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コンタクトレンズが“デバイス”になる時代へ!?スマートコンタクト最新事情とこれからの楽しみ方

LaserWin株式会社丨メディア事業部

LaserWin株式会社は、眼科向けのレーザー手術機器を提供しています。 オウンドメディア「ミエルネ」では、視力矯正に役立つコラムを発信。 メディア編集長は薬機法・医療法のYMAA個人認証マーク資格を取得しており、信頼できる記事を読者にお届けします。

コンタクトレンズを日常的に使っている方なら、一度は感じたことがあるはず。「もっと快適に使えたらいいのに」「目に入れるだけでいろんなことができたら…」そんな未来が、実はすぐそこまで来ているかもしれません。

今回ご紹介するのは、視力矯正の枠を超えた“スマートコンタクトレンズ”という新しい世界。ただの医療器具だったコンタクトが、地図を表示したり、健康状態をチェックしたり、まるで映画のような機能を持ち始めているのです。

「そんな話、本当にあるの?」と思った方も、ぜひ最後まで読んでみてください。話のネタとして誰かに話したくなるような、ちょっとワクワクする情報を詰め込みました。

スマートコンタクトレンズってどんなデバイス?

視力矯正に使われてきたコンタクトレンズが、いま“スマートデバイス”として進化を遂げつつあります。AR表示や健康情報の測定など、ただ見えるだけではない多機能化が進行中です。

ここではまず、スマートコンタクトレンズの基本的な仕組みと、現在どこまで開発が進んでいるのかを順にご紹介します。

スマートコンタクトレンズって何?普通のコンタクトとの違い

スマートコンタクトレンズとは、視力矯正の役割に加えて、映像表示やセンサー機能などを組み込んだ電子デバイスです。

普通のコンタクトと異なり、レンズ内部にマイクロチップや通信機能が搭載されており、装着するだけでデジタル情報を目の前に映し出すことが可能になります。

主な違いを整理すると、以下のようになります。

▼従来型コンタクトレンズとの主な違い

比較項目従来のコンタクトスマートコンタクト
主な役割視力矯正情報表示・生体測定など
機能の有無電子的な機能なしセンサーやディスプレイ搭載
使用シーン日常の視力補正医療・ナビ・AR表示など
技術の搭載必要なしマイクロデバイス内蔵

これまでの「見るためのレンズ」から、「情報とつながるレンズ」へと発想が切り替わったことで、コンタクトレンズの可能性は一気に広がり始めています。

実際に世の中にある?開発状況と注目のプロトタイプ

SFのように感じられるスマートコンタクトレンズですが、現実の技術としてプロトタイプが一部開発されています。

特にAR表示や健康状態の測定を目指した試作モデルが、各国の企業や大学から発表されています。

以下は、今注目されている代表事例です。

▼現在公表されている注目のプロトタイプ

名称・開発元主な機能状況
Mojo Lens(米国)マイクロLEDで情報表示2023年に開発が保留
涙成分測定型(韓国POSTECH・延世大学)涙から血糖値測定のセンサー2020年・2024年に試作発表
カメラ搭載モデル視界の撮影・記録初期開発段階

たとえばMojo Visionのレンズは、視界に地図や通知を重ねて表示する構想がありましたが、2023年に資金難で開発は一時保留となっています。

店頭に並ぶ状況ではなく、今後の技術進化や資金調達次第で実用化が見込まれる段階です。

どんな企業や研究チームが取り組んでる?国内外の最新動向

スマートコンタクトの開発には、医療機器メーカーだけでなく、大学やIT企業まで多くのプレイヤーが関わっています。

国際的にも競争が激しく、技術革新のスピードは年々加速しています。

▼注目の企業・研究チーム一覧

開発機関・企業拠点取り組み内容
Mojo VisionアメリカマイクロLED搭載レンズの開発(2023年以降は保留中)
Verily(旧Google Life)アメリカ医療用レンズ研究(血糖値測定の開発は2018年で終了)
POSTECH・延世大学韓国涙成分で血糖値測定する技術の開発
東京大学・東北大学・メニコン日本次世代コンタクトレンズ素材とリサイクル技術の共同研究

国内の大学・企業の取り組みでは、素材や装着感・衛生性に配慮しつつ実用化を目指した技術開発が進められています。

今後、こうした技術が現実の製品に落とし込まれていけば、私たちの“見る”体験も大きく変わるかもしれません。

スマートコンタクトレンズで何ができるようになる?

スマートコンタクトレンズは、ただ視力を補正するだけのものではなく、私たちの生活をサポートする多彩な機能を持つデバイスとして進化しています。

ここでは、実装が期待されている機能や、日常生活にどう役立つのか、さらには未来に広がる可能性についてご紹介します。

便利そう!表示・ナビ・ヘルスケア…どんな機能がつく?

スマートコンタクトレンズには、視覚を通じた情報提示だけでなく、体の状態を測定したり、外部機器と連携したりといった機能が期待されています。

その機能の幅広さは、これまでのウェアラブル端末の延長線上にありながらも、“視線の先”に直接情報が映るという点でまったく新しい体験を提供します。

▼スマートコンタクトレンズに搭載が期待される主な機能

機能カテゴリ具体的な内容
情報表示視界にナビ情報・通知・テキストを投影
健康モニタリング涙から血糖値や体温の変化を測定
通信・連携他デバイスと連携し、操作やデータ転送可能
視覚支援視覚障がい者向けに、コントラスト強調など
ジェスチャー操作瞬きや視線移動での操作インタフェース

たとえば、歩行中に目的地までのルートが目の前に表示されたり、涙の成分から体調の変化を検知したりする機能が検討されています。

こうした機能が一体化することで、スマートコンタクトレンズは「見る」ことに留まらず、身体と環境の“つなぎ役”として進化していきます。

生活がどう変わる?毎日のシーン別に見てみよう

スマートコンタクトレンズが実用化されたら、日常生活のさまざまな場面がもっと便利で快適になることが期待されます。

ここでは、朝の通勤から夜のリラックスタイムまで、1日の流れの中で活用できそうなシーンをイメージしてみましょう。

▼シーン別で期待される活用例

シーン使い方の例
通勤・移動中乗り換え案内や天気予報が視界に表示される
会議・仕事中発表中のスライド資料や予定がこっそり表示される
運動・健康管理心拍数や呼吸状態をリアルタイムでチェック
自宅での時間映画の字幕や料理レシピを視界内で確認できる
就寝前睡眠状態のモニタリングやリラックス用情報を表示

たとえば、通勤中に混雑回避のルートを確認できたり、ランニング中に体調の変化を感知できたりすることで、日々の動きがスムーズになります。

実用化されれば、スマートフォンを取り出す手間さえなくなる“目の中のアシスタント”として、暮らしに自然に溶け込む存在になるかもしれません。

もう一歩先の未来型使い方アイデア

スマートコンタクトレンズの可能性は、実用化される機能だけにとどまりません。未来に向けて、今はまだ構想段階のアイデアも数多く提案されています。

こうした未来型の活用例は、技術が成熟してきたタイミングで一気に実現する可能性があります。

▼今後注目されている未来の活用イメージ

想定シーン未来型の活用例
リアルタイム翻訳会話相手の発言が自動で字幕表示される
拡張現実のゲーム体験視界全体がゲームのインターフェースになる
医療現場での活用医師の視界に診療データや操作手順が常に表示される
教育・研修実地訓練中に操作ガイドや注意点が視界に映し出される
感情のモニタリング表情や脳波の変化を解析し、感情の変化を通知する

これらの活用例はまだ未来の話ですが、テクノロジーの進化により、これまで画面でしかできなかった体験が「視界に直接現れる」時代が来るかもしれません。

それはつまり、私たちの“見る”という行為そのものがアップデートされるということです。

スマートコンタクトレンズが実用化するまでの“課題”とは?

スマートコンタクトレンズは魅力的な未来を描いている一方で、まだいくつかの重要な課題が残されています。

ここでは、技術的な壁、安全性、さらにはプライバシーといった観点から、実用化に向けたハードルについて詳しく見ていきましょう。

技術のハードル|小型化・バッテリー・操作方法の工夫

スマートコンタクトレンズの開発で最も大きな課題のひとつが、限られたレンズの中に高度な電子部品を組み込むことです。

特に、表示装置やセンサーを内蔵しながらも、安全に動作する電源をどう確保するかは、いまだに大きなテーマです。

▼主な技術課題とその内容

課題項目内容・ポイント
小型化レンズ内部に各種パーツを無理なく収める必要がある
バッテリー発熱せず、長時間動作できる超小型電源が求められる
操作方法タッチ操作が使えないため、視線やまばたきなどの工夫が必要
通信機能常時接続するための低消費電力な通信技術が必要

たとえば、Mojo Visionは「まばたき」や「視線移動」でメニューを操作するUI(ユーザーインターフェース)を検討しています。こうした工夫により、レンズを指で触らずに直感的な操作を実現する方向性が模索されています。

とはいえ、これらの技術を実用レベルまで洗練させるには、まだ時間がかかりそうです。

安全性と装着感は大丈夫?気になるポイント

目に直接装着するという特性上、スマートコンタクトレンズには非常に高い安全基準が求められます。

とくに、発熱や異物感、目の乾燥など、長時間の装着による影響を最小限に抑える必要があります。

▼ユーザーが気になる装着時のリスクと対策

懸念点内容
発熱の問題電子部品が熱を持つ可能性があり、目に負担をかける恐れ
装着時の違和感通常のコンタクトより厚みがあると異物感が出やすい
乾燥や刺激長時間の使用で涙が蒸発しやすくなる可能性がある
誤作動による影響間違った表示や動作が視覚を妨げるリスク

開発段階では、こうした課題をクリアするために、熱伝導率の低い素材や、眼球に優しい設計が研究されています。また、通常のソフトコンタクトと同じようなつけ心地を目指し、厚みやカーブの微調整も繰り返されています。

快適に、そして安全に使えることが、実用化に向けた前提条件として重要視されています。

プライバシーやルールも大事。使う側が知っておきたいこと

スマートコンタクトレンズは情報を「見る」だけでなく「記録・送信」する機能を持つ可能性があるため、プライバシーの保護や社会的なルール作りも大きな課題です。

たとえば、無断で周囲を録画・記録できるとなると、盗撮や情報漏洩のリスクが懸念されます。

▼プライバシーに関わる主な懸念と対応の方向性

懸念点内容
撮影・録音の問題相手に気づかれずに記録できてしまうリスク
個人情報の扱い健康データや視線情報が漏洩する可能性
利用シーンの制限公共施設・職場・教育現場などでは使用制限が必要になる可能性
ルールの未整備法的な扱いが曖昧で、明確なガイドラインが求められている

こうした懸念を受け、各国では「ウェアラブルデバイスに関する法整備」や、「使用時のサイン表示義務」などが議論されています。

利用者自身も、スマートコンタクトを使うことで誰かの安心や権利を侵害していないかを意識する姿勢が必要です。

実際に使えるようになったら、どんなことに注意したらいい?

スマートコンタクトレンズが一般に普及し、誰もが気軽に使えるようになったとき、快適かつ安全に使い続けるためには、正しい知識と使い方が欠かせません。

ここでは、想定される利用方法や注意点、安心して使うための技術的な仕組み、さらに未来に向けた期待についてご紹介します。

想定される使い方や注意点は?

スマートコンタクトレンズは、日常生活や仕事、健康管理まで幅広いシーンで活用されることが想定されています。

しかし、使い方を誤るとトラブルにつながる可能性もあるため、事前に基本的な注意点を知っておくことが重要です。

▼使用時に気をつけたい主なポイント

項目内容
装着時間長時間の装着は目の乾燥や疲れの原因になることも
デバイスの清潔さ通常のコンタクトと同様に清潔な状態で保管・使用が必要
バッテリー切れ通信や表示機能が急に止まる可能性がある
人混みでの使用周囲の人に気づかれずに撮影や記録が行われる懸念
医師との相談持病や目の状態によっては使用を控えるべきケースも

たとえば、通常のコンタクトよりも機能が多い分、装着時のルールや管理もやや複雑になります。

今後、使用にあたっての「推奨ガイドライン」が整備されていくことが期待されますが、まずは自分の体に合わせて無理のない使い方を心がけることが大切です。

みんなが安心して使える技術・仕組みは?

スマートコンタクトレンズが広く使われるためには、技術面での安心感も欠かせません。

特に「見えないところで何が行われているのか」が分かりにくい分野だからこそ、信頼できる仕組みやデータの透明性が求められます。

▼安心して使うために必要な技術的要素

安心のための仕組み内容
自動オフ機能未使用時や異常発生時に自動で電源が切れる
暴走防止・セーフモードシステムエラー時には視界を保つモードで動作する
データ暗号化通信中の情報(健康データなど)を保護する仕組み
装着感の最適化個人の目に合ったフィット感を自動調整する技術
利用者ログの管理使用履歴や機能の動作記録を自分で確認できるインターフェース

こうした技術的な信頼性が高まれば、ユーザーは「目の中にデバイスを入れている」という不安を感じることなく、より自然に使うことができるようになります。

つまり、使い心地と安全性の両立こそが、実用化の最大のポイントといえるでしょう。

今後の進化や注目ポイント、ワクワクする展望

技術の進化はとどまることを知りません。スマートコンタクトレンズも例外ではなく、今後さらなる機能追加やユーザー体験の改善が期待されています。

現時点では構想段階のものも多いですが、未来の生活をより豊かにする“可能性の種”が詰まっています。

▼今後の進化で注目されるポイント

注目の進化領域期待される内容
拡張現実との融合現実の風景に情報を重ねるAR体験がより滑らかに
脳とのインターフェース脳波や意識と連携して操作できる技術の研究が進行中
瞬時翻訳・字幕表示外国語の会話がリアルタイムで翻訳され視界に表示される
感情モニタリング心拍や表情の変化を読み取り、感情の変化を把握する技術の応用
パーソナライズ機能使用者ごとに最適化された表示内容や操作方法のカスタマイズ

こうした技術が日常生活に浸透していけば、スマートコンタクトレンズは「便利なガジェット」ではなく、「暮らしに寄り添うパートナー」のような存在になるかもしれません。

目の前の景色に情報が自然に重なり、自分だけのインターフェースが視界に広がる――そんな未来が、もうすぐそこまで来ています。

まとめ

スマートコンタクトレンズは、視力矯正だけにとどまらず、情報表示や健康モニタリングなど多彩な機能を持つ“次世代のウェアラブルデバイス”として注目を集めています。

現時点では、AR表示や生体センサーを組み込んだプロトタイプが開発されており、国内外の企業や研究機関が本格的な実用化に向けて動いています。

その一方で、技術の小型化、安全性、プライバシーへの配慮といった課題もあり、これらをどう乗り越えていくかが普及のカギとなります。実際に使えるようになった際には、使用時間や操作方法、周囲への配慮といった点に注意しながら、安全で快適に活用することが求められます。

今後の技術進化によって、スマートコンタクトレンズはより高性能かつ自然な使用感を備えた存在になっていくでしょう。日常の視界が情報とつながることで、私たちの生活はさらに豊かに、そして便利に変化していくかもしれません。

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LaserWin株式会社丨メディア事業部

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