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コンタクトレンズの屈折力とは?視力を補正する仕組みをわかりやすく解説

ミエルネ編集部丨執筆協力:先進会眼科 福岡飯塚 / 岡 義隆

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「コンタクトの度数って、そもそも何を意味しているの?」「眼科で言われた“屈折力”ってどういうこと?」コンタクトレンズを使用していると、そんな疑問を感じたことはありませんか?見え方に違和感があっても、何が原因なのか分からず、モヤモヤしたまま過ごしている方も多いかもしれません。

実は、視力の矯正に使われるコンタクトレンズは、目の屈折力を正しく理解することがとても大切です。屈折力とは光の曲がり方に関係する力のことで、これがうまく合っていないと、見えづらさや疲れ目といった不調の原因にもなります。

この記事では、「屈折力とは何か」という基本的な疑問から、処方箋に書かれている「度数(D)」の意味、さらに自分に合ったレンズを選ぶためのポイントまで、やさしく丁寧に解説していきます。

はじめての方も、長年使ってきた方も、納得しながら読める内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

コンタクトレンズの屈折力とは?

「屈折力」はコンタクトレンズ選びに欠かせない要素です。しかし専門的な言葉のため、意味があいまいなまま使っている人も多いかもしれません。

ここでは、視力やレンズの仕組みに関わる屈折力について、基礎からわかりやすく紹介していきます。

屈折力とは何か?光の進み方と目の仕組み

目は、光を網膜に集めることで物を認識しています。光が目に入ると、角膜と水晶体という2つの部分で曲げられ、網膜にピントが合うように調整されます。この光を曲げる力が「屈折力」です。

▼目の中で光を屈折させる部分

部位主な役割屈折力の割合
角膜光を大きく曲げて網膜へ導く約60〜65%
水晶体ピント調整を行う約35〜40%

目の中では角膜が大部分の屈折を担い、水晶体が微調整をしています。どちらかの働きに偏りがあると、光が正しく網膜に届かず、視界がぼやけてしまいます。

自然に行われているこの光の調整が、見え方に大きく関わっているのです。

コンタクトレンズにおける屈折力の役割

コンタクトレンズは、目の屈折力が適切でない場合に、そのずれを補うために使われます。

たとえば、光が網膜より手前や奥でピントを結んでしまうと、物がはっきり見えません。コンタクトレンズは、光の進む角度を調整し、網膜にしっかりピントが合うようにしてくれます。

▼屈折力のずれによる見え方の違い

視力状態光の焦点位置よくある見え方
近視網膜の手前遠くがぼやける
遠視網膜の奥近くがぼやける

コンタクトレンズには、それぞれ異なる屈折力(度数)が設定されており、それによって光の進み方を調整します。

目の屈折力を正しいバランスに整えることが、くっきりとした視界につながっているというわけです。

屈折異常(近視・遠視・乱視)と屈折力の関係

視力が落ちる原因の多くは、屈折力のバランスが崩れていることです。このような状態は「屈折異常」と呼ばれます。

角膜や水晶体の形や働きにズレがあると、光がうまく網膜に届かず、視界にぼやけや歪みが生じます。

▼主な屈折異常と特徴

屈折異常の種類屈折のずれ方見え方の特徴
近視焦点が網膜の手前にある遠くがぼやける
遠視焦点が網膜の奥にある近くがぼやける
乱視焦点が複数ある、または定まらない全体的にぼやける・にじむ

これらの屈折異常は、目の構造の個人差によって生じます。たとえば、角膜がわずかにゆがんでいるだけでも、光の曲がり方が変わり、見え方に影響が出ます。

視力に悩みを感じたとき、背後にはこの屈折力の不均衡があるかもしれません。

コンタクトレンズの度数(D)と屈折力の違い

コンタクトレンズを購入するときに目にする「D(ディオプトリー)」という単位。この数値は一見専門的ですが、視力に合ったレンズを選ぶためには正確に理解しておきたいポイントです。

ここでは、処方箋に記載されているDの意味や、屈折力との関係性、さらにメガネとの違いについて、具体的に解説していきます。

処方箋にある「D(ディオプトリー)」の意味

眼科でもらう処方箋やレンズのパッケージに記載されている「D」は、ディオプトリー(Diopter)という単位です。

これはレンズが持つ屈折の強さを表しており、数値が大きくなるほど光を強く曲げるレンズであることを意味します。

▼D(ディオプトリー)の数値と特徴

数値例視力の状態レンズの目的
-1.00D軽度の近視弱い屈折で調整
-4.50D中等度の近視中程度の矯正が必要
+2.00D遠視光を強く屈折させる

「-」は近視、「+」は遠視を示します。たとえば「-3.00D」のレンズは、光の屈折力を抑えて、網膜に焦点が合うよう補正してくれます。

Dの数値は、視力検査で得られた情報をもとに正確に測定されるため、自分の目に合った度数を使うことが非常に重要です。

屈折力と度数の関係を図解で理解する

屈折力と度数(D)は似ているようで、少し意味が異なります。屈折力は光を曲げる力そのものを指し、度数(D)はそれを数値化して表したものです。

つまり、度数は屈折力を計算可能な形にした「指標」と言えます。

▼屈折力と度数(D)のイメージ

【目の屈折力】 ←→ 【レンズの度数(D)】
(光の曲がり具合)       (どれだけ補正するかの数値)

視力が正常でない場合、目の屈折力にズレがあります。コンタクトレンズはこのズレを打ち消すように設計されており、Dの数値がそれに対応します。

たとえば、目の屈折力が強すぎて焦点が網膜の手前にある場合(近視)、それを補うために「-D」のレンズで屈折を弱めます。逆に、焦点が後ろにずれる場合(遠視)には「+D」のレンズで屈折を強めます。

このように、度数(D)は目の屈折力の状態に合わせて決定される、視力補正のための数値なのです。

メガネとコンタクトで度数が違う理由

「メガネでは-2.00Dだったのに、コンタクトだと-2.25Dと言われた」――そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

同じ視力でも、メガネとコンタクトで処方される度数が異なるのは自然なことです。この違いの主な理由は、レンズの「装用位置」です。

▼メガネとコンタクトの装用距離の違い

レンズの種類装用位置特徴
メガネ目から約12mm離れている補正がやや弱めに設定される
コンタクト角膜の上に直接装着より正確な屈折補正が必要になる

コンタクトレンズは角膜に密着しているため、より直接的に光の進み方に影響を与えます。そのため、同じ視力を補正する場合でも、メガネよりやや強めの度数が必要になることがあります。

また、近視や遠視の程度によって、この差が大きくなることも。視力が大きくズレているほど、補正距離による影響が大きくなりやすいのです。

この違いを理解していないと、間違った度数のレンズを選んでしまい、目が疲れたり、見えづらく感じる原因にもなります。

自分に合った屈折力のコンタクトレンズを選ぶには

コンタクトレンズの屈折力(度数)は、一人ひとり異なります。合わない度数を使ってしまうと、見えづらさだけでなく、目の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

ここでは、屈折力が合わないときに起こる症状や、処方時に確認されるポイント、快適な視界を保つための注意点について解説します。

合わない屈折力が引き起こす目の不調とは

コンタクトレンズの度数が合っていないと、視界がぼやけるだけでなく、目や身体にさまざまな不調が現れることがあります。

見え方が不自然な状態が続くと、無意識に目に負担がかかるためです。

▼度数が合っていないときに起こりやすい症状

症状の例原因と考えられること
目の疲れ・かすみ焦点が合っておらず、目に力が入る
頭痛や肩こり無理なピント調整による緊張
乗り物酔い・めまい視界のズレが平衡感覚に影響する

特に、わずかなズレでも長時間の装用によって影響が蓄積されやすいため、少しくらい合っていなくても平気と感じていても注意が必要です。

視力は見た目だけでは判断できないため、違和感が続く場合は必ず眼科で相談することが大切です。

視力検査・処方時にチェックされるポイント

自分に合った屈折力のコンタクトレンズを選ぶためには、正確な視力検査が欠かせません。眼科では、単に視力の良し悪しだけでなく、目の構造や生活スタイルも含めて判断されています。

▼処方時に確認される主な項目

チェック内容説明
屈折値(D)視力に合わせた度数を測定
角膜のカーブレンズのフィット感に影響
涙液の量や質、目の乾き具合快適な装用に影響
両眼のバランス左右で度数が違う場合も

こうした情報をもとに、視力だけでなく装用感や安全性も考慮したレンズが処方されます。

市販のレンズで自分に合いそうなものを選ぶだけでは、正確な屈折力の調整は難しいため、必ず処方を受けるようにしましょう。

正しい屈折力のレンズを使うために大切なこと

視力や目の状態は、年齢や生活習慣によって少しずつ変化していきます。

そのため、最初に処方された度数をずっと使い続けるのではなく、コンタクトを終日使う方は3ヶ月に1回、連続装用の場合は1ヶ月に1回の検査が推奨されています。

▼屈折力の変化に気づくためのポイント

  • 以前より視界がぼやけて感じる
  • 長時間の装用で疲れやすくなった
  • レンズ装用中に違和感を覚える
  • 周囲の明るさで見え方に差を感じる

こうした小さな変化も、実は屈折力の調整が必要なサインかもしれません。目はとても繊細な器官なので、無理に合わないレンズを使い続けることは避けましょう。

快適な視界と目の健康を保つためには、自分の目の状態を定期的に見直すことが大切です。

まとめ

コンタクトレンズの「屈折力」とは、光の進み方を調整し、網膜に正しくピントを合わせるための重要な要素です。目の屈折に異常があると、近視・遠視・乱視といった見え方の問題が起こりますが、コンタクトレンズは屈折力のズレを補正することで視力をサポートします。

処方箋に記載される「D(ディオプトリー)」は、この屈折力を数値化したものであり、正確な度数の把握が快適な視界に直結します。メガネとコンタクトで度数が異なるのは、装用位置の違いによるものです。

もし屈折力が合っていないレンズを使うと、目の疲れや頭痛などの不調につながることもあるため、自己判断ではなく眼科での検査が欠かせません。視力や目の状態は変化していくため、定期的なチェックと適切なレンズ選びで、目の健康と快適な生活を守っていきましょう。

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ミエルネ編集部丨執筆協力:先進会眼科 福岡飯塚 / 岡 義隆

先進会眼科 福岡飯塚(岡眼科クリニック)のオウンドメディア「ミエルネ」では、「見える感動」をテーマに視力に関連した情報を発信しています。 メディア編集長は薬機法・医療法のYMAA個人認証マーク資格を取得しており、先進会眼科の執筆協力を得ながら信頼できる記事を読者にお届けします。

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