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コンタクトレンズ変更のタイミングと選び方|後悔しないためのポイントとは?

ミエルネ編集部丨執筆協力:先進会眼科 福岡飯塚 / 岡 義隆

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最近、コンタクトレンズが合わなくなってきたような気がする…。そんな違和感を抱えながらも、「このまま使い続けていいのかな?」「レンズを変えるべきタイミングってあるの?」と悩んでいませんか?

コンタクトレンズは医療機器のひとつであり、目の状態や生活環境によって合うものが変わることがあります。けれども、自己判断で種類や度数を変更してしまうと、かえって不快感やトラブルを招くことも。

この記事では、コンタクトレンズを変更したくなったときに考えるべきポイントや、適切な種類の選び方、変更後に気をつけたいことまでを、わかりやすく解説します。

コンタクトレンズを変更するときは眼科で相談

コンタクトレンズの種類を変えたいと感じたとき、たとえ違和感や不調を感じていても、自己判断でレンズを変えるのはリスクが伴います。

ここでは、変更の前に眼科に相談すべき理由と、その重要性についてお伝えします。

自己判断での変更がトラブルを招く理由

「最近見えづらいから」「CMで見た新商品が良さそうだから」といった理由で、眼科を通さずにコンタクトレンズを変える方は少なくありません。

しかし、目の状態を正しく確認せずに種類や度数を変えることは、思わぬトラブルにつながることがあります。

▼自己判断での変更が原因になりやすいトラブル

  • レンズのズレや視界のぼやけ
  • 乾燥・痛みなどの不快感
  • 結膜炎・角膜炎などの眼病リスク
  • 長時間装用による目の負担増加

こうした不具合は、目のカーブや涙の状態とレンズが合っていないことが主な原因です。

市販のレンズをそのまま使っても、快適に装用できるとは限りません。変更を検討する際には、まず目の状態を確認するために眼科での診察を受けるのが安心です。

視力や装用感の変化はプロに相談を

視力やコンタクトのつけ心地に少しでも変化を感じたら、それは今のレンズが合わなくなってきているサインかもしれません。

違和感を無視して使い続けると、目にかかる負担が大きくなる可能性があります。

▼相談のきっかけになりやすい変化の例

  • 視界がかすむ・ピントが合わない
  • 目の乾きやゴロゴロ感が強くなった
  • 目が充血しやすくなった
  • 長時間装用がつらくなってきた

これらの変化が続くと、日常生活でもストレスを感じるようになります。眼科で相談すれば、原因を特定し、必要に応じてレンズの見直しや治療につなげることができます。

少しの違和感でも、放置せずにプロの判断を仰ぐことが大切です。

処方とフィッティングの重要性

コンタクトレンズは、視力だけでなく、目の形や涙の量に合わせて、眼科で検査・診察を受けて選ばれます。

そして、実際にレンズを装着し、その動きやフィット感を確かめる「フィッティング」も欠かせない工程です。

▼眼科で確認される主な項目

項目内容
度数近視・遠視・乱視の補正量
ベースカーブ角膜のカーブに合うレンズの曲率
フィット感瞬き時の動き・装用中の安定性
涙の状態乾燥の有無や涙の質
角膜の健康傷・炎症の有無や角膜の厚み

これらを踏まえて処方されたレンズであれば、目への負担が少なく、快適な装用が期待できます。

見た目が似ているレンズでも、数値や素材が少し異なるだけで、装用感に違いが出ることも。快適な使用を続けるには、処方とフィッティングを軽視しないことが何より大切です。

こんなときは変更のサインかも?よくあるきっかけ

コンタクトレンズの使用に慣れてくると、多少の違和感は「こんなものかな」と見過ごしてしまいがちです。しかし、目の状態や生活スタイルは少しずつ変化していくため、今のレンズが合わなくなってくることもあります。

ここでは、多くの人が「レンズを変えた方がいいかも」と感じるきっかけについて紹介します。

最近見えにくくなった・ピントが合わない

以前は快適に見えていたのに、最近ピントが合いづらい、遠くや近くがぼやけると感じるようになった場合、レンズの度数が合っていない可能性があります。

視力は加齢や生活環境の変化、スマホやパソコンの使用状況によって少しずつ変化します。見え方の変化に気づいたら、早めに対応することが重要です。

▼見えにくさを感じたときのチェックポイント

  • 遠くの文字が読みにくい
  • ピントが合うまで時間がかかる
  • 夜間に見えづらさを感じる
  • 以前より目を細めることが増えた

このようなサインを放置していると、知らず知らずのうちに目に負担がかかり、疲れや頭痛の原因にもつながります。

視力の変化に気づいたときは、無理に我慢せず、適切な度数への変更を検討するタイミングです。

ゴロゴロ感・乾燥など装用中の違和感

レンズ装用中に「ゴロゴロする」「目が乾きやすい」と感じる場合、含水率の高いレンズは装用感が良いものの、時間がたつと涙を吸って乾きやすくなることがあります。

長時間装用する方ほど、こうした違和感は目の健康に影響を及ぼします。

▼装用時の違和感としてよくある症状

  • 目が乾いてパチパチする
  • 瞬きのたびに異物感がある
  • 装着直後は良いが時間が経つと痛い
  • 目薬が手放せなくなっている

これらは目の変化だけでなく、レンズの劣化や素材の不適合が原因となっていることもあります。

乾燥しやすい人は、低含水タイプや酸素をよく通すレンズに変えることで、快適な装用感が得られることもあるので、違和感が続くなら、無理に使い続けず見直しを検討しましょう。

日常生活で使いにくさを感じ始めた

コンタクトレンズは、目の状態だけでなくライフスタイルによっても合う・合わないが変わってきます。

たとえば、在宅ワークが増えた、育児で外出時間が短くなった、スポーツを始めたなど、生活環境の変化がレンズ選びに影響することがあります。

▼使いにくさを感じやすい日常の変化

  • 画面を見る時間が長くなった
  • 外出より室内にいる時間が増えた
  • アウトドアや運動をする機会が増えた
  • 子どもと過ごす時間が増えてこまめなケアが難しい

こうした変化に気づいたら、本当に今のレンズが自分に合っているか?を見直すサインです。日常にフィットしたコンタクトを選ぶことで、目の疲れが減ったり、快適さが格段にアップしたりするケースもあります。

どれに変える?コンタクトレンズの主な種類と選び方

コンタクトレンズを変更するとき、どの種類を選ぶかはとても重要です。自分の目に合っているかはもちろん、生活スタイルや使い方によって適したタイプが異なります。

ここでは、主なコンタクトレンズの種類と、それぞれの特徴・選び方のポイントについてわかりやすく解説します。

ハード・ソフト・1日使い捨て…それぞれの特徴

コンタクトレンズにはさまざまな種類がありますが、大きく分けると「ハードレンズ」「ソフトレンズ」「使い捨てタイプ」の3つに分類されます。

それぞれの特性を理解しておくことで、自分に合うレンズ選びがしやすくなります。

▼コンタクトレンズの主な種類と特徴

種類特徴向いている人
ハード小さくて丈夫/視力補正が正確/慣れるまで違和感あり乱視が強い/コスパ重視の人
ソフト装用感がやさしい/含水率の違いで乾きやすさが変わる初心者/装着に慣れていない人
1日使い捨て毎日清潔なレンズ/ケア不要で手軽忙しい人/目が敏感な人

ハードは長期的に使えて視力補正がしっかりしていますが、装用感に慣れるまで時間がかかることも。一方でソフトや使い捨ては扱いやすく、多くの人にとって導入しやすいタイプです。

それぞれの違いを理解したうえで、自分のニーズに合うタイプを見極めましょう。

ライフスタイルに合わせた選び方のヒント

同じレンズでも、使う人の生活によって合う・合わないが変わります。

職場や自宅での過ごし方、趣味、通勤時間など、日々の行動に合わせて選ぶことが、快適な装用につながります。

▼シーン別・選びやすいレンズタイプの一例

ライフスタイルおすすめの特徴
デスクワーク中心乾きにくい/酸素透過性の高いタイプ
外回りや出張が多いケアが簡単な1日使い捨てタイプ
子育て中で忙しい清潔・時短が叶うレンズ/トラブルが少ない素材
スポーツやアウトドアが趣味ズレにくく、安定性のあるソフトレンズ
目が乾きやすい体質保水性に優れたレンズ/含水率の低い素材

日々の生活に無理なくフィットするレンズを選ぶことが、装用のストレスを減らす第一歩になります。

小さな不快感が積み重なる前に、生活の変化に合わせて見直すことが大切です。

初めての種類に変えるときの注意点

今まで使っていたレンズとは違う種類に変更する場合、慣れるまでに時間がかかることがあります。

また、装用方法やケアの仕方が変わることもあるため、事前にしっかり確認しておくことが必要です。

▼新しい種類に変える前にチェックしたいポイント

  • 装着・取り外しのしやすさはどうか
  • 1日の装用可能時間は現在のレンズと同じか
  • レンズケアの方法が変わるかどうか
  • 慣れるまでに違和感が出やすいか

レンズの種類によっては、フィッティングの時間や試用期間が必要な場合も。使用感に不安がある場合は、無理せず眼科で相談しながら少しずつ慣らしていくことが推奨されます。

新しいレンズを快適に使い続けるためには、切り替えの時期こそ慎重に選ぶ姿勢が大切です。

変更後に気をつけたいこととトラブル予防

新しいコンタクトレンズに変更したあとは、「やっと快適になった」と安心する方が多い一方で、装用感やケア方法が前と異なることで不安を感じる方も少なくありません。

ここでは、変更後によくある違和感やケアの見直し、そして目の健康を守るための検診についてご紹介します。

慣れるまでの違和感とその対応方法

コンタクトレンズを変更した直後は、どんなに自分に合ったレンズでも、少なからず違和感を覚えることがあります。

特に素材や形状が前のレンズと大きく異なる場合は、目が慣れるまで数日〜数週間かかることもあります。

▼変更後に感じやすい違和感の例

  • レンズがズレる感覚がある
  • 装着時に軽い異物感を感じる
  • 長時間装用すると疲れやすい
  • 目が乾きやすくなったように感じる

これらの違和感は、多くの場合、装用時間を短くして様子を見ることで徐々に軽減されます。無理に長時間使わず、装用後の目の状態を日ごとに確認しながら慣らしていくことが大切です。

数日使っても強い不快感が続く場合や、数週間たっても慣れにくいときは、無理をせず眼科に相談しましょう。違和感を我慢せず、目からのサインに敏感であることが安全な使用につながります。

正しい使い方とケア方法を見直そう

レンズの種類が変わると、使い方やケアの方法にも違いが出てくることがあります。

これまでの習慣のまま使い続けると、思わぬトラブルの原因になることもあるため、改めて正しい使い方を確認することが大切です。

▼レンズ変更後に確認しておきたいケアのポイント

  • 洗浄方法や保存液が変更になっていないか
  • 装用時間の目安が前と異ならないか
  • こすり洗いが必要かどうか
  • 指定された装用スケジュールを守っているか

どのレンズであっても、「清潔に保つこと」「装用ルールを守ること」がトラブル予防の基本です。今一度、レンズに合わせた正しい使い方を見直すことが、目の健康を長く守ることにつながります。

定期的な検診で安心して使い続ける

新しいレンズが目に合っているか、長期間にわたって安全に使用できるかを確認するには、定期的な眼科検診が欠かせません。

とくにレンズを変更したばかりの時期は、自分では気づきにくいトラブルが起こっていることもあるため注意が必要です。

▼検診でチェックされる主な内容

チェック項目概要
視力の変化度数が適正かどうか
角膜の状態傷・炎症・酸素不足の有無
フィッティングレンズが正しくフィットしているか
涙液の量・質乾燥や装用適正の確認

検診の目安は3ヶ月に1回程度が一般的ですが、変更後の最初の検診は1〜2ヶ月以内に受けると安心です。

違和感がないからと放置するのではなく、自分の目の状態を定期的にチェックすることで、快適な装用を継続できます。

まとめ

コンタクトレンズの変更は、見え方や装用感を改善し、より快適に日常を過ごすための大切な選択です。ただし、自己判断での変更は思わぬトラブルを招く可能性があるため、まずは眼科で相談し、自分の目の状態を正しく知ることが第一歩となります。

見えにくさや違和感、生活スタイルの変化など、何気ない小さなサインが、レンズの見直しのタイミングを教えてくれます。種類ごとの特徴や使い方の違いを理解したうえで、自分に合ったレンズを無理なく選ぶことが、快適な装用を続けるためのコツです。

変更後は、慣れるまでの違和感への対応や、ケア方法の見直し、定期的な検診も欠かせません。目の健康を守りながら、安心してレンズを使い続けていくために、これらのポイントをしっかり押さえておきましょう。

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ミエルネ編集部丨執筆協力:先進会眼科 福岡飯塚 / 岡 義隆

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