広告 コンタクトレンズ

コンタクトレンズのサイズの違いとは?確認方法や数値についてわかりやすく解説

LaserWin株式会社丨メディア事業部

LaserWin株式会社は、眼科向けのレーザー手術機器を提供しています。 オウンドメディア「ミエルネ」では、視力矯正に役立つコラムを発信。 メディア編集長は薬機法・医療法のYMAA個人認証マーク資格を取得しており、信頼できる記事を読者にお届けします。

「コンタクトレンズをつけるとなんとなく違和感がある」「同じ度数なのに、前のレンズよりゴロゴロする気がする」――そんな経験はありませんか?もしかすると、その原因はサイズが合っていないことかもしれません。

コンタクトレンズは、目の形に合った“サイズ”を選ぶことが快適さと安全性のカギ。サイズが少し違うだけでも、見え方やつけ心地が大きく変わることがあるのです。

この記事では、ベースカーブ(BC)や直径(DIA)といったサイズの基本から、自分に合ったサイズの確認方法、サイズが合わないときの症状や対処法までをわかりやすく解説します。

コンタクトレンズを日常的に使っている方、最近なんとなく合わないと感じている方は、ぜひチェックしてみてください。

コンタクトレンズのサイズってなに?

コンタクトレンズを選ぶとき、多くの人が「度数」に注目しますが、実は「サイズ」もとても重要です。サイズが合わないと、どんなに視力が合っていても不快感や目のトラブルの原因になることがあります。

ここでは、コンタクトレンズにおける代表的なサイズ要素について見ていきましょう。

ベースカーブ(BC)とは?目のカーブに合った選び方

ベースカーブ(BC)は、レンズの内側のカーブの度合いを表す数値で、角膜にどれだけフィットするかを決める大切な要素です。数値は「8.4」「8.6」などで表され、角膜の丸みに合っていないと、違和感やレンズのズレにつながります。

▼BCの代表的な数値と特徴

BC(ベースカーブ)特徴向いている目の形状
8.4mmカーブがきつくフィット感が強い角膜のカーブがきつい人
8.6mm標準的でバランスが取りやすい一般的なカーブの人
8.8mmゆるやかで軽いつけ心地カーブが緩やかな人

目にぴったり合ったBCを選ぶことで、違和感なく自然な装用感が得られます。逆に合っていないと、視界がぼやけたり、レンズがズレてしまうことも。自分のBCは眼科で測定してもらうのが安心です。

ちなみに、日本人の平均的な角膜カーブ(BC)は8.6~8.7mmが多く、自分のBCを把握することで違和感やトラブルを防ぎやすくなります。コンタクトレンズのベースカーブ(BC)は、±0.2mm程度までであれば調整しやすいとされていますが、同じBCでもメーカーによってフィット感が異なるので注意しましょう。

直径(DIA)の意味と、装用感への影響とは

直径(DIA)は、レンズの端から端までの幅を示すサイズで、見た目やつけ心地に影響します。数値が大きいと黒目を広く覆い、小さいと自然な印象になります。

▼DIAの数値と装用感の違い

DIA(直径)見た目の印象装用感の特徴
13.8mm黒目が小さく自然な印象標準的なサイズで、多くの人に自然でなじみやすい
14.0mmバランスのとれた見た目多くの人にフィットしやすい
14.5mm黒目が大きく強調される圧迫感や乾きやすさを感じやすい

DIAが1mm違うだけでも、見た目や着け心地は意外と変わります。とくにカラコンではこの数値が印象に大きく影響するので、見た目と快適さのバランスを意識して選ぶと失敗しにくくなります。

サイズはBCとDIAだけじゃない?他に気をつけたいポイント

BCやDIAはサイズ選びの基本ですが、それ以外にも装用感に影響を与えるポイントがあります。とくにレンズの「厚さ」や「フチのデザイン」は、目の疲れやゴロつきに関わることもあるため要注意です。

▼BC・DIA以外に注目すべきサイズ関連項目

項目内容装用感への影響
厚さ(中心厚)レンズの中心部の厚み薄いほど自然で軽いつけ心地
エッジ形状レンズのフチのカットや丸みの違い厚いと異物感を感じやすいことがある
素材の硬さソフトさや弾力などレンズの柔らかさ硬すぎると違和感、柔らかすぎてもズレやすい

これらの項目はパッケージには書かれていないことも多いため、同じBC・DIAでもメーカーによって着け心地が異なる理由にも。初めての製品を試すときは、口コミだけでなく実際に装用してみるのが一番確実です。

また、ソフトレンズとハードレンズでは、許容されるサイズやフィット感に違いがあるため注意が必要です。ハードレンズの場合、BCがかなり厳密に合っていないと違和感の原因になり得るのです。

自分の目にぴったりのサイズ、どうやって調べる?

「なんとなく合っているから大丈夫」と思ってコンタクトレンズを使っている方も多いかもしれませんが、実際には自分の目に合ったサイズを正しく知ることが快適さのカギになります。

ここでは、目にぴったり合うコンタクトサイズの調べ方を3つの視点からご紹介します。

処方箋の見方を解説!BC・DIAの確認方法

コンタクトレンズのサイズを正確に知るには、まず眼科で発行される処方箋を見るのが基本です。処方箋には、BCやDIAなどのサイズ情報が明記されており、自分の目に合う数値がすぐにわかります。

▼処方箋に記載される主な項目とその意味

項目意味確認できる内容
BCベースカーブ目のカーブと合ったレンズの曲がり具合
DIA直径レンズの大きさ・黒目の覆い方
PWR度数(Power)視力矯正の強さ
CYL乱視用の場合の乱視度数必要な人だけ記載される

眼科での検査は5〜10分程度で終わることが多く、視力だけでなく目の形状もチェックしてもらえるのが安心です。市販のコンタクトを買う前には、必ず自分のサイズを処方箋で確認しておきましょう。

サイズ選びの基本は、この処方箋に書かれている情報をもとにすること。特に初めてのレンズ選びや、久しぶりの装用時には最新の処方箋をもとに選ぶようにしましょう。

試着レンズでフィット感を確かめるときのポイント

数値が合っていても、「なんとなく違和感がある」と感じることもあります。そんなときは、試着レンズ(トライアルレンズ)で実際にフィット感を確かめるのがおすすめです。

▼試着時にチェックしたいポイント

チェック項目理由
ゴロつきがないかフチが当たっている可能性あり
装用直後の快適さ開始数分で違和感がある場合は合っていないことも
まばたきでズレないかBCが合っていないとズレやすい
長時間つけたときの状態乾燥や痛みが出る場合、素材やサイズの再検討が必要

試着は、実際の生活に近い環境で数時間試すことが理想です。数値上は同じでも、メーカーや素材が違えば着け心地に差が出るため、フィット感を体感してから決めることが大切です。

処方箋に頼るだけでなく、実際の装用感を通して“自分の目に合っているかどうか”を確認することで、より快適なレンズ選びができます。

通販で買うときに見落としがちなチェックポイント

通販サイトでコンタクトレンズを購入する際、便利さのあまりサイズ確認をおろそかにしてしまうことがあります。しかし、微妙な数値の違いや製品ごとの仕様差によって、合わないレンズを選んでしまうリスクも。

▼通販購入前に必ず確認したい項目

チェック項目内容
BCとDIAの数値処方箋と完全に一致しているかを確認する
メーカーと製品名同じ数値でもメーカーで設計が異なることがある
素材や着け心地の記載製品ページの説明に装用感の情報があるかを確認する
使用期限長期保存タイプか、定期交換タイプかを見極める

とくに注意が必要なのは、「他社製品で同じBC・DIAなら大丈夫」と思ってしまうケースです。先にもお伝えした通り、レンズの厚みや素材が異なると、つけ心地に違いが出るため、同じ数値でも安心はできません

通販を利用するときほど、処方箋の見直しと製品情報のチェックを丁寧に行うことで、後悔しないコンタクト選びができるようになります。

コンタクトレンズのサイズが合わないとどうなる?

見た目には気づきにくいコンタクトレンズのサイズですが、実は目に大きな影響を与える重要な要素です。サイズが少し合っていないだけでも、不快感やトラブルが生じることがあります。

ここでは、サイズが合わない場合に起こりやすい症状や、正しく合ったときの装用感、さらに違和感を感じたときの対処法まで、具体的にご紹介します。

目の違和感や痛みなど、サイズ不一致で起こるトラブル例

コンタクトレンズのサイズが合っていないと、使用中にさまざまな目の不調が起こる可能性があります。症状は軽度の違和感から、深刻な眼障害につながるケースまでさまざまです。

▼サイズ不一致で起こりやすいトラブル例

症状考えられる原因
レンズがずれるベースカーブ(BC)がゆるすぎる
ゴロゴロするDIAが大きすぎてフチがまぶたに当たっている
目が充血する摩擦による刺激やレンズのズレ
異物感が続くレンズのフィット感が不十分
目が乾きやすいサイズに加え、素材との相性も影響

こうした症状を「慣れの問題」と考えて放置すると、角膜への傷や慢性的な炎症を引き起こすこともあります。少しでも違和感が続くようであれば、サイズの見直しが必要なサインと考えましょう。

快適なコンタクトはサイズ選びから!ぴったり合ったときの感覚

サイズが自分の目に合っていると、レンズをつけていることを忘れるほど自然な装用感になります。快適さの違いは、目に負担がかからないだけでなく、1日中ストレスなく過ごせるかどうかにも大きく関わります。

▼サイズが合っていると感じるときの特徴

感じること状態
レンズをつけている感覚がほとんどない目のカーブとBCが合っている
まばたきでズレないレンズが安定して装着できている
長時間装用しても疲れないフィット感と素材の相性が良い
乾きやすさが気にならないレンズのサイズと目の動きが合っている

快適な装用感は、単に「目が痛くない」だけでなく、視界がクリアでレンズの存在を意識しないほど自然であることが理想です。こうした状態はサイズがぴったり合っているからこそ得られるものです。

違和感を覚えたら?サイズが合っていないときのチェックと対応

「なんだかいつもと違う」「最近コンタクトがズレやすい」――そんな小さな違和感は、サイズが合っていないサインかもしれません。合わないまま使い続けると、目のトラブルの原因になってしまいます。

▼サイズ不一致が疑われるチェックポイント

チェック項目注意すべきポイント
レンズがズレやすいBCまたはDIAが目に合っていない可能性
長時間つけると充血・痛みが出る目に圧迫がかかっている、フィット感が悪い
レンズがゴロゴロするフチの設計や大きさがまぶたに干渉していることも

もしこれらのサインが当てはまる場合は、すぐに眼科でサイズの再確認を受けることが大切です。自己判断でレンズを選び続けるのではなく、プロのチェックを受けることで、目の健康を守りながら快適な装用を続けることができます。

自分に合ったコンタクトレンズを選ぶポイントは?

「同じサイズを選んでいるのに、なんだか着け心地が違う…」そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。ここでは、自分にぴったりのコンタクトレンズを選ぶためのポイントをご紹介します。

メーカーによって装用感が変わる理由と選び方のコツ

コンタクトレンズのBCやDIAが同じでも、メーカーによって「なんだか着け心地が違う」と感じることがあります。これは、素材・レンズ設計・エッジの形状などが異なるためです。

▼メーカーによる違いが装用感に影響する要素

要素内容
素材の柔らかさ含水率や酸素透過性の違いにより、目に感じる柔らかさが変わる
エッジのデザインレンズのフチの厚みや丸みが違い、まばたき時の感触に影響する
表面の滑らかさ涙のなじみ方が変わることで、乾燥感や違和感に差が出ることがある
レンズの厚さ厚みがわずかに違うだけでも装用感に違いが出る

たとえば、A社のレンズは快適でも、B社ではゴロつくと感じることがあります。初めて使うメーカーやシリーズを選ぶときは、数値だけで判断せず、実際に試してみることが重要です。

購入前にトライアルレンズがあるかを確認し、同じサイズでも装用感が違うことを前提に選ぶ視点を持ちましょう。

毎日の過ごし方に合ったサイズを選ぶには?

コンタクトレンズの選び方は、目のサイズや形だけでなく、日常生活での使い方や環境によっても適したタイプが変わります。装用時間やライフスタイルに合ったレンズを選ぶことが、快適なコンタクト生活につながります。

▼ライフスタイル別・サイズ選びのヒント

ライフスタイル選び方のポイント
長時間パソコンを使う薄めのレンズで含水率が高いタイプが向いている
外回りやスポーツが多いフィット感が強く、ズレにくいカーブ設計を選ぶと安心
ドライアイが気になるフチが滑らかで、目の動きに合わせてなじみやすい設計が◎
ナチュラルな見た目を重視小さめのDIAで自然な印象になるタイプを選ぶと好印象

見た目の印象や度数の合致だけでなく、「どんなシーンで、どれくらいの時間使うのか」もサイズ選びには欠かせない視点です。コンタクトを快適に使い続けるためには、生活スタイルと装用感のバランスを取ることが重要です。

視力だけじゃない!サイズも定期的に見直そう

コンタクトレンズを使い慣れてくると、同じものを何年も使い続ける方も少なくありません。しかし、目の状態やカーブは年齢や生活習慣によって変化する可能性があります。

そのため、視力検査と同じようにサイズも定期的に見直すことが大切です。

▼サイズ見直しのタイミングと理由

タイミング見直しが必要な理由
3ヶ月に1回程度の眼科受診目のカーブや角膜の状態が変わっていることがある
装用時に違和感を感じるサイズが合わなくなってきているサインの可能性がある
新しいメーカーを試す同じ数値でも設計が異なるため違和感が出ることがある

コンタクトレンズ使用中は、3ヶ月に1回程度を目安に、定期的に眼科で検診・サイズ確認することをおすすめします。特に違和感がなくても検診は必須です。

まとめ

コンタクトレンズのサイズは、快適な装用感と目の健康を保つために欠かせない要素です。ベースカーブ(BC)や直径(DIA)といった基本的な数値はもちろん、メーカーによる設計の違いや、生活スタイルとの相性も選ぶ際の大切なポイントになります。

処方箋に記載された数値を確認することから始め、試着レンズで実際のフィット感を確かめたり、通販で購入する際には細かな仕様までしっかりチェックすることが重要です。視力チェックだけでなく、コンタクトのサイズも3ヶ月ごとに定期的に見直し、眼科でプロの診断を受けることが目の健康を守る秘訣です。

そして、コンタクトを使っているときに少しでも違和感を感じたら、迷わず眼科で相談してください。コンタクトレンズを安心して使い続けるためにも、自分の目に本当に合ったレンズを選ぶことが大切です。

  • この記事を書いた人

LaserWin株式会社丨メディア事業部

LaserWin株式会社は、眼科向けのレーザー手術機器を提供しています。 オウンドメディア「ミエルネ」では、視力矯正に役立つコラムを発信。 メディア編集長は薬機法・医療法のYMAA個人認証マーク資格を取得しており、信頼できる記事を読者にお届けします。

-コンタクトレンズ