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メガネの調整は自分でできる?セルフでできる範囲と専門店での調整サービスをわかりやすく解説

LaserWin株式会社丨メディア事業部

LaserWin株式会社は、眼科向けのレーザー手術機器を提供しています。 オウンドメディア「ミエルネ」では、視力矯正に役立つコラムを発信。 メディア編集長は薬機法・医療法のYMAA個人認証マーク資格を取得しており、信頼できる記事を読者にお届けします。

「最近メガネがずれやすくなった」「鼻が痛くて気になる」——そんなとき、自分でちょっと直せたら便利ですよね。でも、どこまでが安全で、どこからはプロに任せるべきなのか、判断に迷う方も多いのではないでしょうか。

実はメガネの調整は、見た目以上に繊細で専門的な作業です。間違った方法で手を加えてしまうと、掛け心地が悪くなるだけでなく、視力にも影響を及ぼすことがあります。

本記事では、自分でできる調整の範囲とその注意点、そしてプロによる調整サービスの内容や活用方法について、丁寧にわかりやすく解説します。メガネを快適に使い続けるための正しい知識を、一緒に確認していきましょう。

自分でメガネを直しても大丈夫?知っておきたい基本

「ちょっと曲がっただけだし、自分で直せるかも…」そう思ったことはありませんか?しかし、メガネはただの道具ではなく、視力や身体の健康にも関わる繊細なアイテム。見た目以上に調整には注意が必要です。

ここでは、セルフ調整を検討する前に知っておきたい基本知識を紹介します。

フィッティングって何?メガネ調整の役割と重要性

フィッティングとは、メガネを使用者の顔や姿勢に合うように微調整する作業のことです。これにより快適な装着感と正確な視力補正が得られます。

わずかなズレでも視界や身体に負担がかかるため、フィッティングはとても重要です。

▼フィッティングが必要な主な理由

  • 鼻あてが当たって痛い、跡が残る
  • メガネがずり落ちてくる
  • メガネが傾いて視界が歪む

こうした問題は「掛け心地」の不快感だけでなく、視線のズレや疲労感にもつながります。日常のちょっとした不調の原因が、実はメガネのフィッティング不足だったというケースも少なくありません。

調整には技術が必要!プロに任せた方がいい理由

メガネの調整には、見た目以上に細かな技術が求められます。フレーム素材によっては加える力の加減も異なり、ちょっとした力で壊れてしまうこともあります。

▼プロが行う調整で考慮されるポイント

  • 顔の骨格や耳の高さの違い
  • フレーム素材(チタン・樹脂など)の特性
  • レンズの中心と視線の一致

特に遠近両用レンズや度数が強い人ほど、ほんの少しの傾きが「見え方」に影響します。プロの調整は、単に形を戻すのではなく、「見え方」と「快適さ」を同時に整えるための精密な作業なのです。

手軽に思えるセルフ調整ですが、実はそれほど単純ではないということを覚えておきましょう。

「自分で直したい」と思ったときに考えるべきこと

「忙しくてお店に行けない」「少しだけなら自分で…」と考えることは自然です。しかし、セルフ調整には失敗のリスクもあります。始める前に、いくつかの確認ポイントを押さえておきましょう。

▼セルフ調整前に確認しておきたいこと

  • フレームの素材は何か(壊れやすい素材もある)
  • ズレが見た目だけか、視界に影響しているか
  • 保証期間中かどうか(自己調整で保証外になる可能性も)

安全な範囲を見極めずに行う調整は、かえって状況を悪化させることもあります。「これくらいなら大丈夫」と自己判断する前に、一度立ち止まって考えてみることが、メガネを長く使うための第一歩です。

どうしても気になるズレ…セルフ調整できる範囲とは?

外出先や忙しい日々のなかで、メガネのズレや違和感が気になってしまうことはよくあります。「お店に行く時間がないけど、このくらいなら自分で直したい…」という場面もあるでしょう。

ここでは、破損や不具合を避けながら、セルフで安全に対処できる調整方法を紹介します。

鼻あてが当たって痛いときは?自分でできるやさしい調整法

鼻あてが当たって痛い、跡が残る――このような悩みは多くの方が経験するトラブルです。特に金属フレームのメガネは、鼻あて(ノーズパッド)の部分が可動式になっていることが多く、比較的安全に微調整が可能です

▼鼻あてのセルフ調整を行う際のポイント

  • 調整は少しずつ行う(強く曲げない)
  • 両側のパッドを均等に動かす
  • 素手よりも綿棒やティッシュ越しで力をかける

軽く広げることで当たり方を和らげたり、少し閉じることでメガネが下がりにくくなる場合もあります。ただし、プラスチック製フレームや固定タイプの鼻あては無理に動かさないことが鉄則です。

鼻あての角度を調整するだけで、装着感が驚くほど改善することもあります。とはいえ、違和感が続くようであれば、専門店での確認をおすすめします。

メガネのズレ落ちを防ぐには?便利な工夫とおすすめアイテム

日中の作業中や汗をかく季節、「メガネがすぐにずり落ちる」という声もよく聞かれます。これは顔や耳の形とフレームの角度が合っていない場合や、テンプルがゆるんでいるケースに多く見られます。自宅での簡易対策としては、市販の便利なアイテムを活用するのもひとつの方法です。

▼ズレ落ち対策に役立つ工夫・アイテム

  • シリコン製のずれ防止パッドを耳元に装着する
  • 鼻パッドに貼るクッションシールで密着感を高める
  • フィット感を向上させる滑り止め付きのメガネバンドを使う

これらのアイテムは工具不要で取り付けられるため、誰でも手軽に試せるのが魅力です。また、テンプル部分を少し内側に曲げる調整もありますが、素材によっては折れやすくなるため、慎重に扱う必要があります。

一時的な応急処置としては有効ですが、根本的な解決にはプロのフィッティングを受けるのがやはり安全です。

テンプルが広がってしまった場合の対応法

メガネのテンプル(つる)が外側に広がってしまうと、耳にかかる部分が緩くなり、掛け心地が悪くなります。これに対しては、ごく軽いセルフ調整が可能なケースもありますが、扱いには十分な注意が必要です

▼テンプル調整時の注意点

  • テンプルの根元を少しずつ内側に曲げる
  • プラスチックフレームは加熱しすぎに注意する

特にセルフレーム(樹脂製)は、加熱のしすぎで変形したり、ツヤがなくなったりする恐れがあります。また、左右のバランスを崩すと、見た目だけでなく視界にも影響が出ます。

あくまで「ほんの少しの広がり」が対象であり、ガタつきや不安定さを感じる場合は無理せず専門店へ相談しましょう。適切に調整されたテンプルは、掛け心地の安定性とメガネの寿命を大きく左右します。

メガネのセルフ調整でやってはいけないこと

セルフ調整は便利なように思えますが、方法を誤るとメガネを壊したり、見え方に支障をきたしたりする可能性があります。

ここでは、メガネを長く安全に使うために避けるべきポイントについて解説します。少しでも不安がある場合は、無理に自分で手を加えず、専門店に相談するのが賢明です。

素材によっては壊れることも?フレームを扱うときの注意点

メガネのフレームは、素材によって柔軟性や耐久性に大きな違いがあります。金属フレームの中にはある程度曲げられるものもありますが、プラスチックや特殊素材のフレームは、一度の無理な力で破損してしまうことも少なくありません

▼素材ごとの取り扱い注意点

素材特性セルフ調整時のリスク
チタン軽くて丈夫、しなやか無理に曲げるとヒビが入ることも
アセテート見た目が美しいが熱に弱い加熱しすぎると変形や変色の恐れ
ナイロン樹脂弾力性があるが戻りにくい一度曲がると形が戻らない場合がある
ステンレス硬く安定しているが反発力が強い力を加えると突然折れることがある

見た目では判断しにくい素材の特性もあるため、「他のメガネでできたから今回も大丈夫」とは限りません。ほんの少しの力でも、取り返しのつかない破損に繋がることがあると心得ておきましょう。

無理な調整が引き起こす不具合とは?

「少し曲げただけなのに、かえって掛け心地が悪くなった」「視界に違和感が出てきた」といった声は、セルフ調整後によく聞かれます。

実は、誤った角度で調整を加えることで、メガネ本来のバランスが崩れてしまうことがあります。

▼セルフ調整による代表的な不具合

  • レンズの中心が目線とずれて視界がぼやける
  • フレームの傾きで片方の目に負担がかかる
  • テンプルの高さが合わず頭が締めつけられる

これらの不具合は「すぐに気づかない」こともあるため厄介です。たとえば、目の疲れや頭痛、肩こりが続いていた原因が、セルフ調整によるメガネの傾きだったというケースもあります。

見た目だけを整えるのではなく、「快適に見える」「身体に負担がかからない」状態こそが、本当に正しい調整と言えるでしょう。

自分での調整が原因で保証対象外になることも

意外と見落とされがちですが、セルフ調整によってメガネが破損した場合、保証の対象外となることがあります

特に、購入時に付属していた保証書や店舗独自のメンテナンスサービスは、自己改造や調整を行った時点で無効になるケースが多く見られます。

▼保証が無効になる主なケース

  • 自分でフレームを曲げてヒビが入った
  • 鼻パッド交換中にパーツを紛失した
  • テンプルを無理に曲げて根元が破損した

また、メガネ店によっては、他店で購入した商品の無料調整や修理を断られることもあります。「無料調整」があるからといって、いつでもどこでも対応してもらえるとは限らない点にも注意が必要です。

大切なメガネを長く使うためにも、まずは保証内容を確認し、安易に自己判断で調整を加えるのは避けましょう。

やっぱりプロに任せるのが安心!調整サービスの上手な使い方

メガネに違和感があるとき、「とりあえず自分で直す」よりも、専門店で調整してもらう方が正確で安心です。多くのメガネ店では、購入後のアフターケアとして、無料でのフィッティング調整サービスを提供しています。

ここでは、そのサービスの内容や上手な活用法を紹介します。

メガネ店の無料調整サービスは気軽に使える

メガネチェーンごとに調整サービスの対応範囲は異なります。

JINSやZoffでは自社で購入したメガネのみ調整対応となっており、他店購入品は基本的に対応していません。一方、眼鏡市場や愛眼、パリミキなど一部チェーンでは他店購入品も調整可能です。

▼代表的なチェーンの無料調整サービス例(2025年時点の情報)

店舗名無料調整の内容備考
Zoff鼻あて・テンプル・傾きなど全般調整自社購入品のみ対応
JINSフィッティング・ねじ締めなど自社購入品のみ対応、予約不要
眼鏡市場クリーニング+フィッティング他店購入品も対応、購入後何年でも対応可能

これらのサービスは、数分〜10分程度で終わることが多く、買い物ついでに立ち寄れる気軽さもポイントです。「ちょっと気になるな」と思ったら、遠慮せず店員さんに声をかけてみましょう。

店頭での調整で得られるメリット

プロのスタッフによる調整には、セルフでは得られない精度と安心感があります。たとえば、顔の左右差や耳の高さなど、微細な違いを見ながら専用工具で正確にフィッティングしてくれます。

▼店頭調整の主なメリット

  • 顔や姿勢に合ったバランスを整えてくれる
  • レンズと視線のズレを細かく修正してくれる
  • ついでにクリーニングやねじのチェックもしてくれる

さらに、かけたときの「フィーリング」まで含めて調整してもらえるのも、プロならでは。
「少しだけ違和感がある」というあいまいな感覚も、経験豊富なスタッフが丁寧に調整してくれることで、驚くほど快適な掛け心地に変わることがあります。

自分でのケアとプロ調整の使い分けがベスト

メガネを長く快適に使うためには、日常のセルフケアと、定期的なプロのチェックの併用が理想的です。

自分でできる範囲のケアをしつつ、気になる点や長期的なメンテナンスはお店に任せることで、常に良い状態を保てます。

▼セルフケアとプロ調整の使い分けのポイント

内容セルフでOKプロに任せるべき
レンズのクリーニング△(超音波洗浄は店頭が◎)
鼻あての軽い汚れ拭き
フレームの傾き調整△(軽度)◎(正確さが必要)
テンプルのゆがみ修正△(危険)

セルフケアで気をつけたいのは「無理をしない」こと。少しでも違和感や変形が見られる場合は、自分で直そうとせず早めにプロに相談することが、メガネを守る一番の近道です。

まとめ

メガネの調整は、一見簡単そうに見えても、視力や装用感に大きく関わる繊細な作業です。軽度なズレや気になる部分については、自宅でのセルフ対応も可能な範囲がありますが、無理な調整は破損や不具合につながるリスクを含んでいます。

とくにフレーム素材の違いやレンズの位置など、見た目では判断しにくい要素が多いため、少しでも不安を感じた場合はプロの手を借りるのが安全です。メガネ店の無料調整サービスを上手に活用すれば、安心してメガネを長く使い続けることができます。

この記事を参考に日常のケアと専門的な調整をバランスよく取り入れながら、快適なメガネ生活を送っていきましょう。

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