「メガネって便利だけど、どうしても地味な印象になりがち…」そんなふうに感じている方は少なくありません。視力を補うために必要なアイテムだからこそ、毎日身につけるなら“似合う一本”を選びたいですよね。
実は、メガネは顔の印象を大きく左右する重要なパーツ。デザインやブランド選びを工夫するだけで、グッとおしゃれに見せることができます。
この記事では、20〜40代の男性を中心に支持されている人気のメンズメガネブランドを厳選し、それぞれの魅力や特徴をわかりやすくご紹介します。さらに、似合うフレームの選び方やTPOに応じた使い分け、長く使うためのお手入れ方法まで、メガネをもっと楽しむためのヒントも満載です。
「なんとなく」で選ぶ時代はもう終わり。自分らしさを引き立てる“相棒の一本”を、ぜひここで見つけてみてください。
ブランドメガネを選ぶ前にチェックしたいポイント
メガネは「見え方」だけでなく「印象」にも直結するアイテムです。せっかくブランドメガネを選ぶなら、自分にぴったりの一本を見つけたいところ。
ここでは、メンズメガネ選びを失敗しないための3つの視点からポイントを整理します。
自分に似合う一本、どう見つける?
メガネを選ぶうえで最も気になるのが「似合うかどうか」。しかし、「なんとなく合ってる気がする」ではもったいないかもしれません。
メガネには“似合わせ”の法則があり、顔の形やパーツのバランス、さらにはファッションの系統によって、最適なフレームが変わるのです。
▼顔型別・似合いやすいメガネフレーム
顔型 | 特徴 | 似合いやすいフレーム |
丸顔 | 丸みがありやわらかい印象 | 角のあるスクエア・ウェリントン型 |
面長 | 顔が縦に長い | 横幅の広いボストン・ラウンド型 |
ベース型 | エラが張っている | 曲線的なラウンド型・ボストン型 |
三角顔 | 顎が細く、額が広め | 太めフレーム・ウェリントン型 |
また、メガネの色味や素材感も重要です。たとえば、肌の色に近いナチュラルカラーは馴染みやすく、黒縁やべっ甲風フレームは印象を引き締めてくれます。
似合うメガネを選ぶには、客観的な視点と試着体験が不可欠です。店舗での試着やスタッフからのアドバイスを活用すると、自分では気づかなかった“似合うポイント”が見えてくるでしょう。
ブランドメガネが「選ばれる理由」って?
なぜ今、ブランドのメガネを選ぶ人が増えているのでしょうか。その答えは、「品質・デザイン・信頼性」の3つにあります。量販店の安価なメガネとは違い、ブランドメガネには明確な価値があるのです。
▼ブランドメガネが持つ魅力
要素 | 特徴 |
デザイン性 | 顔なじみがよく、トレンド感や個性も反映されている |
素材の品質 | チタンやアセテートなど、軽くて耐久性の高い素材を使用 |
フィット感 | 長時間でもズレにくく、鼻あてやテンプルの調整精度が高い |
ブランドの信頼性 | 修理対応やアフターサポートの充実度が高い |
ブランドメガネは見た目の良さだけでなく、掛け心地やメンテナンス面でも優れている点がポイントです。また、シーンを選ばず使える“上質さ”は、ビジネスにもプライベートにも活躍します。
つまり、ブランドメガネは「長く使えて、見た目も心地よい」という“総合的な満足度”が評価されているのです。
買う前に確認したい3つのコツ
気になるブランドメガネを見つけたら、購入前にぜひ押さえておきたいチェックポイントがあります。ここを見落とすと、後悔の原因になることも。
▼購入前に確認しておくべきポイント
チェック項目 | 理由・ポイント |
フィッティング調整が可能か | 鼻幅・耳かけの角度など細かい調整で快適さが大きく変わる |
レンズの機能が選べるか | ブルーライトカット、UVカット、遠近両用など自分の用途に合ったものを選ぶ |
アフターサービスの内容 | 保証期間やパーツ交換、ネジ締めなど無料対応の有無を確認 |
特にレンズは、同じフレームでも使用目的によって最適なものが異なります。PC作業が多い人はブルーライトカット付き、外出が多い人は調光レンズなど、自分のライフスタイルに合ったオプションを選びましょう。
そして、購入後も安心して使い続けられるよう、店舗のアフターサービス内容も事前にしっかりチェックしておくのが賢い選択です。
おしゃれな男性に支持されるメガネブランド10選
「どんなブランドを選べば、おしゃれに見えるの?」という疑問に応えるべく、ここでは20〜40代の男性に特に人気の高いメンズメガネブランドを厳選してご紹介します。
それぞれのブランドが持つ世界観や、デザイン・機能面の特徴を表にまとめているので、ぜひ自分のスタイルに合う一本を見つけてみてください。
Oliver Peoples(オリバーピープルズ)|洗練された知性を引き立てる
カリフォルニア発のオリバーピープルズは、落ち着いたトーンと繊細なディテールが特徴のアイウェアブランドです。派手さを控えたデザインは、知的で都会的な雰囲気を演出したい男性にぴったり。
▼ブランド特徴まとめ
特徴 | 内容 |
デザイン | ミニマルでヴィンテージ感のある細身フレーム |
ターゲット層 | 30代〜40代の落ち着いた大人の男性 |
人気モデル | Gregory Peck、Sheldrake など |
価格帯 | 約40,000〜60,000円前後 |
芸能人やクリエイターにも愛用者が多く、シンプルながら洗練された知性を感じさせるデザインが魅力です。さりげない品格を演出したい方におすすめです。
JINS(ジンズ)|手軽に選べる高機能メガネ
コストパフォーマンスに優れたJINSは、シンプルながらも機能性に富んだメガネが揃う日本発ブランド。全国展開されており、手に取りやすさでも抜群の人気を誇ります。
▼ブランド特徴まとめ
特徴 | 内容 |
デザイン | ミニマルからカジュアルまで豊富なバリエーション |
ターゲット層 | 20代〜40代のビジネス・学生層まで幅広い |
人気モデル | JINS SCREEN、Airframe など |
価格帯 | 約5,000〜15,000円前後 |
手軽に買える価格帯ながら、ブルーライトカットや軽量素材など機能性も充実。初めてメガネを買う方や気軽におしゃれを楽しみたい方にぴったりです。
OAKLEY(オークリー)|アクティブ派に最適な高機能モデル
スポーツと機能性に特化したOAKLEYは、アウトドアやフィットネスなど、アクティブなライフスタイルを送る男性に支持されています。
▼ブランド特徴まとめ
特徴 | 内容 |
デザイン | スポーティでシャープなフレームライン |
ターゲット層 | 体を動かす機会が多い20〜40代男性 |
人気モデル | Crosslink、Holbrook |
価格帯 | 約20,000〜40,000円前後 |
激しい動きでもズレにくく、視野も広い設計が魅力。スポーツ時はもちろん、普段使いにもなじむスタイルで、実用性とデザインを両立させたい方におすすめです。
TOM FORD(トムフォード)|重厚感と色気のあるスタイル
ラグジュアリーな雰囲気が魅力のTOM FORDは、存在感のある太めフレームと洗練されたフォルムが特徴。色気と品格を両立させたい大人の男性に選ばれています。
▼ブランド特徴まとめ
特徴 | 内容 |
デザイン | 太めフレームとクラシカルな雰囲気が特徴 |
ターゲット層 | 30代以降のビジネスパーソン |
人気モデル | FT5178、FT5295、Snowdon など |
価格帯 | 約30,000〜55,000円前後 |
存在感のあるフレームが顔立ちを引き締め、スーツ姿にも映える一本。周囲との差をつけたい場面でも活躍する、男らしさと上品さを兼ね備えたブランドです。
Ray-Ban(レイバン)|定番の中に個性が光る老舗ブランド
言わずと知れたRay-Banは、サングラスだけでなく、メガネフレームでも世界的な人気を誇ります。クラシックな形状と豊富なモデルが特徴です。
▼ブランド特徴まとめ
特徴 | 内容 |
デザイン | ウェリントン・ボストン型などクラシック中心 |
ターゲット層 | 20代〜40代の男女問わず支持あり |
人気モデル | RX5154、RX3447、Clubmaster など |
価格帯 | 約15,000〜30,000円前後 |
シンプルで飽きのこないデザインが多く、初めてのブランドメガネにも最適。定番だからこそ、自分らしいスタイルに落とし込みやすい点も魅力です。
EYEVAN(アイヴァン)|日本発の上質クラシックデザイン
EYEVANは、1972年に設立された「着る眼鏡」をコンセプトとした日本初のファッションアイウェアブランド。細部までこだわった造りが美しく、知る人ぞ知る“本物志向”のブランドです。
▼ブランド特徴まとめ
特徴 | 内容 |
デザイン | ヴィンテージ感のあるクラシックフレーム |
ターゲット層 | 30〜40代の感度の高い男性 |
人気モデル | EYEVAN7285、E-0505など |
価格帯 | 約40,000〜60,000円前後 |
控えめながらも上質さが漂うデザインは、ビジネスにも休日スタイルにもマッチ。長く愛用したくなる完成度の高さが支持されています。
Paul Smith(ポールスミス)|さりげない遊び心で差をつける
イギリスを代表するファッションブランドPaul Smithは、ベーシックなデザインの中にほんの少しの遊び心が光るメガネを展開しています。
▼ブランド特徴まとめ
特徴 | 内容 |
デザイン | 裏地にカラーや柄が施されたユニークな設計 |
ターゲット層 | 20代〜40代の感性ある男性 |
人気モデル | PS-9425、PS-8482など |
価格帯 | 約30,000〜50,000円前後 |
見た目はシンプルでも、内側にこだわりを感じられるのがPaul Smithらしさ。個性をさりげなく主張したい方にぴったりです。
UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)|感度高めのセレクトが魅力
UNITED ARROWSは、セレクトショップとして知られ、Zoffなどとのコラボレーションでトレンドを取り入れたアイウェアを展開しています。
▼ブランド特徴まとめ
特徴 | 内容 |
デザイン | モダンとクラシックのミックスが特徴 |
ターゲット層 | 都会的でトレンドに敏感な男性 |
人気モデル | オリジナルやayame、金子眼鏡とのコラボなど |
価格帯 | 約14,400〜22,200円前後(Zoffとのコラボメガネの場合) |
感度の高いセレクトに定評があり、トレンドを取り入れたいが、派手すぎないものを求めている方におすすめのブランドです。
増永眼鏡|日本の職人技が光る信頼の一本
1905年創業の増永眼鏡は、日本の眼鏡産業の礎を築いた老舗。精緻な手仕事による仕上がりと抜群の掛け心地で、長く愛用できる逸品です。
▼ブランド特徴まとめ
特徴 | 内容 |
デザイン | クラシカルで品のあるラインナップ |
ターゲット層 | 品質重視の30代以降の男性 |
人気モデル | GMSシリーズ、光輝、MASUNAGA by K三など |
価格帯 | 約40,000〜80,000円前後 |
眼鏡としての完成度が極めて高く、「本当に良いものを長く使いたい」というニーズにしっかり応えてくれます。
MOSCOT(モスコット)|レトロモダンな雰囲気が魅力
1915年創業のニューヨークブランドMOSCOTは、レトロな風合いと現代的な感性を融合させたデザインで、多くのファッション好きから支持を集めています。
▼ブランド特徴まとめ
特徴 | 内容 |
デザイン | 丸みのあるヴィンテージスタイル |
ターゲット層 | 感度の高い20代〜30代の男性 |
人気モデル | LEMTOSH、MILTZENなど |
価格帯 | 約35,000〜60,000円前後 |
クラシックなのに古臭さを感じさせない絶妙なバランスが魅力。コーディネートの主役になる一本を探している方にぴったりです。
メガネをもっと楽しむための使い方アイデア
メガネは「視力矯正の道具」という枠を超えて、ファッションや自己表現の一部として楽しまれるようになってきました。
ここでは、シーンごとの使い分けや顔型に合った選び方、長持ちさせるためのメンテナンス術など、メガネをより楽しく、快適に活用するための実践的なヒントを紹介します。
シーンで変える。TPO別メガネ活用術
メガネは「かけるだけ」のアイテムではありません。TPO(Time・Place・Occasion)に応じて使い分けることで、印象を自在にコントロールできるのです。
シーンに合ったメガネ選びは、清潔感や信頼感の演出にもつながります。
▼シーン別おすすめフレームスタイル
シーン | おすすめスタイル | 理由 |
ビジネス | スクエア型・細めの黒縁 | 知的・真面目な印象を与えやすい |
カジュアル | ウェリントン・ボストン型 | 柔らかく親しみやすい雰囲気に |
フォーマル | メタル素材・シンプルデザイン | 服装の格を下げず調和しやすい |
アウトドア・運転時 | スポーツタイプ・偏光レンズ | フィット性と視認性が求められる |
たとえば、スーツに合わせるならクラシックでシンプルな黒縁、休日のリラックススタイルなら丸みのあるボストン型など、目的に応じて“かけ替える”だけで、印象や快適さが大きく変わります。
数本持ちを前提にメガネを楽しむのもおすすめです。
顔型別・失敗しないフレーム選び
「何となく合っていない気がする…」という違和感の正体は、実は“顔型とのミスマッチ”かもしれません。自分の顔型に合ったフレームを選ぶことで、自然なバランスと美しさを引き出せます。
▼顔型別おすすめフレーム一覧
顔型 | 特徴 | 似合うフレーム |
丸顔 | 頬がふっくらし、輪郭に丸みがある | シャープなスクエア型やフォックス型 |
面長 | 顔が縦に長く見える | 横幅のあるボストン・ウェリントン型 |
ベース型 | 顎がしっかりし、エラが目立つ | 柔らかい曲線のラウンド型やオーバル型 |
三角顔 | 額が広く、顎が細め | 太めフレームや上部が強調されたデザイン |
フレーム選びでは「対比効果」を活かすことがポイント。たとえば丸顔の方は角のあるフレームで引き締まった印象に、面長の方は高さのあるフレームで縦の長さを緩和すると、自然なバランスが取れます。
試着時は正面だけでなく横顔や斜めからの印象も確認しましょう。
長く使うために。簡単お手入れのコツ
どんなに高品質なメガネでも、日々の使い方とケア次第で寿命や見た目は大きく変わります。清潔で整ったメガネは、相手にも良い印象を与えてくれます。
以下のポイントを押さえて、長く快適に使い続けましょう。
▼メガネを長持ちさせるお手入れポイント
項目 | 方法・注意点 |
レンズの拭き方 | 専用クロスを使用。乾拭きはNG、皮脂汚れは中性洗剤で洗浄 |
フレームの変形防止 | 片手ではなく両手で着脱する習慣を |
保管方法 | ケースに収納し、高温多湿を避ける |
定期調整 | 月に1回程度、店舗でのフィッティング調整を推奨 |
見た目を保つだけでなく、レンズの劣化やフレームの歪みを防ぐことは、快適な視界と安全性を保つためにも重要です。少しの手間で、メガネの寿命と見栄えが大きく変わります。
まとめ
メガネは視力を補うだけでなく、自分らしさや印象を表現する大切なアイテムです。ブランドによってデザインや機能、雰囲気は大きく異なるため、まずは自分の顔型やライフスタイルに合った一本を知ることから始めてみましょう。
本記事で紹介した10のブランドは、いずれも20〜40代の男性に支持されている信頼のあるものばかり。それぞれの魅力を比較しながら、自分の理想に近いスタイルを見つけてみてください。
また、TPOに応じた使い分けやお手入れの工夫を取り入れることで、メガネはさらに快適で長く楽しめる存在になります。機能性とデザイン性を兼ね備えた“本当に似合う一本”との出会いが、日常を少しだけ豊かにしてくれるはずです。