田川で見つける“美味しい”うどん。地元で人気の名店を厳選して紹介

「田川で美味しいうどんを食べたいけれど、どこに行けばいいかわからない」「せっかくならチェーン店ではなく、地元ならではのお店を知りたい」そんな風に思ってお店を探してみても、ネット上の情報が古かったり、実際どんな雰囲気かわからず迷ってしまうことはありませんか？

実は、福岡県田川エリアには、わざわざ足を運びたくなる個性豊かな個人経営のうどん店が点在しています。

この記事では、地元で長く愛されている名店の中から、自信を持っておすすめできる3軒を厳選しました。手打ちのコシを楽しめるお店から、朝早くから開いているソウルフード的なお店まで、それぞれの特徴をわかりやすくご紹介します。

バリエーション豊かで知られる田川のうどん。その特徴は？

田川のうどん店を巡ってみると、お店ごとにまったく違う個性を持っていることに気づきます。

朝早くから開いているお店もあれば、お昼だけの売り切れじまいのお店もあり、その日の予定や気分に合わせて使い分けられるのが面白いところです。​

▼田川うどんの特徴的なスタイル

かつて炭坑の町として栄えた田川では、忙しい仕事の合間に手早くエネルギーを補給できるうどんが重宝されてきました。

そうした背景が、今の多様な営業スタイルや、お腹をしっかり満たしてくれるボリューム感に残っているのかもしれません。 

作り手の顔が見える、田川の個性派うどん店3選

ここからは、チェーン店とは一味違う、店主のこだわりが詰まった個人経営のうどん店を3つご紹介します。どのお店も「わざわざ食べに行く価値」がある個性派揃いです。

手打うどん ちえ福｜麺がなくなり次第終了。透き通る出汁と手打ちのコシ

麺そのものの美味しさを味わいたいなら、まず訪れたいのが「ちえ福」です。

ここの特徴はなんといっても、店主が手塩にかけて打つこだわりの麺。博多うどん特有の「やわらかさ」とは一線を画す、しっかりとしたコシとモチモチ感が楽しめます。

特に人気なのが「かしわざるうどん」。冷水で締めた麺を、旨味の強いかしわ（鶏肉）が入ったつけ汁でいただくスタイルは、うどん通も唸る一杯です。

お昼時は行列ができることも多く、麺がなくなり次第終了となるため、早めの来店をおすすめします。​この一杯のために早起きしてでも行きたくなる、そんな特別なお店です。

▼手打うどん ちえ福の基本情報

味の蔵めん処九ちゃん｜割烹からの流れを汲む老舗。肉キツネうどんが一番人気

添田町にある「味の蔵めん処九ちゃん」は、蔵をイメージした和風の建築で、割烹のような落ち着いた雰囲気が特徴。そのため、他のうどん屋さんとは異なり、定食や惣菜も充実しており、「うどん単品だけでなく、しっかり食事もしたい」という時にぴったりです。

人気メニューの「肉キツネうどん」は、柔らかく甘辛く煮た油揚げとお肉が相性抜群。窓際の席からは駐車場が見え、ゆったりした雰囲気で食事が楽しめます。昼夜分割営業で、夜も営業しているのも特徴です。​

落ち着いた空間で、気取らない美味しい食事ができる、そんな大人のうどん屋さんです。

▼味の蔵めん処九ちゃんの基本情報

ドライブインかわら 立食いうどん｜朝6時30分から営業。ソウルフードのたこやきとセットで

香春町の国道沿いにある「ドライブインかわら」は、創業50年近い、地元の人々に愛される立食いうどん店です。朝6時30分からの早朝営業が特徴で、仕事前や朝ごはんに温かいうどんを啜る利用者が多くいます。

何といっても注目すべきは、同じドライブイン内にある「たこやき」との組み合わせ。ケチャップが配合された秘伝のソースが特徴的なたこやきを、うどんの出汁に浸して食べるのが地元流。昭和の懐かしい雰囲気の中で、シンプルながら奥深い味わいが堪能できます。​

朝の忙しい時間帯にも、気軽に立ち寄れる、田川のソウルフードスポットです。

▼ドライブインかわら 立食いうどんの基本情報

まとめ

田川のうどん店は、お店ごとに営業スタイルも味わいもまったく違います。

手打ち麺のコシを楽しむなら「ちえ福」、落ち着いて食事をするなら「九ちゃん」、そして朝早い時間からソウルフードを味わうなら「ドライブインかわら」と、その日の気分やスケジュールに合わせて選ぶことができます。

どのお店も長く地元で愛されてきた理由がわかる、個性豊かで温かい一杯を提供しています。ぜひ実際に足を運んで、あなたにぴったりの田川うどんを見つけてみてください。

※訪問の際は最新の営業情報を、各スポットの公式サイトやSNSで事前にご確認ください。