「センターパートって、メガネだと似合わない気がする…」「なんだか顔が間延びして見えるかも？」そんなふうに感じたことはありませんか？
センターパートはシンプルで洗練された髪型ですが、メガネをかけているとバランスが難しいと感じる方も多いのが正直なところ。でもこの2つの組み合わせは、ちょっとしたコツさえ知っていれば、誰でも“垢抜けた印象”がつくれるのです。
この記事では、センターパートが似合う顔型や、メガネが与える印象の違い、髪型とメガネを自然に調和させるためのポイントまで、男女別にわかりやすくご紹介します。美容室でのオーダーの仕方から、自宅でできる簡単なスタイリング、失敗しないメガネ選びのコツまで、明日からすぐに実践できる内容をぎゅっとまとめました。
「なんとなくしっくりこない」を「これなら似合うかも」に変えるためのヒントを、ぜひチェックしてみてください。
センターパート×メガネは意外と相性がいい？まずは基本から
センターパートとメガネの組み合わせは、一見難しそうに感じるかもしれませんが、実はちょっとしたコツをつかめばぐっと垢抜けた印象になります。
ここでは、まずは基本となる「似合う顔型」や「メガネの印象変化」、そして両者を自然にマッチさせるポイントを紹介します。
センターパートが似合いやすい顔立ちって？
センターパートは、顔の輪郭をはっきり見せる髪型のため、顔型との相性が仕上がりの印象を大きく左右します。特に「バランスの取れた顔立ち」や「縦ラインが活かせる輪郭」にはよくなじみます。
▼顔型別｜センターパートとの相性早見表
| 顔型 | 相性度 | ポイント |
| 卵型 | ◎ | どのスタイルにもなじみやすい |
| 面長 | △ | 縦のラインが強調されるため、より縦長に見えてしまう可能性がある |
| ベース型 | ○ | 丸みを出す分け目調整が効果的 |
| 丸顔 | △ | 顔の横幅が強調されやすいため注意 |
| 逆三角形 | ○ | 額を出すことでシャープさが活きるが、丸みのあるフレームでシャープさを和らげることも推奨される |
顔型に合わせて、分け目の深さや髪のボリューム感を調整すれば、どんな輪郭でも自然になじませることができます。センターパートは万能スタイルですが、“似合う”を引き出すには自分の顔の特徴を理解することが近道です。
メガネが与える印象の変化とは
メガネは、フレームの種類や大きさによって「知的」「柔らかい」「シャープ」といった印象をつくり出します。選ぶデザインによって、顔の印象が引き締まったり、やさしく見えたりと効果はさまざまです。
▼フレームデザイン別｜印象の特徴と活かし方
| フレームタイプ | 印象の特徴 | 向いているスタイル |
| 太フレーム | 目元を強調し存在感がある | モード・クール系 |
| 細フレーム | 柔らかく知的に見える | ナチュラル・きれいめ系 |
| リムレス | 軽やかで控えめな印象 | ミニマル・落ち着いた雰囲気 |
| カラーフレーム | 個性や明るさを演出できる | カジュアル・遊び心のある装い |
「似合うメガネ＝顔に調和するメガネ」。髪型との相性だけでなく、目元や輪郭の印象をどう見せたいかを考えて選ぶことで、自然な“似合わせ”が叶います。
センターパートとメガネの“似合わせ”ポイント
センターパートとメガネをうまく組み合わせるには、見た目のバランス感を意識することが大切です。特に「視線の流れ」「縦と横のライン」「全体の主張の強さ」の3点を調整することで、ぐっと洗練された印象になります。
▼似合わせのために意識したいポイント
- 髪型とフレームの主張をバランスよく整える
- 額から顎までの“縦ライン”を自然に見せる
- 視線の集まる位置を分散させすぎない
たとえば、髪にボリュームがあるときは細めフレームで顔を締め、逆にすっきりした髪型なら存在感のあるメガネでアクセントを加えるとバランスがとれます。両方を主張させすぎず、どちらかを引き立てる意識を持つと、見た目に調和が生まれます。
髪型とメガネ、どう合わせる？失敗しないバランスのコツ
センターパート×メガネを「なんとなく野暮ったく感じる…」と感じる原因の多くは、“髪型とメガネのバランス”にあります。どちらも顔周りを印象づける要素だからこそ、調和を意識することがとても重要です。
ここでは、前髪の作り方・フレームの形・顔型別の組み合わせなど、印象を整えるための具体的なコツを紹介します。
前髪の立ち上げ方・分け目で印象チェンジ
センターパートは前髪の分け方や立ち上げ方ひとつで、顔の印象が大きく変わります。ぺたんと分かれた前髪は地味に見えがちですが、立ち上げを加えるだけで表情が明るく、立体感のあるスタイルに仕上がります。
▼分け目・前髪ボリューム別｜印象の違い
| スタイル | 印象の特徴 | おすすめシーン |
| ふんわり立ち上げ | 顔に奥行きが出て華やかに見える | カジュアル・デート向き |
| 自然な分け目 | 柔らかくナチュラルな印象 | 普段使い・オフィス向き |
| ぺたんこ分け | 額が目立ち、やや老けて見える | 髪にボリュームがある場合は避けたい |
前髪を立ち上げる際は、ドライヤーで根元を立ち上げてからセットすると、ふんわり感を長時間キープできます。髪型の動きをつけることで、メガネと自然に調和し、顔にメリハリが生まれます。
センターパートが「似合わない」と感じる方の多くは、前髪の立体感が足りていないことが原因です。分け目の位置と高さを少し変えるだけで、全体の印象は大きく変化します。
メガネフレームの形で見え方が変わる理由
フレームの形状によって、顔の印象や輪郭の見え方が大きく変わるのをご存じでしょうか？
特にセンターパートと組み合わせる場合は、「フレームのライン」と「髪のライン」が重なるため、相性の良し悪しが見た目に直結します。
▼フレーム形状別｜センターパートとの相性例
| フレームの形 | 印象の特徴 | 髪型との合わせ方のポイント |
| スクエア型 | 知的でシャープな印象 | ふんわり系のセンターパートと調和◎ |
| ラウンド型 | 柔らかく親しみやすい | 額が見えるスタイルと相性良好 |
| ウェリントン型 | クラシックで落ち着いた印象 | 立ち上げ感のある前髪と相性抜群 |
| ボストン型 | 程よくカジュアル | ゆるいウェーブとの組み合わせ◎ |
フレームの形と髪型がどちらも「丸い」または「直線的」だと、印象が単調になりやすくなります。たとえば、丸顔の人がラウンド型メガネをかけると、余計に丸さが強調される場合があります。反対に、直線と曲線を組み合わせることで、全体にリズムが生まれ、自然な“抜け感”が出せます。
髪型とフレームの形状に緩急をつけることで、顔全体の印象が引き締まり、洗練された雰囲気をつくることができます。これは、センターパートを活かすうえで欠かせない視点です。
顔型別！自然に見える組み合わせ例
センターパートとメガネを自然に見せるには、顔型に合ったスタイル選びが欠かせません。
それぞれの輪郭に合わせて髪のボリューム感やメガネの形を調整することで、違和感のない“似合わせ”が叶います。
▼顔型別｜髪型とメガネのおすすめバランス
| 顔型 | 髪型のポイント | メガネ選びのコツ |
| 丸顔 | トップに高さを出して縦長に見せる | シャープなスクエア型で引き締める |
| 面長 | 分け目を浅くしてバランスを調整 | 縦幅のあるウェリントン型が◎ |
| 卵型 | どのスタイルも馴染みやすい | フレームで個性をプラスできる |
| ベース型 | 頬の角をやわらげるような毛流れ | 丸みのあるラウンド型が◎ |
| 逆三角形 | 額の広さを活かす軽めの分け目 | 下部にボリュームのあるデザインと、丸みのあるフレームでシャープさを和らげる |
顔型に応じて、「どこを隠すか」「どこを見せるか」を意識することで、メガネも髪型もより自分になじみます。無理に流行を取り入れるよりも、“自分の骨格に合ったバランス”を意識するほうが、結果的に一番自然で垢抜けた印象をつくることができます。
【男女別】センターパート×メガネのおすすめスタイル集
センターパートとメガネの組み合わせは、男女問わず顔の印象を引き立ててくれるヘアスタイルです。ただし、性別によって似合う雰囲気や目的は少しずつ異なります。
ここでは、男性・女性それぞれにおすすめの髪型アレンジやフレームの選び方を紹介し、自分らしいスタイルを見つけるヒントをお届けします。
メンズ｜清潔感と今っぽさを両立するスタイル
男性のセンターパート×メガネスタイルは、清潔感とトレンド感をうまく両立させることがポイントです。重すぎず、顔立ちがすっきり見えるように整えることで、ビジネスでもプライベートでも好印象を与えられます。
▼おすすめスタイル例（男性編）
| スタイル名 | 特徴 | 相性の良いフレーム例 |
| ナチュラルセンターパート | ボリューム控えめで爽やか | 細身のメタルフレーム |
| 立ち上げスタイル | 前髪を上げて額を見せる | ウェリントン型で男らしさを強調 |
| ウェーブ系センター | ゆるめの毛流れで柔らかい印象 | カラーフレームで個性をプラス |
ビジネスシーンでは、清潔感を重視したシンプルなスタイルに、控えめなメタルフレームを合わせるのが定番です。一方、オフの日には、ウェーブを加えてラフな雰囲気を演出することで、親しみやすさも演出できます。
きちんと感とこなれ感を両立するには、「清潔に整った髪」と「顔の印象を引き立てるフレーム選び」がカギになります。メガネを“道具”ではなく“演出アイテム”として意識するだけで、印象は大きく変わります。
レディース｜抜け感を出せるセンターパートアレンジ
女性の場合、センターパートとメガネの組み合わせは「知的で落ち着いた印象」が出やすくなります。そこに“抜け感”や“柔らかさ”を加えることで、より女性らしく、ナチュラルなおしゃれ感が演出できます。
▼おすすめスタイル例（女性編）
| スタイル名 | 特徴 | 相性の良いフレーム例 |
| 外ハネアレンジ | 顔周りを軽く見せて動きをプラス | ボストン型で柔らかさを強調 |
| レイヤー入りスタイル | 毛先に段をつけて軽やかに見せる | 細めのラウンド型で上品に仕上げる |
| セミウェット仕上げ | ツヤ感をプラスして色気を演出 | リムレスで繊細さを引き立てる |
メイクとのバランスも考えながら、髪型に軽さや動きを加えると、全体に抜け感が生まれます。強く見えすぎるのを避けたい場合は、フレームも細くて軽いものを選ぶと、柔らかさが増して好印象に。
センターパートとメガネは、落ち着いた印象になりやすいからこそ、少しの工夫で“こなれ感”が際立ちます。シンプルでも洗練されたスタイルを目指すなら、この組み合わせは非常におすすめです。
明日から試せる！センターパート×メガネをおしゃれに見せるコツ
センターパートとメガネを「似合うもの」にするには、ちょっとした工夫が大切です。特別なテクニックが必要なわけではなく、美容室での伝え方やスタイリングのひと手間、そしてメガネ選びのポイントを押さえるだけで、ぐっと印象が変わります。
ここでは、明日からでも実践できるコツを3つの視点からご紹介します。
美容室でのオーダーはここに注意！
美容室で「センターパートにしたい」と伝えても、思った仕上がりにならないこともあります。その理由は、髪質や顔型を考慮したうえでの調整が不足していることが多いからです。オーダーの際には、自分の理想だけでなく“なりたい印象”を具体的に共有するのがポイントです。
▼オーダー時に伝えたい具体的ポイント
- センターパート希望であることを明確に伝える
- 分け目を固定したいかどうかを相談する
- 顔型に合う長さ・ボリュームを提案してもらう
- メガネをかける前提でバランスを見てもらう
特にメガネとの組み合わせを想定している場合は、実際にかけて行くと担当美容師がイメージしやすく、仕上がりの完成度が上がります。前髪の流れや顔まわりの作り方など、細かいニュアンスこそ仕上がりを左右します。
伝え方ひとつで、センターパートとメガネが調和したスタイルをつくるための第一歩になります。自分の「見せたい印象」をしっかり伝えることが、理想の髪型への近道です。
自宅でできる簡単スタイリングの工夫
サロンで整えたセンターパートも、毎日のスタイリングで印象が大きく変わります。特に「朝は時間がない」という方こそ、簡単にできて効果のあるスタイリング方法を知っておくと便利です。
▼自宅でできる簡単スタイリングのポイント
- 根元を濡らして分け目を整え直す
- ドライヤーで立ち上げ感を出す
- ワックスで毛流れに動きをつける
- オイルやバームで自然なツヤを足す
朝、髪がぺたんとしていると顔がのっぺりと見えがちですが、根元をふんわりさせるだけで顔に立体感が出ます。特にメガネをかける場合、目元に視線が集中しやすくなるため、髪型で印象を調整することが重要です。
毎日のスタイリングは、「自分の顔とメガネのバランスを整えるための時間」と考えると、手間ではなく“習慣”として取り入れやすくなります。
メガネ選びで失敗しないためのポイント
「メガネが似合わない…」と感じる原因の多くは、フレーム選びで顔型や雰囲気に合っていないものを選んでいることが理由です。デザインやトレンドだけでなく、自分の印象をどう見せたいかを基準に選ぶのが成功の秘訣です。
▼メガネ選びで意識したいチェックポイント
- 顔型に合ったフレーム形状か
- 髪型（特に前髪）とぶつかっていないか
- フレームの主張が強すぎないか
- 鼻あての位置が合っていてズレにくいか
- 肌色に馴染むフレームカラーかどうか
店頭で選ぶ際は、可能であればセンターパートで試着してみましょう。髪型と一緒に見たときの印象が、最終的な「似合う・似合わない」を決める重要な要素になります。
見た目に自信が持てるメガネを選ぶことで、髪型との組み合わせも自然になじみ、自分らしいスタイルをつくる土台になります。
まとめ
センターパートとメガネの組み合わせは、少しの工夫で洗練された印象を演出できる魅力的なスタイルです。自分の顔型や髪質を活かしつつ、バランスよく整えることがポイントになります。
まずは、センターパートがどんな顔立ちに合うのかを知ることから始め、次にメガネのフレームや形が与える印象を理解することが大切です。そして、それらを自然に“似合わせる”には、髪型・前髪・メガネの調和を意識し、全体の印象が偏らないように調整する必要があります。
美容室では希望を明確に伝えること、自宅では簡単なスタイリングで髪型を整えること、さらに自分に合うメガネを選ぶこと。どれも特別なスキルは要りませんが、「自分に似合う」を丁寧に考える姿勢が、もっとも大きな違いを生み出します。
センターパート×メガネは、きちんと整えれば誰でも似合うスタイルです。顔まわりに少しだけ意識を向けて、自分らしいおしゃれを楽しんでみてください。