「自分に似合うメガネが見つからない」「おしゃれなメガネを掛けたいけれど、どれを選べばいいか分からない」――そんな悩みを抱える男性に、近年注目されているのが“ボストンメガネ”です。
やさしい印象とクラシカルな雰囲気を持ちながら、どんなファッションにも自然に溶け込むデザイン性の高さが、多くのメンズから支持を集めています。
この記事では、ボストン型の特徴や他のフレームとの違い、顔型やシーン別の選び方、おすすめブランドまでを丁寧に解説。さらに、長く快適に使うためのメンテナンス方法もご紹介します。
ボストンメガネとは?おしゃれメンズに人気の理由
ボストンメガネは、丸みのあるシルエットが特徴のクラシックなアイウェア。優しげな雰囲気と、時代に左右されないスタイルで、おしゃれな男性たちの間で再び注目されています。
ここでは、そのデザイン的な特長や、他のメガネとの違い、ファッションで選ばれている理由を見ていきましょう。
ボストン型フレームの特徴と魅力
ボストンメガネは、丸みを帯びた逆三角形のレンズシェイプが特長です。
丸メガネよりも少し縦長で、下に向かって細くなる形状が、やわらかさとシャープさをバランスよく両立しています。
▼ボストン型メガネの主な魅力
- 表情にやわらかさと知的さをプラスできる
- 顔の縦ラインを引き締めて見せられる
- クラシックなのに今っぽい絶妙なデザイン
このように、ボストン型は“丸すぎない”ちょうどよさが魅力。印象を変えたいときや、さりげなく個性を出したいときにも重宝されるデザインです。
丸メガネやウェリントンとの違いとは
一見似ているように見えるフレームも、形によって印象は大きく異なります。
ボストン型は、他の定番型とどんな違いがあるのでしょうか。
▼代表的なフレームとの違い
| フレーム | 特徴 | 印象 | 合う顔型 |
| ボストン | 丸みのある逆三角形 | 知的で優しい | 面長・四角顔など幅広く対応 |
| 丸メガネ | 完全な円形 | 個性的でレトロ感が強い | 小顔・卵型に◎ |
| ウェリントン | 台形型で直線的 | クールで堅実な印象 | 丸顔・ベース顔に◎ |
ボストン型は、クセが少なく取り入れやすいのが魅力です。印象が強すぎないため、顔立ちやファッションを問わず自然になじみます。
フレーム選びで迷ったときにも、まず試したい形といえるでしょう。
メンズファッションで注目される理由
ボストンメガネが再評価されているのは、デザイン性だけが理由ではありません。
今の時代背景やファッション傾向との相性のよさも関係しています。
▼ボストンメガネがメンズに支持される理由
- クラシックなトレンドにフィットしやすい
- 顔まわりに程よくアクセントを加えられる
- マスクやシンプルな服装にもよく映える
特にここ数年は、レトロなアイテムを取り入れるスタイルが人気です。その中で、ボストンメガネは“古さ”ではなく“味わい”として受け入れられるデザイン。
ファッションの中で小物が与える影響が大きくなる今、主張しすぎないのにセンスを感じさせる存在として選ばれています。
メンズに似合うボストンメガネの選び方
ボストンメガネはどんな人にも比較的なじみやすい形ですが、細かなポイントを意識して選ぶことで、さらに自分に似合う1本を見つけることができます。
ここでは、顔の形・フレームの素材や太さ・色選びといった、選ぶ際に押さえておきたい視点を紹介します。
【顔型別】自分に似合う形の見つけ方
「似合うメガネがわからない」と感じる原因の多くは、自分の顔型に合っていないフレームを選んでしまうことにあります。
ボストンメガネは面長・四角顔・卵型の方に特におすすめですが、丸顔の方は細身やシャープなデザインを選ぶことで顔の印象を引き締めることができます。
▼顔型別におすすめのボストンメガネの選び方
| 顔型 | 特徴 | おすすめポイント |
| 面長 | 顔が縦長 | レンズ縦幅がやや広めのボストン型でバランスを取る |
| 四角顔 | 顎がしっかり・直線的 | 丸みのあるフレームで印象を柔らかく |
| 卵型 | バランスが良い | ほとんどの形が似合うため、好みで選んでOK |
顔型に合ったボストンメガネを選ぶだけで、表情が自然に引き立ち、顔立ちとの一体感が生まれます。
鏡の前でフレームのラインと自分の輪郭が調和しているかをチェックすると、失敗しづらくなります。
印象を左右するフレーム素材とデザイン
同じボストン型でも、フレームの素材や厚み、ディテールによって印象は大きく変わります。
どんなシーンで使いたいか、自分の雰囲気に合った素材を選ぶのも大切なポイントです。
▼素材別の印象と特徴
| 素材 | 特徴 | 印象 |
| プラスチック(セル) | カラバリ豊富・やや太めが多い | カジュアル・存在感あり |
| メタル | 軽量・細身でミニマル | 知的・落ち着いた印象 |
| コンビネーション | メタル×セルの組み合わせ | 上品かつ個性も演出できる |
たとえば、休日にカジュアルに使いたいならセルフレームがよく、オフィスでも浮かないメガネを探しているならメタル系がフィットします。
最近は異素材を組み合わせたデザインも多く、自分のファッションに合わせて素材を選ぶ楽しさも広がっています。
フレームカラーでおしゃれに差をつけるコツ
色は、第一印象を左右する大切な要素です。ボストンメガネはフレームの存在感がちょうどよく、カラーによって印象を変えやすいのが魅力です。
どんな雰囲気を目指すかを意識しながら選ぶと、全体のスタイリングに統一感が生まれます。
▼人気カラーとその印象
| カラー | 印象・特徴 |
| ブラック | シャープで誠実な印象。どんな服装にも合わせやすい |
| ブラウン | 肌になじみやすく、柔らかく落ち着いた雰囲気に |
| ゴールド | 知的で上品。ビジネスシーンにもおすすめ |
| デミ柄(べっ甲) | 個性的でレトロな印象。ナチュラル志向の人にも人気 |
| クリア系 | 軽やかで抜け感のある印象。トレンド感が強め |
カラー選びは、自分の肌色や髪色、普段のファッションとの相性を意識することがポイントです。
定番カラーは失敗しづらく、個性的な色柄を取り入れることでアクセントにもなります。
おしゃれに見える!ボストンメガネの取り入れ方
ボストンメガネは、そのデザインの柔らかさと上品さから、さまざまなスタイルに合わせやすいのが魅力です。ただ、取り入れ方を少し工夫するだけで、さらにおしゃれに見せることができます。
ここでは、カジュアル・ビジネス・休日の3つのシーンに分けて、ボストンメガネの活用法をご紹介します。
カジュアルスタイルとの相性とコーデ例
ボストンメガネは、日常のカジュアルスタイルに自然となじむアイテムです。シンプルな服装でも、メガネひとつで“こなれ感”が加わり、一気におしゃれ度がアップします。
▼カジュアルスタイルにおすすめの取り入れ方
| アイテム例 | コーデのポイント |
| 無地のTシャツ+デニム | 黒フレームで全体を引き締めるとバランス◎ |
| シャツ+チノパン | ブラウンやべっ甲柄で柔らかさをプラス |
| スウェットやパーカー | クリアフレームで抜け感を出すと今っぽい |
ボストンメガネの程よい存在感が、シンプルなコーディネートにアクセントを与えてくれるため、アクセサリー感覚で使うのもおすすめです。
季節を問わず合わせやすく、カジュアルファッションに自然な奥行きを生み出してくれます。
ビジネスシーンでも浮かない選び方
「メガネはカジュアルな印象が強いから、仕事では使いづらい」と感じている方でも、選び方次第でボストンメガネはビジネスシーンにしっかりマッチします。
ポイントは、シンプルで落ち着いた印象を与えるフレームを選ぶことです。
▼ビジネスシーンに合うボストンメガネの特徴
- フレームは細め〜中太で落ち着いた印象に
- カラーはブラック・ゴールド・ダークブラウンがベター
- メタルまたはコンビ素材で知的さを演出
たとえば、スーツやジャケットスタイルには、細身のメタルフレームがよく合います。
視線を集めすぎず、清潔感と信頼感のある印象を与えることができるため、商談やプレゼンの場でも好印象をキープできます。
休日のおしゃれを格上げする小物使い
オフの日は、ファッションで少し遊び心を加えたいもの。そんなとき、ボストンメガネは小物として“気張りすぎないおしゃれ感”を演出してくれます。
特に、帽子やバッグなどの小物と組み合わせることで、コーデに深みが生まれます。
▼ボストンメガネと相性の良い休日小物
- バケットハットやキャップとの組み合わせで抜け感を演出
- トートバッグやショルダーバッグでナチュラルな雰囲気に
- スニーカーやローファーと合わせて全体を引き締める
たとえば、ゆるめのニットにキャップを合わせ、べっ甲フレームのボストンメガネをかけるだけで、シンプルなのにセンスを感じさせる休日スタイルに。メガネが主役になりすぎず、全体の印象を自然に底上げしてくれます。
【2025年最新版】おすすめのボストンメガネブランド8選
ボストンメガネを探すうえで、どのブランドを選ぶかはとても大切なポイントです。品質・デザイン性・価格帯のバランスを考えながら、自分のライフスタイルや用途に合った1本を見つけたいところ。
ここでは、日本製・海外ブランド・コスパモデルという3つの視点から、おすすめブランドを8つご紹介します。
【日本ブランド】品質とデザインを両立した注目モデル
日本のメガネブランドは、丁寧なものづくりと高いフィット感で定評があります。特に福井県・鯖江で製造されているメガネは、国内外で高い評価を受けています。
▼注目の日本ブランド
| ブランド名 | 特徴 | 価格帯 |
| BJ CLASSIC COLLECTION | 職人仕上げ×クラシカルなデザイン | 約4〜5.5万円 |
| EYEVAN | モード感と実用性を両立 | 約4.4〜5.3万円 |
| 金子眼鏡 | 素材・構造にこだわった上質メガネ | 約28,000〜40,000円(フレーム価格)、レンズ込みで約40,000円前後 |
これらのブランドは、掛け心地や細部の仕上げにこだわる方にとって間違いのないメガネです。
ボストン型でも、洗練されたラインや色使いで“定番なのに特別感がある”1本が見つかります。
【海外ブランド】トレンド感と個性を演出する1本
海外ブランドのボストンメガネは、デザイン性や遊び心のあるカラー展開が魅力です。人と被りたくない、ちょっと個性を出したいという方におすすめです。
▼おすすめの海外ブランド
| ブランド名 | 特徴 | 価格帯 |
| Ray-Ban(レイバン) | トレンド感のある定番フレームが充実 | メガネフレームは約16,000〜25,000円程度 |
| Oliver Peoples(オリバーピープルズ) | 上品で都会的なスタイル | 約45,000〜63,000円 |
| Moscot(モスコット) | 老舗ブランドならではの重厚感と個性 | ・フレーム価格:34,100〜47,300円 ・店舗販売価格は約48,000〜52,000円 |
特にオリバーピープルズやモスコットは、ボストン型のラインナップが豊富で、モダンにもレトロにも寄せられる万能さがあります。
服装を選ばず、アクセントとして活躍するフレームが見つかるでしょう。
初めての1本に!コスパ重視で選ぶボストンメガネ
初めてボストンメガネを試してみたい方や、価格を抑えつつもおしゃれを楽しみたい方には、コスパの良いブランドも要チェックです。
手頃な価格帯ながら、デザイン性や掛け心地に妥協しないアイテムが増えています。
▼コスパ重視派におすすめのブランド
| ブランド名 | 特徴 | 価格帯 |
| Zoff(ゾフ) | トレンド感あるデザインが豊富 | 約5,500〜15,000円(セットレンズ付き) |
| JINS(ジンズ) | 軽さと価格のバランスが◎ | 約6,600〜19,800円(セットレンズ付き) |
ZoffやJINSでは、季節限定のコレクションやフレーム素材の選択肢も豊富に用意されています。コストを抑えながら、見た目にも納得のいく1本を見つけやすいのが魅力です。
ボストンメガネを長く使うための基本メンテナンス
お気に入りのボストンメガネを長く愛用するには、日頃の取り扱い方がとても重要です。どんなに高品質なフレームでも、ケアを怠ると歪みや傷がつきやすくなります。
ここでは、自宅でできるお手入れ方法から、収納のポイント、購入後のサポートについてご紹介します。
自宅でできる毎日のお手入れ方法
毎日使うメガネは、皮脂やほこり、花粉などが少しずつ付着していきます。
そのまま放置すると視界が曇るだけでなく、レンズコーティングの劣化やフレームの変色にもつながるため、こまめなケアが大切です。
▼日常的にできるお手入れ方法
| お手入れ内容 | ポイント |
| マイクロファイバーでの乾拭き | レンズの汚れや指紋をやさしく除去 |
| 中性洗剤での水洗い | 汚れがひどいときは水で薄めて洗浄 |
| レンズ専用クリーナーの使用 | 外出先などでの簡易ケアに便利 |
ティッシュや服の裾などでレンズを拭くのは傷の原因になるため避けましょう。メガネ専用のクロスやクリーナーを使えば、素材に優しく汚れを落とすことができます。
小さな習慣ですが、これを続けるだけでメガネの持ちがぐっとよくなります。
ズレやゆがみを防ぐ収納と取り扱いの工夫
フレームのズレやゆがみは、無意識のうちに起こることが多く、気づかないまま掛け心地が悪化してしまうことも。
使用していないときの扱い方ひとつで、メガネの状態を良好に保つことができます。
▼取り扱い時に気をつけたいポイント
- 外したメガネは必ず専用ケースに入れる
- フレームは両手で持って着脱する
- 高温・直射日光を避けて保管する
特に注意したいのは「片手で外す」「車内に置きっぱなしにする」といった何気ない行動です。フレームが広がったり、レンズがゆがんだりする原因になります。
少しの気づかいで、型崩れや変形を防ぐことができるのです。
購入後のアフターケアもチェックしよう
ボストンメガネを購入したあとは、販売店のサポート体制にも注目しておきたいところです。
メガネは使っていくうちに、ネジの緩みやフィット感の変化が起こるため、定期的な調整が必要になります。
▼アフターケアで確認したいサービス内容
| サービス内容 | チェックポイント |
| ネジの締め直し | 無料で対応してくれるか |
| フレームの調整 | 店舗でのフィッティングが可能か |
| レンズ交換・保証 | 視力変化や傷への対応があるか |
ZoffやJINSなどの量販ブランドでは無料メンテナンスが受けられる場合が多く、専門店ではさらに細やかな対応をしてくれることもあります。購入前に保証内容を確認しておけば、長く安心して使うことができます。
メガネは買って終わりではなく、日々のケアと定期的な調整で初めて“自分に合った道具”として育っていきます。快適な掛け心地を保つためにも、こうしたサポートも上手に活用しましょう。
まとめ
ボストンメガネは、その柔らかなフォルムと上品な雰囲気で、多くのメンズに支持されている定番アイテムです。
顔型や印象に合わせた選び方を意識することで、より自然に自分らしさを引き出すことができ、カジュアルにもビジネスにも対応できる汎用性の高さも魅力です。
国内外のブランドから多彩なモデルが展開されており、初めての1本としても、こだわり派の愛用品としても長く活躍してくれるでしょう。日々のケアや正しい扱い方を意識すれば、見た目だけでなく機能性も長く保てます。
流行に左右されにくく、スタイルにさりげなく個性を添えてくれるボストンメガネ。自分の生活や好みにフィットする1本を、ぜひ見つけてみてください。