視力矯正のためにかけるメガネ。けれど最近では、「おしゃれアイテム」としての価値も高まり、メガネを主役にしたコーディネートを楽しむ人が増えています。とはいえ、「自分に似合うメガネがわからない」「どれを選べばおしゃれに見えるの?」と悩む方も多いはずです。
この記事では、自分にぴったり似合うメガネの選び方から、シーン別・ファッション別のコーディネート術まで、実践的で役立つ情報を丁寧にご紹介します。おしゃれと機能性を両立させたメガネ選びで、視力矯正だけでなく、毎日の印象までも変えてみませんか?
おしゃれなメガネ選びで日常をもっと素敵に
メガネは「視力を矯正する道具」であると同時に、「顔の一部」として印象を大きく左右するファッションアイテムでもあります。特におしゃれな印象を与えるためには、自分の顔に似合うフレームやTPOに合った選び方が重要です。
ここではまず、メガネ選びで大切な3つのポイントを詳しく見ていきましょう。
自分の顔型に合ったメガネフレームを見つけよう
自分の顔の形に合ったメガネを選ぶことは、垢抜けた印象を与える第一歩です。フレームの形によって、顔全体のバランスが整ったり、逆に違和感が出たりすることもあります。
以下の表に、顔型ごとのおすすめフレームと避けたいフレームをまとめました。
顔型 | 特徴 | おすすめフレーム例 | 避けたいフレーム例 |
丸顔 | 柔らかく曲線的 | 角のあるスクエア・ウェリントン型 | 丸型や太めのラウンド型 |
面長 | 額やあごが長めで縦に長い印象 | 横幅のあるボストン・クラシック型 | 細長いオーバル型 |
逆三角形型 | 額が広く、あごが細い | フチが太めのラウンド型・ブロー型 | シャープなフレーム全般 |
ベース型 | あごやエラが張っている | 丸みのあるオーバル・ボストン型 | スクエア型や大きなフレーム |
自分の顔型を把握するためには、鏡で正面から顔を見て、縦横の比率や骨格のラインをチェックするのがポイント。店頭での試着や、AR試着ツールを活用するのも効果的です。
トレンドを押さえたフレーム選びのポイント
メガネ選びで外せないのが「トレンド」のチェックです。おしゃれに見せたいなら、古くさく見えるデザインは避けたいところ。2025年のメガネトレンドを押さえたうえで、自分らしい1本を選ぶのがコツです。
▼2025年注目のメガネトレンド
- 細めのメタルフレーム
→ 知的でスマートな印象。ビジネスシーンに◎ - クラシカルなボストン型
→ 丸みがあり柔らかい印象。男女問わず人気 - カラーフレーム(透明・ニュアンスカラー)
→ 肌なじみがよく、おしゃれ上級者に見せられる - 太めセルフレーム(黒縁・べっ甲)
→ 存在感があり、個性派やカジュアル好きにおすすめ
また、近年ではファッション性の高い「サングラス」タイプのメガネも注目を集めています。とくに紫外線対策としての実用性に加えて、デザイン性に優れたアイテムが増えており、春夏のスタイリングに取り入れる方も増加傾向です。薄いカラーレンズを用いたラウンド型サングラスなどは、アクセサリー感覚で使えるアイテムとして人気です。
さらに、フレームのデザインでは「ラウンド型」の流行も継続中です。丸みのあるこの形状は、柔らかさやレトロ感を演出でき、男女問わず使いやすいのが魅力です。中でも「メタル素材」のラウンドフレームは、軽量で顔なじみも良く、クラシックかつスタイリッシュな印象を同時に与えてくれるため、ビジネスカジュアルにも対応可能な万能アイテムです。
ほかにも、フレームの素材や軽さも見た目の印象に大きく関わる要素です。以下に代表的なフレーム素材の特徴を比較しました。
▼代表的なフレーム素材の比較表
素材 | 特徴 | 向いている人 |
チタン | 軽くて丈夫。金属アレルギーにも対応 | 長時間かける人、肌が敏感な人 |
プラスチック | カラバリ豊富でデザイン性に優れる | おしゃれを楽しみたい人 |
アセテート | 高級感があり、カジュアルにもフォーマルにも合う | トレンドを意識したい人 |
トレンドは常に変化しますが、流行と自分の個性のバランスを取ることが、結果的に「自分らしいおしゃれ」に繋がります。
仕事とプライベートで使い分けるメガネのおしゃれ術
一つのメガネですべてのシーンをカバーしようとすると、どうしても「無難」な選択になりがちです。しかし、TPOに応じてメガネを使い分けることで、印象は格段に良くなります。
ここでは、ビジネスとプライベート、それぞれに適したメガネ選びのポイントを紹介します。
▼ビジネスシーンにおすすめのフレーム
- 落ち着いた色味(黒・ネイビー・グレー)
- 細身でシャープなメタルフレーム
- 顔にしっかりフィットしてズレにくい設計
ビジネスシーンでは、相手に信頼感・知的さ・誠実さを与えるようなアイテムを選ぶとよいでしょう。一方で、プライベートでは以下のフレームもおすすめです。
▼プライベートシーンにおすすめのフレーム
- カラーフレームや柄入り(べっ甲・マーブル)
- 丸みのあるデザイン(ボストン型・ラウンド型)
- ファッションに合わせた素材・太さを楽しむ
近年は、カラーレンズを取り入れたサングラス調のメガネも、プライベートスタイルにおける新定番となりつつあります。例えば、薄いブルーやグレーのカラーレンズを採用したラウンド型フレームは、カジュアルな服装ともマッチし、自然な洒落感を演出してくれます。さらに、メタル素材のラウンドタイプは、フレーム自体が細く控えめながらも存在感を放ち、軽やかで品のある雰囲気を楽しむことができます。
このように、サングラスと通常のメガネの境界が曖昧になってきた昨今、トレンドを押さえた一歩先のおしゃれを楽しむためにも、カラーレンズや異素材ミックスのラウンド型メガネにぜひ注目してみてください。
おしゃれを引き立てるメガネの使い方・コーディネート術
メガネは、ただ顔につけるだけの道具ではありません。ファッションやメイクと組み合わせることで、顔まわり全体の印象をぐっと引き上げる力を持っています。
ここでは、メガネを使った印象アップ術を「ファッション」「メイク」「ビジネススタイル」に分けてご紹介します。
メガネとファッションを調和させるカラーコーディネート
メガネと服の相性を意識して選ぶことで、統一感のある洗練された印象を演出できます。以下に、よく使われるフレームカラーと、それに合う服装の例を一覧表でまとめました。
▼メガネのフレームカラーと相性の良い服装スタイルの一例
フレームカラー | 印象 | 合う服装スタイル例 |
ブラック | クール・知的 | モノトーンコーデ、ビジネススーツなど |
べっ甲柄 | 柔らか・ナチュラル | ベージュやカーキのカジュアルコーデ |
クリア(透明) | 抜け感・爽やか | 淡色コーデ、ミニマルスタイル |
ゴールド | 上品・華やか | きれいめカジュアル、ドレッシーな装い |
ネイビー | 落ち着き・誠実 | ビジネスカジュアル、オフィスカジュアル |
また、全身のトーンに合わせてメガネを選ぶ「トーン・オン・トーン」スタイルもおすすめです。たとえば、淡いグレートーンの服には薄いグレーフレーム、アースカラーのコーデにはブラウン系フレームがよく合います。
メガネとメイクの相性で垢抜け効果を狙おう
特に女性にとっては、「メガネをかけると顔が地味になる」「メイクが映えない」という悩みがつきものです。しかし、ポイントを押さえれば、メガネとメイクを組み合わせてぐっと垢抜けた印象に仕上げることができます。
▼メガネと相性が良い垢抜けメイクのコツ
- 眉はフレームとバランスよく整える
→ メガネの上から見える眉は、輪郭と濃さを意識することで整った印象に。 - 目元はナチュラル〜ハッキリの中間を狙う
→ 濃すぎるアイラインはフレームとぶつかるため、ブラウン系で柔らかさを出す。 - チークとリップで血色感をプラス
→ メガネで目元が主張される分、顔色が沈まないようにバランスをとるのが◎。
メガネのフレームが太いほど、メイクは控えめに。細いフレームやリムレスの場合は、目元を少し強調するのが美バランスのコツです。
メンズ必見!ビジネスシーンで映えるおしゃれメガネ
男性にとっても、メガネは第一印象を左右する大切なアイテム。特にビジネスシーンでは「信頼感」「清潔感」「知的さ」といった印象を与えることが求められます。
以下は、ビジネスシーンにおすすめのメガネスタイルの比較表です。
フレームタイプ | 特徴 | 与える印象 |
メタルフレーム(シルバー/ブラック) | シャープで軽量、スタイリッシュ | 知的・スマート |
ハーフリムタイプ | 上部にだけリムがあり控えめ | 落ち着き・誠実 |
細めのスクエア型 | 顔なじみがよく、万人受けする形状 | 清潔感・実直さ |
マットカラーのフレーム | ギラつかず、ビジネス服とも好相性 | 安定感・信頼感 |
さらに、以下のような工夫を加えることで、より印象的な「できるビジネスマン」に!
- シャツの襟元に合わせてフレームカラーを選ぶ
- ヘアスタイルと合わせたフレームの太さ調整
- ノーズパッドのフィット感を重視して、長時間の着用でもストレスを減らす
ビジネスとカジュアルの中間的なデザインを選ぶことで、オンオフ兼用も可能になります。
おしゃれで機能的なおすすめメガネブランド
メガネをおしゃれに楽しむためには、フレームの形や色だけでなく、「どのブランドを選ぶか」も大切なポイントです。近年では、リーズナブルでトレンド感のあるブランドから、デザイン性と品質を兼ね備えたハイエンドブランドまで、選択肢が豊富です。
ここでは、目的や好みに応じておすすめのブランドを紹介し、選び方のヒントも併せてお伝えします。
初心者にもやさしいコスパ重視のメガネブランド
はじめておしゃれメガネに挑戦する方にとって、「価格」と「試しやすさ」はとても大切な要素です。以下は、コスパに優れた人気ブランドの比較表です。
▼コスパ重視のメガネブランドの特徴
ブランド名 | 価格帯 | 特徴 | こんな人におすすめ |
JINS(ジンズ) | 5,000〜10,000円 | 種類が豊富で店舗数も多く、気軽に試せる | 初めてのおしゃれメガネを探す方 |
Zoff(ゾフ) | 5,000〜15,000円 | トレンド感が強く、限定コラボも人気 | カジュアルにも仕事にも使いたい方 |
OWNDAYS(オンデーズ) | 6,000〜13,000円 | レンズ代込みで明瞭価格、即日仕上げが可能 | 忙しい社会人や学生 |
これらのブランドは、店舗での試着体験がしやすく、視力検査やアフターサービスも充実しているため、初心者にとっても安心です。
デザイン性で選ぶこだわり派のメガネブランド
「人とかぶりたくない」「とにかくデザイン重視で選びたい」方には、個性や感性を反映できるデザイン性の高いブランドがおすすめです。国内外から人気のブランドをピックアップしました。
▼デザイン性が高いメガネブランドの特徴
ブランド名 | 特徴・世界観 | 価格帯目安 |
BJ CLASSIC COLLECTION | 職人技が光る日本製、クラシックかつ上品 | 30,000〜50,000円 |
Oliver Peoples | ロサンゼルス発、都会的で洗練されたデザイン | 40,000〜70,000円 |
EYEVAN(アイヴァン) | 日本発のファッションブランド系デザイン | 30,000〜60,000円 |
Moscot(モスコット) | ニューヨークの老舗、クラシカルで重厚感あり | 30,000〜50,000円 |
こだわり派にとっては、「所有する満足感」や「ストーリーのあるブランド選び」が醍醐味です。服やライフスタイルと合わせて、自分に合う世界観を持つブランドを選びましょう。
店舗での試着やオンライン購入時の注意点
メガネは顔の印象を大きく左右するアイテムだからこそ、購入方法の選択も重要です。
以下の表で、「店頭購入」と「オンライン購入」のメリット・注意点を比較してみましょう。
▼店頭購入とオンライン購入のメリット・注意点
項目 | 店頭購入の特徴 | オンライン購入の特徴 |
試着・サイズ感 | 実物を手に取って装着感・印象を直接確認できる | AR試着や自宅試着サービスが主流だが、実際のサイズ感は想像頼り |
スタッフのサポート | スタッフと相談しながらフィッティングやレンズ選びが可能 | 基本は自己判断。チャットサポートやレビューで情報を補完することが多い |
受け取りまでの早さ | 即日仕上げ対応の店舗もあり、その場で受け取れることが多い | 注文から到着まで数日かかる(即日発送対応サイトも一部あり) |
品揃え | 店舗の規模によっては取り扱いブランドやフレームに限りがある | ブランド・モデル・カラーバリエーションが豊富で比較検討がしやすい |
購入体験 | 実店舗での対面接客により安心感がある | 自宅で落ち着いて購入できる、混雑やプレッシャーがない |
注意点 | 店員に急かされて納得のいかない買い物になる可能性もある | 実物とのギャップ、サイズ・フィット感の違いに注意が必要 |
どちらの購入方法にもメリット・デメリットがあるため、自分のスタイルや目的、予算に合った方法を選ぶことが大切です。
最近では「店舗で試着 → オンラインで購入」やその逆のO2O(Online to Offline)型の買い方も浸透しており、状況に応じた使い分けが主流となっています。
まとめ
メガネは視力を補う道具であると同時に、顔の印象やファッションを左右する大切なアイテムです。自分の顔型に合ったフレームを選び、シーンや服装に合わせた使い分けを意識することで、ぐっとおしゃれな印象に近づけます。
さらに、トレンドを押さえたブランド選びや購入方法の工夫も、満足のいく一本に出会う鍵となります。ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、あなたらしいメガネスタイルを見つけてみてください。
毎日の「見る」と「見られる」が、もっと楽しくなるはずです。