫で髪が持ち上がる
こうした小さな動作の積み重ねが、横髪のスタイル崩れに繋がります。外出前のセットだけでなく、日中も「崩れにくい髪づくり」を意識すると、メガネとのバランスも整いやすくなります。
忙しい朝でもできる!横髪の浮きを防ぐ3つの簡単テクニック
朝はとにかく忙しく、髪にかけられる時間も限られていますよね。でも、ちょっとした工夫で横髪の浮きを防ぐことは可能です。
ここでは、手間なく取り入れられて、すぐに効果を実感しやすい3つのテクニックをご紹介します。
横髪にフィットしやすいメガネを選ぶ
横髪が浮く原因のひとつに、メガネのフレーム形状があります。そこで注目したいのが「テンプル(つる)」の太さや角度。髪にフィットしやすいタイプを選ぶことで、髪の押し上げを防ぎやすくなります。
▼フィットしやすいメガネの選び方
注目ポイント | 特徴 | 横髪への配慮度 |
細めのテンプル | 髪の間を通りやすく自然になじむ | 高い |
カーブのある形状 | 頭の形に沿いやすく浮きが出にくい | 高い |
フレームレスまたは軽量タイプ | 髪への圧が少ない | 中程度 |
特に細くて軽いタイプは、髪を押し上げる力が少なく、横髪への干渉が最小限に抑えられます。眼鏡店での試着時に、髪に触れないかを確認することも、快適なスタイル維持につながります。
ほんの少し形を見直すだけでも、朝のセットがぐっと楽になります。
スタイリング剤で自然におさえる
髪をしっかり整えていても、時間が経つとふわっと浮いてしまう。そんなときに頼れるのが、軽めのスタイリング剤です。ベタつかずに使えるワックスやバームを使うことで、横髪を自然な形でキープできます。
▼おすすめスタイリング剤の種類と特徴
タイプ | 特徴 | 向いている髪質 |
軽めのヘアバーム | ツヤを出しつつまとまりやすい | 柔らかい髪・乾燥毛 |
ソフトワックス | キープ力がありながらナチュラル | 普通〜やや硬めの髪 |
ヘアミルク | 広がりを抑えつつ軽く整える | くせ毛・多毛 |
スタイリング剤は、「髪を固める」ためではなく、「髪の形を整えてキープする」ために使うのがコツです。手のひらにしっかりなじませてから使うと、自然な仕上がりになります。
朝のひと手間で、1日中快適な横髪をキープできます。
横髪と前髪を一緒に整える
横髪だけを整えても、前髪とのバランスが合っていないと、かえって浮きが目立ってしまうことがあります。特に横髪が耳にかかるようなスタイルでは、前髪とのつながりを意識してセットするのがポイントです。
▼横髪と前髪を一緒に整えるコツ
- ブローの時点で全体の流れを意識する
- スタイリング剤は前髪にも少量使う
- 鏡で横からのシルエットをチェック
- 耳まわりをスッキリ見せるように整える
このように、前髪と横髪を一体的にスタイリングすると、自然な流れが生まれてメガネによる髪の乱れも目立ちにくくなります。
ひとつのまとまりとして髪を仕上げることで、メガネとの相性もぐっと良くなりますよ。
日常で差がつく!横髪の浮きを防ぐ生活習慣のコツ
毎朝のスタイリングだけでなく、日々の習慣を少し工夫することで、横髪の浮きはぐっと改善します。髪型の見直しやドライヤーの使い方、そしてメガネ自体のフィット感も重要なポイントです。
ここでは、無理なく取り入れられる生活習慣の改善ポイントをご紹介します。
ヘアスタイルを変えるだけで浮きにくくなる
髪の浮きが気になるなら、まずは髪型自体を見直すのも一つの手です。特に顔まわりの髪に段(レイヤー)を入れるだけで、横髪が自然にメガネに沿うようになり、浮きにくくなります。
▼浮きにくくなるヘアスタイルの工夫
- 顔まわりにレイヤーを入れて毛流れを調整
- 重さを残しすぎないようにカット
- 耳まわりは軽くすることで浮きを抑制
- サイドを内巻きにするとメガネと馴染みやすい
美容院で「メガネをかけると横髪が浮きやすい」と伝えることで、髪の動きを計算したカットを提案してもらえます。メガネと髪の相性を意識したスタイルにすることで、毎朝のセットも簡単になるはずです。
ドライヤーの当て方で髪の動きが変わる
意外と見落としがちなのが、髪の乾かし方。ドライヤーの風の当て方によって、横髪の収まり具合は大きく変わります。
特に生えグセがある人や広がりやすい髪質の方には、乾かし方の工夫が効果的です。
▼ドライヤーの正しい当て方のコツ
- 上から下に風を当ててキューティクルを整える
- 耳まわりは手で押さえながら乾かすと浮きにくい
- 根元を乾かすときは地肌をしっかり意識
- 冷風で仕上げると形がキープしやすい
乾かすときに手ぐしで髪の方向を整えながら風を当てると、クセや浮きを抑えやすくなります。丁寧に乾かす習慣をつけることで、メガネに干渉しにくい髪の流れが作れます。
メガネのかけ心地を見直してみよう
髪ばかり気にしていて、メガネ自体のフィット感を見直していない場合は要注意です。メガネの位置がずれていたり、きつすぎたりすると、髪に強く干渉してしまい、浮きの原因になります。
▼かけ心地を見直すべきチェックポイント
- テンプルが耳の上に強く当たっていないか
- フレームが顔の横に押し付けられていないか
- メガネが前下がりにずれていないか
- 長時間かけていても痛くないか
ほとんどの眼鏡店では、無料でフィッティング調整を行ってくれます(※)。ちょっとした角度の違いでも髪への干渉が大きく変わるため、一度見直してみてはいかがでしょうか。
※店舗によって対応が異なる場合あり
まとめ
メガネをかけると横髪が浮いてしまう悩みは、フレームの形や髪質、日常のクセや環境など、いくつかの要因が組み合わさって起きています。しかし、原因を知れば対処は難しくありません。
例えば、細めのフレームに変える、スタイリング剤を上手に使う、髪型や乾かし方を見直すといった小さな工夫でも、髪の浮きは抑えられます。また、メガネのフィッティングを調整するだけで、髪との接触を減らせることもあります。
忙しい毎日でも、今日から取り入れられる対策がいくつもあります。自分に合った方法を見つけて、メガネと髪型のバランスを快適に整えていきましょう。